(詩篇 37:4-6、改訳) [4] 主を己の喜びとせよ。主はあなたの心の願いをかなえられる。[5] あなたの道を主にゆだねよ。主に信頼せよ、主が成し遂げてくださる。[6] 主はあなたの義を光のように、あなたの公正を真昼の太陽のように輝かされる。

 

 

私たちの人生は、誰もが例外なく弱い存在です。一生を生きる間に数々の危機が押し寄せてきますが、私たちはそれを予測することもできず、たとえ事前に知っていたとしても、それを乗り越える力が無い場合が多々あります。

 

 

それゆえに、知恵ある信仰の先輩たちは自らの弱さを悟り、神の翼の陰に逃れて主の助けに寄り頼みました。ダビデもこのように歌っています。 

(詩篇 57:1、改訳) 神よ、私を憐れんでください、私を憐れんでください。私の魂はあなたに身を寄せます。この災いが過ぎ去るまで、私はあなたの翼の陰に身を寄せます。

 

 

そうなのです。最も知恵のある人とは、IQの高い天才ではなく、むしろ自らの弱さを悟って神に寄り頼む人です。私たちが神に寄り頼むとき、神は驚くべき方法で私たちを立たせてくださいます。

 

 

シンガポールの建国の父リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 1923-2015)

 

リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 1923-2015)はシンガポールの政治家で、26年間にわたり首相を務めました。彼は小さくみすぼらしかった国であるシンガポールを、世界的な金融・物流の中心地へと発展させ、清廉な政府を築くことに貢献し、「建国の父」と呼ばれています。

 

 

 

シンガポールの建国の父リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 1923-2015)

 

 

1972年、リー・クアンユーはシンガポールを観光地として開発する計画を立てました。その際、観光庁が評価書を作成してリー・クアンユーに報告したのですが、その内容は次のようなものでした。

 

 

シンガポールの建国の父リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 1923-2015)

 

「中国には万里の長城や秦の始皇帝陵があります。エジプトにはピラミッドが、そして日本には富士山があります。しかし、シンガポールにはこれといった遺跡や名所がなく、1年中太陽が照りつけるだけなので、観光産業は発展しにくいです。」

 

 

 

シンガポールの建国の父リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 1923-2015)

 

その時、リー・クアンユーは返答をこのように書き記しました。「天は私たちに多くのものを与えてくれましたね。強い日差しがあれば十分です。」その言葉は、シンガポールの最大の長所である日差しを活用せよという意味でした。

 

 

 

シンガポールの建国の父リー・クアンユー(Lee Kuan Yew, 1923-2015)

 

 

この言葉を聞いた観光庁の職員たちは、年中降り注ぐ太陽の下で様々な木や花を育て、ボタニック・ガーデン(Botanic Gardens)を世界的な名所へと育て上げました。

 

 

 

ボタニック・ガーデン(Botanic Gardens)

 

 

そして、すでに開園していたジュロン・バードパーク(Jurong Bird Park)などと共に、シンガポールを美しい園芸国家、そして世界で5番目に観光収入の多い国へと成長させたのです。

 

 

 

ジュロン・バードパーク(Jurong Bird Park)

 

このように、知恵ある世のリーダーは、他国に比べて不足している資源であっても、それをタイムリーに活用して国を富強にし、国民を豊かにすることができます。しかし、私たちの神は、そもそも存在すらしないものを創り出されて、その民に食べさせ、飲ませてくださる方です。天から降ったマナがそれであり、岩から湧き出た水がそれです。

 

 

 

ボタニック・ガーデン(Botanic Gardens)

 

 

主を求める者は、すべての良いものに満ち足りて不足することがありません。ですから、聖書には次のように記されています。 (詩篇 34:10、改訳) 若き獅子は乏しくなって飢えることがあっても、主を求める者はすべての良いものに欠けることがない。

 

 

 

ボタニック・ガーデン(Botanic Gardens)

 

 

ですから、今日も神に寄り頼み、その御手の助けを真摯に求めてください。神は、ご自身に寄り頼む者を人生の中で決して恥ずべき目に遭わせることはなさいません。今日も主の助けによって勝利される聖徒となられますよう、主の御名によって祝福いたします。