こんにちは。
廣田明代です。
少しずつ春らしくなってまいりましたが皆様のいかがお過ごしでしょうか?
今回のブログ企画は
「バイロン卿の恋文」
メンバーの対談です。
今日のお相手は
劇団員の菊地正仁さん
お店はこちら
「ふぐちん」さん
千歳烏山めぇ〜る街にあります。
暖簾をくぐると
メニューがズラッと貼ってあります!!
お魚のお刺身や揚げ物、
一品料理から鍋物までなんでもあります。
奥にはテレビが備え付けてあり、
ちょうどカーリングの試合が流れていました。
常連さんの方が熱燗を飲みながら
試合を応援している和やかなムード。
実家かな??というくらい落ち着く雰囲気。
わくわくしてきたー!
まずはビールを頼んで、対談です!
稽古感想から
菊地
まず、この表現は演出意図としてありか、なしか、で作っていったからそこが難しかったかな。どうしても、やってみないとわからないことが多いから。
廣田
そうですね。
私は前に「僕の東京日記」でも菊地さんや彩乃さんと共演させていただいたのですが、ここまで絡むことがなくて。
そこで思うのは、劇団員の方は演出の小西さんの意図を汲んで表現することに慣れているのかな、と思いました。
菊地
そうか。俺は「より面白いものを作りたい」という気持ちの方が大きいかな。
廣田
そうなのですね。
私、バイロン卿の恋文の立ち稽古の時、菊地さんがお芝居で思いっきり倒れた時に「こんなにやって良いんだ!」
って感動しました。
これくらい色んなことを持ち込んで、やってみて良いんだって。
菊地
笑
兎に角たくさん持ち込んで、演出家にダメだと言われれば辞めれば良いんだよ。
若い子たちは何か言われるとすぐ辞めてしまうから、そうじゃなくてやり方がよくない場合もある。それは方法を考えれば良いんだよ。
自分自身「上手くやろうとする」のが先行してしまって何もチャレンジできていないのだなあ。と改めて思いました。
揚げ出し豆腐に
なすサラダ
桜海老の掻き揚げなど!
揚げ物はサクサクふわふわで美味しい。
テネシー・ウィリアムズの作品について
廣田
菊地さんはどのような印象を持たれましたか?
菊地
暗い、兎に角暗い印象かな。
廣田
なるほど笑
私はあまり暗い印象はないかなあ。
なんだかちょっと共感することもあるような。そんな気もします。
テネシー・ウィリアムズが、チェーホフの「かもめ」の影響を受けているとのことでしたが、その点についてはいかがですか?
チェーホフと比べると、登場人物たちの一生懸命さがない。かな。
「かもめ」も全員が生きることに一生懸命だけど、ベクトルが違って噛み合っていないように思う。
その逆でテネシー・ウィリアムズの作品に出てくる人は暇なそうな人、というか。
テネシー・ウィリアムズ自身、チェーホフに影響を受けたのは文体というか、物語の進め方についてなのかな。
廣田
アクト青山では最近では2017年の「かもめ」など、チェーホフはたくさん上演されていますが、テネシー・ウィリアムズは初めて。
緊張もしますが、劇団初上演の作品に出演させていただけることは凄く有難いし、挑戦のしがいがありますね。
菊地
ちなみ「バイロン卿の恋文」の役の中で演ってみたい役はある?
廣田
最初台本を読んだときは夫人かオールドミスかな、と思いました。
菊地さんは何役ですか?
菊地
老女かな。
たくさん仕込んで横から茶々を入れる役が好き笑
昼は公務員、
夜はヒッピーなピータンを演じられていました。
この時は役者が総勢13人と大所帯でしたね。
「バイロン卿の恋文」とは座組の雰囲気も違いますし、私が演じる上村のり子とは台本上絡みがほとんどありませんでしたね。
菊地
そうだね。
俺も本科生の子たちとお芝居するのは久しぶりだったし楽しかったかな。
2人の共通点は
廣田
私、これは知ってます。
鋼の錬金術師が好きなんですー!
菊地
そうなの?
俺もハガレンは好きだよ。
廣田
初めてアニメを見たときは衝撃が走りました。なにこれー!って!
菊地
俺も初めてアニメを見たときは思ったなあ。
ここからハガレントークなので端折ります笑
2人の共通点は鋼の錬金術師がすき!
騙す方?騙される方?
廣田
菊地さんはどちらですか?
菊地
俺は騙される方かな。
騙されている方が、騙すより疲れない笑
廣田
な、なるほど。
菊地
なんというか、騙すってそれだけエネルギーを使うことだと思うんだよね。だからそれよりは騙されている方が良いかな。
明代ちゃんは?
廣田
私は騙されたくないから騙す方です笑
菊地
笑
美味しいご飯とお酒も進み、今回はこの辺りでお開きとなりました。
本番まであと2週間。
稽古も佳境です。
より面白いものを、テネシーウィリアムズの世界をお届けできるよう、精進いたします。
3月21日は
アクト青山で「バイロン卿の恋文」!
皆様のお越しを心よりお待ちしております💌
※居酒屋ふぐちんは
18:00〜4:30まで営業。
定休日は木曜日となります。(2018.3.4現在)
お立ち寄りの際はお気をつけください。
演劇集団アクト青山
テアスタ(春)
『近代古典傑作短編選』
演出 小西優司
3月21日(水)〜25日(日)
3月21日(水)
『バイロン卿の恋文』
作 テネシー・ウィリアムズ
出演 竹田真季 中西彩乃 廣田明代 菊地正仁
13:00/16:00/19:30
3月22日(木)
『赦せない行為』
作 森本薫
出演 小此木富美子 佐古達哉
16:00/19:30
3月23日(金)
『宮城野』
作 矢代静一
出演 山辺恵 高村賢
16:00/19:30
3月24日(土)
『ぶらんこ』
作 岸田國士
出演 桃木正尚 蔭山みこ 小野晋太朗
16:00/19:30
3月25日(日)
『白鳥の歌』
作 A.P.チェーホフ
出演 小西優司 倉島聡
13:00/16:00/19:30
*開場は開演の30分前
*開演後のご入場はご遠慮頂いています
*開演は事情により5分程度遅れる場合があります
*『ぶらんこ』は本編中、喫煙シーンがあります
チケット料金 ¥1500(半券割有り〼)
チケット予約 カルテットオンライン
公演Twitter
演劇集団アクト青山活動ブログ
お問い合わせ先
engeki.act.aoyama@gmail.com
場所
演劇集団アクト青山アトリエ
世田谷区北烏山7-5-9
アクセス
京王線千歳烏山駅より徒歩20分
千歳烏山駅前より小田急バス「吉祥寺行き」にて「ときわ橋」下車1分。
吉祥寺駅より小田急バス「千歳烏山行き」にて「ときわ橋」下車1分。
近代古典戯曲の名作を、日替わりで上演致します。アクト青山が春に送る5つの物語。短編ならではの色濃く現れる作者の魅力を、是非アトリエで間近にお楽しみ下さい。