シリーズ6作目になると思うのですが、私の中では一番原作のテレビシリーズ「スパイ大作戦」を彷彿させ、間違えなくシリーズ最高傑作だと思いました。
今回トム・クルーズ演じる主人公イーサン・ハントの「一人の仲間を救うためには、多くの人間の犠牲も厭わない優しさが、最大の欠点であり、長所でもある。」という内容の長官のセリフの通り、冒頭から「えっ!」と思うイーサンのミスの連続でストーリーが展開していきます。
このミスの連続、急な作戦の変更を余儀なくされる主人公たち、またまたミスだと思っていた作戦が敵を騙す為の罠で、観客も一緒に騙され、その後の展開にホッと胸を撫で下ろします。ここがテレビシリーズ世代の私が「スパイ大作戦」を一番感じたポイントだと思います。
それから、毎回話題となるトムのアクションシーンも更にパワーアップしています。
メイキング映像で話題となったビルからビルへの骨折ジャンプや高度7000mを越える高さからのパラシュート降下。そして自らが操縦するヘリコプターでのスカイスタント。・・・凄いとしか言い様がありません。「凄い!」
また、恒例のカースタントやバイクスタントも見事で、ボディスタントではトイレでの格闘シーンは必見です!
そして、この作品で私が一番印象に残ったシーンが、ヘリコプターから吊るされた積み荷の上に落ちて行くトムのスタントです。ぶら下がったヘリから3度落ちて行くNGシーンは、まさにジャッキー・チェンの「プロジェクトA」そのものです。
ハリウッド最強のアクションスターとアジアが生んだ最強のアクションスターの共演・・・観たいですね!
最新テクノロジーを駆使したトム・クルーズのアクションと、香港映画の肉体アナログアクションのジャッキー・チェンが融合した時 、世界最強のアクション映画が完成する事でしょう!