予告を観たときよりも想像と違い驚きましたし
むしろワーナー版トイ・ストーリーのような感じでしたし大袈裟に言えば1~3まで観たようなそんな映画だったなと思いましたね。

 あのミームを作ってる人たちはやはり観ていない可能性はかなりありますねと、思えるような映画でしたね。

 それに、バービーに対する皮肉ももあり「バービーのせいでフェミニズムが50年遅れた」と言っていたキャラクターもいたんですけど、それはバービーが人間界に行きとある人間の女の子に「バービーは女の子たちにパワフルにしたよね」と話していた時だったから、面白かったかもしれない。

 それにバービーの会社であるマテル社のCEOや役員が占めているのが男性ばかりで、バービーランドは大統領や工事現場、ノーベル賞受賞者までもがバービーという女性だったのに対し人間界に行けば逆の立場で男性が支配している設定はなかなか、毒だなと。

 だけど、それに喜んでいたのがケンであり彼はバービーランドではお飾り的な存在で、ないがしろにされていたがそれが人間界に行けば逆に喜んで、バービーランドを今度は支配してやろうと学んでいくのがなんか、立場が変わるとその立場も変わっていくのがなんか痛烈な皮肉ですかね。

 ですけど、それだけでなくて最後にケンと和解してバービーは自分の存在価値観に悩んでいて、最後に悩んだ末に人間になりたいと決意しましたが、確かにバービーもバービーランドに残れば死を恐れなくても良いですけどそれでも最後は人間になったことは感動したかなと思いますね。

 やはり、後半になるとケンたちのダンスシーンは要らないかなと思ったり、以外にバービーという子供向けな映画かなとは思いきや、実際は世間の皮肉やブラックジョークのオンパレードでしたので、それを出すのはいけないわけではないですけどやはりある意味大人向けな内容であり、攻めている反面やはり賛否両論的な内容でもありますけど、自分はありですかね。

 それにライアン・ゴスリングやシム・リウがケンの役をやっていたりシークレットインベージョンのクラヴィグ役の人までもがケン役だとは、それは笑えましたね。

 見た目はピンクで、ふざけているような内容かと思いきや実際はブラックジョークわ皮肉のオンパレードで大人向けな作品ですけど、それでもバービーの内容とは思えないほど深いですので、この夏はおすすめしたいですね。