今回のblogテーマは
声に関する「ノンバーバル」について

台詞を扱うとき
自分の言いやすい言い回し方に
引っ張られないためにも
そして
言い回しに癖を付けないためにも
普段の日常会話から
意識しておくことです
稽古場や撮影現場で指摘されても
普段意識してなければ
すぐには変えられないからです💦
最近は本読みの段階で
「セリフに意味を付けないで普通に読んで」
と言われることも増えているようですね
【チェックリスト】
①「口癖」はありませんか?
まあ、えっと、えー、だって、でも...他
NG言葉ではありませんが
あまり沢山出てくると
聞き手はそれをただの癖と認識します
②「語尾の扱い」
・語尾が延びる
・語尾が(音が)下がる
言葉の語尾の収め方が下手な人は
多いと言われています
言葉尻によって
同じことを言っても印象が変わるからです
特に日本語は
言葉を最後まではっきり言わないと
結末が分からないため
尻つぼみに語尾の声が小さく消えないよう
最後まで声を支えましょう
③言葉がぶつ切り
話の中で言葉を切りすぎるとリズムが悪く
聴き手は意識して聞こうとしなければ
話が入ってこないので集中力が切れてしまう
④声の強弱や音のメリハリ
言葉の内容だけを伝えたい場合は平板に。
色を付けて豊かに話す場合は強弱メリハリ。
これらは
使い分けが出来るようになると良いですね!










他にも沢山ありますが
多くのひとが持つ癖のポイントを挙げました
私たち俳優にとっては
セリフを扱うのでとても大切なことですが
セリフを綺麗に言おうとか
饒舌に(上手く)言いたいなど
テクニックに走ってしまうと
例え綺麗には伝わっても
残念ながら肝心な伝えたい内容や
印象が残らない事があります
大切なのは感情や想いが自分の声を通して
言葉に乗せられること
そして
レスポンス良く反応できること
今回は声に関するノンバーバルでしたが
ここに他のノンバーバルも加わるとなると
表現は更に豊かになりますね!

自分の話し方の癖を知り
耳を鍛えていきましょう!
AR演技メソード認定コーチ
津村朱実