皆さま、こんばんは!

本科生の蔭山みこです。
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(写真は油断していた時に宇土さんに撮られた間抜け面です)

『怖い話《弐》十三の物語』
無事終演いたしました。

湿気や、陽射し、高い気温、蒸し暑さ。
外に出たくないような天気のなか、
アトリエに足を運んでくださったお客様。

誠にありがとうございます……‼︎

昨年に続いて出させて頂いた『怖い話』
朗読に出演するのは3回目でした。
今朗読が終わってやっぱり強く思うのは、
お芝居と違って
「独りとの戦い」
「一人で戦う」
ことなんだということです。

だからこそお客様の反応は誰とも別たない、自分だけに返ってくることが快感だったり恐怖だったりするのですが、
もうこれが病みつきになってしまってる私がいる事に、今驚きを隠せないです。

いつからこんなマゾヒスティックになったのやら笑


私が今回読んだお話は「今昔物語集」の生霊の噺。
『うらみの生霊』
男に捨てられた女が、意識を持ったまま生霊になって、その男を殺しにいく。

生霊って、魂が体に戻ると生霊の時の記憶は残ってないと言われるそうです。

けれどこのお話に出てくる女の生霊は
身体に魂が戻っても記憶を残し、殺した時の喜びを忘れられないと言っているのです。

ここまでの恨みを持った女は「怖い」というお話なのですが、
短いお話であることと私がサクサク読んでしまうことでなかなか「恐怖」に繋げられず苦戦しました。

もっと読み方に遊びゴコロを、
そしてそれらをギミックとして仕掛ける勇気がいる。

そう、小西さんにダメ出しされ、
帰り道頭の中で
「あそこで急に勢い変えたらどうなるかな」
「あそこで薄く伸ばして読んだら怖いかな」
とか考えるのが楽しくなってました。

練習し稽古場で試して、自分が思っていた形と予想外に生まれたものを感じる発見の多い朗読でした。

ただ、本番二回
一回目より二回目の方がタイムが短くなったことが結構ショックでした。
「んー、ちょっと短いよね?」と体感はあったのですが、まさか2分も短くなってて楽屋で凹んでました。

なるべく長く浸って戴きたかったのに、そこが凄く勿体無いことをしたと反省してます。
課題といいますか、自分の弱点がシンプルに出てくることも朗読の良さなんだなぁと、
この後記を書きながら感じております。

悔しい気持ちもありますが、とても楽しい朗読でした。

今回の朗読にあたって、
フライヤーの設置やウェブでの告知にご協力頂いた千歳烏山商店の皆様。
ツイッターの情宣でRTしてくださったり、
ご紹介して頂いたり、つぶやきを見るたびに出演者のみんなと感動しておりました。
皆様の応援あっての朗読でありました。
心からお礼を申し上げます。


音響・照明をしてくださった桃木さんとおちか様をはじめ、
受付やフォローに回って頂いた共演者の皆様。
演出の小西さん、ありがとうございます‼︎‼︎

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そしてご来場された皆々様。
皆様の夏の思い出の一欠片になれたなら幸いです。

アクト青山の次の作品は9月!
私も出演します!
『僕の東京日記』をお楽しみにっ