こんにちは。

華奈です。

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「近代能楽集 班女×熊野」
先日全ステージ終了いたしました。

ご来場いただいた皆さま。
楽しんでいただけましたか?

烏山の地域の皆さま。
チラシを置いてくださったり、受け取ってくださってありがとうございます。

応援してくださった皆さま。
とても力になりました。

座組の皆さま。
一緒に関わってくれてありがとうございます。

少しでもこの公演に心を寄せてくださった皆さまへ、感謝をしています。



ではでは、作品後期。書かせていただきます。

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そもそも、この戯曲、言い出しっぺは私でした。
「(6月「かもめ」の)ニーナの出来が良かったから、ご褒美に12月の戯曲選んでいいよ」
とのことで。
まぁ、本当かどうかは知りませんが…笑

そこで持ち込んだのが、今回出演した「班女」でした。
以前アクトでも上演した「熊野」と共に『近代能楽集』として打ち出す事になりました。

この時には2つの戯曲を1つにする事も知らなかったし、
私は花子をやる予定でした。
實子は額田さん。
吉雄も男性キャストが候補にあがっていました。

ふたを開けると、皆さまに観ていただいた形になった訳であります。


読み稽古の時に出された私への課題は、
「どれだけきちがいになれるか」
「どれだけ圧倒的になれるか」

でした。

台本上では狂っているのは花子と明記されています。
でも本当は實子さんだって狂ってるんですよね。

お客様のお声を聞いていると、そこはお届け出来たみたいなのでよかったです。



あとはー吉雄さんとの関係が、意外だったかもしれませんね。

私が班女を客席で観た時、吉雄は「ただ、花子を取り返しに来た人」として出てきました。
アクト版の吉雄さんは實子もたぶらかして、實子は惑わされていました。
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新聞に記事が載ったのは實子の策略だったんじゃないか。
吉雄がたまたま實子の好みだっただけで、男性が訪ねて来たのは初めてじゃないんじゃないか。

という説もありました。

「ともすれば消えそうになる灯芯に、毎日希望の火を点けるのが好きなの」


實子さんはきっと誰よりも愛されたかった女性なんでしょうね。
「私は待たない」と言いながら、待っているんですよ。
實子さんはいったいどんな経験をして来たんでしょうか。

共感する女性は多い気がしますけど。
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今回の作品に参加して、気付かされた事が沢山ありました。

今までやった事のない事をやってみたりもしました。

もうちょっとで別の景色が見れそうだったんですけど。
処理の仕方がわからなくてそこまで行く事は出来ませんでした。

小西さんの言葉を借りるなら、和に帰結できなかったのかもしれませんね。
劇団員ブログ参照です笑

観ていただいた實子が、私の限界です。
あれ以下もあれ以上もないです。

そこまで思えるくらい、向き合えたのはいい事かもですね。


本番終わったばかりでカラッカラだからなのか、もうこれ以上できる気がしませんけど笑
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次にアクトでお会いできるのは、4月ですね。
朗読会です。
なにをお届けできるのかしら。