『同志の人々』Blog企画ということで、本日は僕が書かせて頂きます。
上手くまとめた(笑)
幕末の薩摩藩。寺田屋事件のその後を描いた山本有三の秀作をアトリエにて上演します。
【場所】
演劇集団アクト青山アトリエ
世田谷区北烏山7-5-9
京王線、千歳烏山駅より徒歩15分
小田急バス、ときわ橋下車1分
【スタッフ】
演出助手 音響照明:よしざわちか
フライヤー:やまなか浩子
パンフレット:小西優司/若林裕司
【宣伝広告】
HP http://www.act-aoyama.com
活動Blog http://s.ameblo.jp/act-aoyama/
Twitter https://twitter.com › act_aoyama
【お問い合わせ】
代表携帯:090-6002-2905
紹介すべき役者さんは、こちら!
相楽信頼(さがらのぶより!)
はい。僕の携帯にはいろんな彼が詰まっています。
左上から紹介しますね。
左上:一流の結婚詐欺師として長野の大金持ちの家に潜入していた頃。かなり大きな態度で座ってますね。一体どんな事を話しているのでしょう。察するに大きすぎるような将来の夢とか、白い砂浜が何キロも続くビーチに別荘を持ってるとか、そんなことでしょうね。
上中:田舎から出できたばかりの彼です。東京に馴染めず、夜の街を彷徨い、それでもまだ自分の夢を追いかけていた、そんな時代です。瞳の奥にある憂いが如何にも彼の人柄を感じさせます。手前にチラッとゴリラが写ってますが、気にしないでください。
右上:詐欺師として落ちぶれ、一度世の中を脱落した頃です。髪を伸ばし服装もこれまでにないくらい酷いです。いつもゲットワイルドを口ずさんでいたようで、周りの連中からは「消せない愛のパズルを抱いた男」と呼ばれていたようです。
左下:ようやく立ち直り、新たな人生を歩み始めた頃です。表情も明るいですね。この頃には頭頂部だけパーマをかけたりして、色気づいています。大人の階段を上っていたのですね。
左中:仕事の合間に漫画を読んでいます。生活が安定し、仕事も増え、王子様を職業にしながら、課金と漫画を趣味にしています。楽しそうですね。
右中:さて、いよいよ大旦那となった彼です。立派な着物姿ですね。どうしたら人間こんな風になれるのでしょう。よほど多くの人を騙して来たのでしょうね。それにしても板に付いています。
右下:これは蒲郡時代、一番荒んでいた頃です。盗んだバイクで走ったり、夜の校舎の窓ガラスを壊して回ったり、握りしめた百円玉で自動販売機に向かったりしてましたね。金髪も似合っています。この頃のあだ名はセブンティーンズノブでした。前に座ってる山里亮太風の人は担任の先生でしょうね。タバコ吸ってるヤンキーを見てもみなかった事にしてそうですね。
はい。
嘘です!
(笑)
ここに書いた事の90%は嘘です!
(笑)
いや、10%は本当だってのも凄いですが…
彼がどうしてこのような七変化を見事に、そう、それも他人と比較するべくもないほど見事に欺き、騙して来たのか…
それは、
彼が…
役者だからです!
そう。
彼は役者です。
正真正銘、本物の役者なのです。
なかなかない事です。
僕はかれこれ20年ほどこの世界に居ますが、彼ほど直向きで抜け目なく、本当の努力を続ける役者はなかなかいないのです。
僕は彼を初めて見た日、物憂げで暗い青年だと思いましたが、それでも表情のその奥には「知性の煌めき」が宿っていました。僕が渥美先生から唯一教わった、役者に必要な最大の才能こそがこれで、僕はこれを心から愛し、劇団員になるひとは全て、これを備えた者でなくてはならないと常々思っているほどの才能です。相楽はこれを宿していました。あの頃はまだその煌めきは小さなものでしたが、日を経るにつれ、沢山の作品にその名を連ねるにつれ、それは日日大きくなり、輝きは増しています。
だから、一人でも多くの方に彼を知ってほしいと思っています。
僕はある意味では1人のファンとして、彼を演劇集団アクト青山のお芝居に出演してもらっていて、願わくばこの先も同じ舞台にいたいと思っています。
今回の『同志の人々』はその最初の一歩です。
だからこそ、観て欲しいのです。
下世話な事を書くようですが、
映画なら、ブラピだろうがジョニデだろうが、
高良健吾だろうが、小栗旬だろうが、
¥1800です。下手したらもっと安い。
家でDVD観るなら¥100だったりします。
でも、
演劇はその人が有名になれば、
劇場が大きくなれば、
どんなにくだらなくても、中身がなくても、完成度が低くても¥4500とか、いや、¥9000とかします。
恐ろしい事です。
僕は、幸いな事にアトリエというものをもたせて頂いて、そこで年に6回とか公演をしています。
もちろん、今のところ、役者さんたちに満足の行く環境ではありません。僕にとって、先ず最初に考えるべきはお客様の環境です。客席、チケット、パンフレット、お芝居の在り方、中身、地域との交流。
これらを満たしながら、やがて役者さんにも満足の行く環境を整え、劇団という社会を形成出来たらと思っています。
あと10年もすればうちの劇団からも¥9000のチケット代金の役者が出てくるでしょう。相楽ももちろんその一人です。今であれば、今だけが、そういう彼らをこの値段と距離で観ることのできる機会であり、そういうプレミアがつくように、僕らはいま、決死の努力をしている最中です。
僕が見る、演劇の夢の中にいま相楽はいてくれます。
その機会は希少なものであり、特別なものだと僕は常に感じています。
今回は舞台の上で「親子」というものを演じます。僕は彼の父であり、彼は僕の子というわけです。
『同志の人々』がどんな物語で、お客様にとってどのようなお話に映るかは僕の与り知らぬところではありますが、僕らは僕らの仕事の中でその「曙」を心から欲し、目指しています。
相楽の美しいその才能がこのお芝居に大きなものをもたらしてくれると信じています。
どうか多くのお客様がその瞬間を目撃してくださるよう、心からお願い申し上げます。
さて。
僕は一体誰なのか。
今回は制作チームの一員として相楽のバディを務め、お芝居の中では田中河内介を演じ、演劇集団アクト青山の作品のほとんど全てを演出しています、
演劇集団アクト青山主宰の小西優司です。
二巡目のBlogの時に相楽くんが紹介してくれると信じて(笑)今は詳しい事は書きません。
本番まであと少し。
皆様のご来場を心よりお待ちしています❤︎
『同志の人々』
張り詰めた60分「男たちの生き方」を是非ともご覧下さい。
テアトロ・スタジョーネ秋『同志の人々』
演出:小西優司 作:山本有三
【あらすじ】
時は幕末。薩摩藩士たちによる激しい同士討ちの結果となった寺田屋事件。京都所司代酒井忠義と、関白九条尚忠の討伐に失敗した精忠組の同志たちはその参謀格である尊皇派の志士、田中河内介父子らと共に島津久光の命の下、薩摩に護送されることとなった。和宮降嫁による公武合体論を主とする島津久光と、それでは勤皇倒幕を遂げることは出来ないと考える薩摩藩の烈士たちの想い。幕府に対し、あくまで事なきたるが如くを構える久光の意図は、烈士護送の船中にある事件をもたらすことに…。
大政奉還、明治維新と続く激動の歴史的事件の影にあって、武士(もののふ)として生きた男たちの尊重すべき想いとは?幕末の薩摩烈士たちの生き様を通じて現代に投げかける『生き方』のメッセージ。
【出演】
中迫達也
峰 晃弘(アクセルワン)
井上達也
高村賢
井上俊行
清水雄大
後藤友希
伊藤潤(劇団漠)
相楽信頼(賢プロダクション)
小西優司
【日程】
2016年9月22日(木)〜9月25日(日)
9/22(木) 15:30/19:30
9/23(金) 15:30/19:30
9/24(土) 12:00/15:30/19:30
9/25(日) 12:00/15:30
全9ステージ
【料金】
全席自由 ¥1500 各回25名限定
*開場は開演の30分前です
*半券による割引が可能です(一枚¥300)
*ご予約はこちらからお願いします
演出:小西優司 作:山本有三
【あらすじ】
時は幕末。薩摩藩士たちによる激しい同士討ちの結果となった寺田屋事件。京都所司代酒井忠義と、関白九条尚忠の討伐に失敗した精忠組の同志たちはその参謀格である尊皇派の志士、田中河内介父子らと共に島津久光の命の下、薩摩に護送されることとなった。和宮降嫁による公武合体論を主とする島津久光と、それでは勤皇倒幕を遂げることは出来ないと考える薩摩藩の烈士たちの想い。幕府に対し、あくまで事なきたるが如くを構える久光の意図は、烈士護送の船中にある事件をもたらすことに…。
大政奉還、明治維新と続く激動の歴史的事件の影にあって、武士(もののふ)として生きた男たちの尊重すべき想いとは?幕末の薩摩烈士たちの生き様を通じて現代に投げかける『生き方』のメッセージ。
【出演】
中迫達也
峰 晃弘(アクセルワン)
井上達也
高村賢
井上俊行
清水雄大
後藤友希
伊藤潤(劇団漠)
相楽信頼(賢プロダクション)
小西優司
【日程】
2016年9月22日(木)〜9月25日(日)
9/22(木) 15:30/19:30
9/23(金) 15:30/19:30
9/24(土) 12:00/15:30/19:30
9/25(日) 12:00/15:30
全9ステージ
【料金】
全席自由 ¥1500 各回25名限定
*開場は開演の30分前です
*半券による割引が可能です(一枚¥300)
*ご予約はこちらからお願いします
【場所】
演劇集団アクト青山アトリエ
世田谷区北烏山7-5-9
京王線、千歳烏山駅より徒歩15分
小田急バス、ときわ橋下車1分
【スタッフ】
演出助手 音響照明:よしざわちか
フライヤー:やまなか浩子
パンフレット:小西優司/若林裕司
【宣伝広告】
HP http://www.act-aoyama.com
活動Blog http://s.ameblo.jp/act-aoyama/
Twitter https://twitter.com › act_aoyama
【お問い合わせ】
代表携帯:090-6002-2905



