終戦の日を迎えて、朴信浩監督より | ACT FACTORY TOPIX公式ブログ

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今年も8月15日がやってきました。
日本国民にとっては慰霊の日です。
また大戦中日本軍の一員として戦った朝鮮人にとっても、本来はそうであるべき日です。
本来政治の議論となってはいけない靖国神社参拝と戦没者慰霊、そしてそれに対する3ヶ国の干渉についてコメントをいただきました。

慰霊への姿勢

この時期になると、「終戦記念日」という言葉が思い浮かんできます。韓国、北朝鮮とっては祖国解放の日(光復節/韓国、祖国解放記念日/北朝鮮)です。
中国、韓国、北朝鮮は、日本の政治家の靖国神社への参拝、戦没者への慰霊・追悼に対し、何かと文句を付け、圧力をかけています。

日本の戦没者を祀る靖国神社参拝に反対し、圧力をかけてくるのは、朝鮮半島や中国大陸において、過酷な植民地支配や傀儡政権を通じた搾取などをした、そしてその挙げ句に朝鮮人や中国人を狩り集め、鉄砲の弾のような扱いで戦地に送った、牛馬の如くこき使ったなどという主張が、中国、韓国、北朝鮮の3ヶ国にあるからでしょう。

確かに朝鮮半島では兵士の募集と労務者の動員が行われ、中国大陸でも労務者の動員が行われました。しかし当時、当然ですが、まず日本人が戦争に動員されています。戦線が四方八方に拡大する中、誰もが過酷な戦地に赴かなければならない状況にありました。御国の為に戦火の中で、血を流し、銃弾に倒れていったのは、徴兵で集められた日本の若者たちからだったというのも事実です。

このようなことに思いを馳せるうちに、幼かったころのことを思い出しました。小学校3年くらいだったと思います。実家の工場に、職人工で働いていた大正生まれの方がいました。

そのおじさんは仕事が終わった後など、子供だった自分によく昔の話をしてくれました。おじさんは大日本帝国陸軍に所属していて、上等兵まで昇進したそうです。徴兵後の訓練期間では、指導に当たる士官に口答えなどしようものなら、顔の形が変わるまで殴られた事を話してくれました。
兵隊服姿をした当時の写真を見せてくれたこともありました。また陸軍では柔道の段も取ったそうで、その当時使っていた柔道着をわざわざ工場にもって来て、仕事が終わった後に自分に見せてくれたりもしました。しかし一見した所、どう見てもそのように見えなかったので子供心に「嘘つくなボケ」と思ったものです。

おじさんは、酒癖が悪くて飲むとすぐ人に絡む癖があり、自分もよく呼びつけられ、話に付き合わされました。あるとき、おじさんはズボンの裾をまくり上げ、臑を見せ、ある場所を指して「これが銃に打たれたところや」と言いました。顔を近付けて見てみると、確かに銃痕であることがわかりました。他に横腹、腕、肩などの弾が擦った所を見せてくれました。そして銃撃戦になったとき、同じ部隊の隊員が、敵から滅多撃ちされ、次々と倒れていく様子を間近で見たということでした。

おじさんは「死ぬまで天皇陛下万歳! と叫んでいたよ」と言った後、当時工場で飼っていた犬を連れ出し、いきなり犬の口に手をねじ込んで、犬が動けないようにしたのです。犬が泣き出したところで、おじさんは手を口から放しまし、「人を殺すときは、相手の舌を人差し指と親指で握り引っこ抜けば一発で死ぬよ」と意味不明な説明をしました。
このような戦争体験のあるおじさんでしたが、その3年後くらいに、呆気なく亡くなりました。酔っぱらって自転車に乗っていて、トラックにはねられ、即死だったようです。

あの時代は中国、韓国、北朝鮮だけではなく「戦争」の名の下で、戦争に巻き込まれた国のすべての人間が、過酷な状況にあったと思います。もちろん戦争がなければ、一番良かったのですが、当時の時代背景からして、それはどうしても回避できなかったのではないでしょうか。

先述のおじさんもそうであったように、あの時代、特別に中国人、朝鮮人だけが悲惨な思いをしたとは断言はできません。侵略した、植民地にしたとは言いますが、特別な悲惨な待遇は考えれません。韓国元大統領の朴正煕は憲兵として職務を保証されていたでしょうし、朝鮮人だからと言って「ナチスドイツのユダヤ人の虐殺」のようにむやみやたらに命を奪うようなことなかったと思います。その生き証人が自分「朴信浩」です。

これからの時代、中国、韓国、北朝鮮との新たな関係の構築のためには、「侵略」「植民地支配」の定義を緻密かつ厳密に考察し、解明していく必要があると思います。なぜなら、この「侵略」「植民地支配」が、3カ国にとって金を無心するアイテムにしかなっていない気がするからです。
尖閣問題での中国の行動、韓国大統領李明博の竹島不法上陸とその後の日本から親書への対応、北の拉致問題への対応、その他いろいろなことがある中で、自分はこの3カ国は本当に「侵略」「植民地支配」などをされて来たのかと疑問を持たざるを得ません。

このような状況から考えてみると、すべての政治家は、靖国神社に参拝し、戦没者を慰霊すべきだと思います。戦争が回避出来ない時代の中で、命を捧げた尊い犠牲に誠意を持って慰霊を行うべきでしょう。それについて何かを言える権限などない3ヶ国は、内政に干渉しない方がいいと思います。

特に多くの志願兵を出した韓国、北朝鮮では、日本の戦争に従軍し、戦死した方の身内が、その冥福を祈るのは、自国にとっての非国民となる行為となるのかぜひ訊いてみたいくらいです。

毎回自分は中国、韓国、北朝鮮について厳しい発言をしていますが、自分の存在のルーツである韓国が嫌いで、その対日姿勢が韓国に近い北朝鮮や中国にも同じような感覚を持ってこのようなことを書いているのではありません。
特に韓国には在日韓国人が誇りに思えるような祖国になってもらいたいからです。そこから初めて新しい時代というものが形成されていくのではないかと感じるからです。

そして希望ではありますが、中国、韓国、北朝鮮などは在特会などの勢力に対して正々堂々と対峙してほしいと思います。

中国、韓国、北朝鮮に非がなければ必ずできるはずです。