こんばんは!
アクト青山制作部、岩崎友香です。
近代古典傑作短編選、本番まで1ヶ月を切りました!!
各チーム、さらに熱い稽古を繰り広げております。
ご期待くださいませ(o^^o)
すでに席がかなり埋まってきている回もございます。お早目のご予約をオススメいたします!
「気になるけど、観劇なんてしたことないしな〜、ぅーん。」
という方もいらっしゃるかと思います。
お問い合わせいただきましたら対応いたしますので、お気軽にどうぞ♪↓
さて。
制作部がお送りしてます「ゆかりの地ご紹介」、
私は、
3/25(日)上演される
チェーホフ 「白鳥の歌」の
ゆかりの地をご紹介したいと思います!
小西優司演じるスヴェトロヴィドフの背中。
その前に、前置きとして少しだけ。
チェーホフって、ご存知ですか?
演劇に馴染みがない場合
いまいちピンと来ない方もいるかと思うので、
少しだけ紹介します。
本名をアントン・パーヴロヴィチ・チェーホフ。
ロシアの劇作家です。戯曲より小説をいっぱい書いています。
日本はなんと、本国ロシアを除けば、世界一チェーホフを数多く上演してるそうです!
世界中で多く上演されてる劇作家ランキングは
1位 シェイクスピア
2位 チェーホフ
なんですって(^^)
演劇に馴染みがない方もシェイクスピアは聞いたことあるはず!
その次に上演回数が多いんだから、かなりの大人気です。
そんなチェーホフ、
なんと、劇作家であると同時に、お医者様でもあるわけです。
ぅわーーーインテリすぎるーーー!!!
きっと、ザ・ガリ勉くんな容姿なんでしょうよ、とひねくれ者の岩崎はそう思います(゚∀゚)
ご本人様のお写真は、こちら!
めっっっちゃイケメンじゃないですか。
いやいやいやいや。「天は二物を与えず」ってやつ、アレ嘘ですね、あーらら。
チェーホフの名言に、
「文学は愛人、本妻は医学」
というものがあります。
文学でも医学でも才能を発揮したチェーホフだからこその言葉ですね。
かっちょいい。
そんなチェーホフが、
生まれ育ち、
執筆活動に励んだ場所ってどんなとこなんでしょうか?
ご紹介します!!
チェーホフが生まれたのは1860年、タガンローグという港町。
いまでも、ここにはチェーホフの生家が残されてるそうです。
こちら!
可愛い・・・☆彡
そりゃ、維持する為手入れされて、この状態でしょうが
それにしても可愛らしいおしゃれなおうちですね(^^)
タガンローグに行くと、チェーホフ生家、チェーホフが店番をしたお店、チェーホフの通った学校などを100年以上経ったいまでも見られるとのことで、
人気の観光名所のようです(o^^o)
タガンローグ中学校を卒業して、やってきたのが、モスクワ。
都市ですね。モスクワ大学の医学部に進学します。
医学の勉強をしながら、家族に仕送りもしなきゃいけない状態だったアントン・チェーホフは、
短編作家になって小遣い稼ぎをすることにします。
注文に応じてさらさら文章が書けるタイプだったので、
小遣い稼ぎをしながら文章の修行をすることにしました。
(医学部で勉強しながら…ですよ、凄すぎる…)
短編小説を、書いて書いて書いて書きまくってたチェーホフ!
そんなとき、グリゴローヴィチという先輩作家に「あなたは才能を浪費している」という忠告をされます。
「…そっかぁ」
と考えたチェーホフは、忠告を聞き入れて、
もう少し腰を据えて文学に向き合うことにします。
このあたりでお引越し。
メリホヴォ村に生活拠点を移します。
ここで執筆活動に励みつつ、お医者さんとしての治療もしながら、暮らします。
制作年からすると、今回上演する「白鳥の歌」はこの前後で書かれたものかと思います。
このメリホヴォ村のお家、現在は「チェーホフの家博物館」になってます。
屋敷や庭園が綺麗で、散歩にぴったりの場所だとか。
モスクワから電車で一時間半くらい。
チェーホフの暮らしぶりも伝わる場所だそうです。↓
チェーホフが好きな薔薇が咲いてますね。
死後20年して、「アントン・チェーホフ 」という名前の薔薇も作られたそうです。
チェーホフが、患者さんを診察・治療する部屋も↓
貧しい方は、無料で治療してあげたそうです…!
執筆活動をするときは、こちらで↓
わ。可愛いなぁ、こりゃまた♪
この場所で、チェーホフ戯曲として有名な「かもめ」、それから「ワーニャ伯父さん」が執筆されました。
1898年、持病の結核が悪化、良い空気と太陽のある クリミア半島ヤルタに移住。
5年間、ここで暮らします。
この地で「三人姉妹」「桜の園」が生まれました。
ここも、「チェーホフの家博物館」になってます。
中は生活感に溢れているらしい↓
ヤルタの劇場は、現在チェーホフ劇場と名付けられ、世界中から劇団が訪れる演劇祭も開催されているそうです。
以上、
チェーホフが過ごし、執筆活動した場所を
ご紹介しました。
それにしても、
緑が多いなぁ…と感じませんでしたか?
チェーホフは、
「作家でなかったら、作家をやめることが出来たら、園芸家や植林家になりたい」と話していて、
荒れた土地をそのままにせず、木を植えることを大切にしてたようです。
(メリホヴォの家にチェーホフが植た木の数は159本!!!!)
チェーホフは、熱心に日本産の植物も取り寄せ、集めていました。
いまも、ヤルタの「チェーホフの家博物館」を訪れると、チェーホフが植えた日本産の植物があるそうですよ(*´꒳`*)
少しでもチェーホフに、
そして『白鳥の歌』に、
近代古典傑作短編選に興味を持っていただけましたら幸いです♪♪
本番まで、
ブログも更に内容盛り沢山でいきますよ!
楽しみにしていただき、
期待値を上げて、会場までお越しくださいませ♪♪
よろしくお願い致します(*゚▽゚*)!!!!
制作部 岩崎友香
☆制作部よりお知らせ☆
ただ今、近代古典傑作短編選@3gatsuteastaactにて、公演の物販アンケートを行っております。
2016年4月に上演した『執事たちの沈黙』。
2017年3月に上演した『魔女狩り』。
そして昨年11月に上演した『海猫は泣いている』。
上記の作品からあなたが台本を手にとって読んでみたい戯曲はどれでしょうか??
今のところ、『執事たちの沈黙』が一歩リード!!
また
『温泉の効能』『シッカロール』
『イル・レガーロ』
『注がれたワインの色について』など他の作品をご要望の方、
そして、全部!!!という方は、その他欄に投票をお願い致します。
本日の23:59までとなっております!!
演劇集団アクト青山
テアスタ(春)
『近代古典傑作短編選』
演出 小西優司
3月21日(水)〜25日(日)
3月21日(水)
『バイロン卿の恋文』
作 テネシー・ウィリアムズ
出演 竹田真季 中西彩乃 廣田明代 菊地正仁
13:00/16:00/19:30
3月22日(木)
『赦せない行為』
作 森本薫
出演 小此木富美子 佐古達哉
16:00/19:30
3月23日(金)
『宮城野』
作 矢代静一
出演 山辺恵 高村賢
16:00/19:30
3月24日(土)
『ぶらんこ』
作 岸田國士
出演 桃木正尚 蔭山みこ 小野晋太朗
16:00/19:30
3月25日(日)
『白鳥の歌』
作 A.P.チェーホフ
出演 小西優司 倉島聡
13:00/16:00/19:30
*開場は開演の30分前
*開演後のご入場はご遠慮頂いています
*開演は事情により5分程度遅れる場合があります
*『ぶらんこ』は本編中、喫煙シーンがあります
チケット料金 ¥1500(半券割有り〼)
チケット予約 カルテットオンライン
公演Twitter
演劇集団アクト青山活動ブログ
お問い合わせ先
engeki.act.aoyama@gmail.com
場所
演劇集団アクト青山アトリエ
世田谷区北烏山7-5-9
アクセス
京王線千歳烏山駅より徒歩20分
千歳烏山駅前より小田急バス「吉祥寺行き」にて「ときわ橋」下車1分。
吉祥寺駅より小田急バス「千歳烏山行き」にて「ときわ橋」下車1分。
近代古典戯曲の名作を、日替わりで上演致します。アクト青山が春に送る5つの物語。短編ならではの色濃く現れる作者の魅力を、是非アトリエで間近にお楽しみ下さい。