今月の初旬に香港に居住しているアメリカ人とフランスの知人から「Happy New Year!」というメールが届きました。
おそらく、彼らが仕事でお付き合いのある香港、シンガポール、中国の友人たちへのメールと一緒に送信したのでしょう。
逆に日本を頻繁に訪れる香港やシンガポールの友人からはそのようなメールはありません。彼らは日本では新暦の正月をお祝いすることを知っているからです。
アジアでは、中国(香港、マカオを含む)、韓国、北朝鮮、ベトナム、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ブルネイ、モンゴルの9カ国が旧暦(太陰太陽暦)に基づいた正月を祭日としてるようですから、日本以外の東アジア諸国は旧正月を公的な祝日としているのです。
日本では春分の豆まきや恵方巻きの習慣以外には余り残っていない旧暦の習慣ですがアジア全体で見れば日本は少数派であることが分かります。
明治期の日本は「脱亜論」で語られたように、徳川時代の日本や清国、李氏朝鮮において支配的であった儒教的価値観や社会制度から脱却し、西洋的価値観を日本に導入することを目指していました。
かつての日本はひたすらに欧米と肩を並べることに必死でしたが、今になってみると東アジア圏においては旧正月を公的な祝日としては祝わないという意味において例外的な国になってしまったのでしょう。
株式会社アクティオ
代表取締役 遠藤薫
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