BRICS(ブラジル、ロシア、インド、中国)が世界経済の成長センターとして注目されたのは2003年のゴールドマンサックスのレポートがきっかけでした。
今やブリックス諸国の経済は西側先進国を凌駕する規模になっています。
2011年にはフィデリティインベストメントが新たな新興経済グループとしてMINTという呼称の国々(メキシコ、インドネシア、ナイジェリア、トルコ)に注目すべきだと発表しましたが、まだBRICSほどの認知はされていないようです。
日本ではこれら4か国への理解にバラツキがあるようです。
最も身近な国はおそらくインドネシアでしょう。ジャカルタに行ったことはなくともバリ島は日本人になじみの深い旅行先になっています。
ただし、観光地としての発展については知っていても資源国としての一面はあまり知られてないようです。
実際のところインドネシアは石油、石炭、鉄鉱石等の資源を有する国であり、多くの富裕層が存在します。
トルコについては東西の要衝に位置する地政学的な重要性に目が奪われがちですがEU諸国と比してその成長性は高く、特にヨーロッパ経済を上回る成長性については衆目が一致するところです。
メキシコはトランプ大統領に振り回されているものの好調なアメリカ経済のメリットを享受することは明らかで着実な成長を遂げています。
残るナイジェリアですが、この国も産油国であり石油価格に一喜一憂する経済構造からなかなか脱却できないできました。
しかしながら2億人を超える人口を抱え今世紀末には7億3000万人に達すると予想される人口規模を背景に世界から熱い視線が注がれています。
石油収入の80%は人口の1%が支配しているといわれていますがナイジェリア人の超富裕層は着実にその富を増やしているようです。
バブル最盛期のころ、パリやロンドンの高級品店では日本人がたいそう派手な買い物をしていました。
その後、中国人やロシア人が高級ブランド市場を席捲し、各社とも中国語を話せる店舗スタッフを拡充しましたが、MINT各国の富裕層についても少しずつ認知度が高まっているようです。
日本ではいまだにMINT各国はなじみの薄い国々かもしれませんが世界経済における新たな牽引役になろうとしていることは理解しておくべきでしょう。
株式会社アクティオ
代表取締役 遠藤薫
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