さてさてさて。
作品後記です。
まずは何より、我々アクト青山で学ぶもの(と、教える方1名)による挑戦の場、
これからのアクトにおける小さくて大きな試みである今回の教室発表会『紙風船』にお越し下さいました皆々様、
誠にありがとうございました。
初雪を迎え如何お過ごしでしょうか。
こんな日、皆々様にとって思い出せば暖かい、いい思い出になれば、と思っております。
えー、では、作品後記を。
本番を二日前に終えて。
作品後記というのは、昔から何となく苦手でして、まあ何故かと申しますと、
終わってしまった芝居は、先ほども述べたようにふと浮かぶ思い出になれれば上等と思います。
光景と言う焼き付けは一瞬のもののためです。
つまるところ、作品後記はそのものを留めようとする縁のように思え、多少窮屈な印象があったからです。
嘘です。
気恥ずかしいからです。
ですが、今回はこんな前置きを書くくらい意気揚々と指がフリックしています。
何をそんなにと言われれば、公演を終えて巻き起こる種々の思いがそうさせるのですが、ここは簡略に、教室発表会について。
教室発表会『紙風船』を思い返して、さておき一番大きく映るのが、額田礼子先輩です。
期間中種々様々なご迷惑をおかけ致しましたが、相方として見捨てずにいてくれた事は言葉もないほど感謝しております。
今回最年長・最年少であった我々の組は、紙風船の骨子にしがみつきながらも特殊な肉付けを施してやらせて頂きました。
年齢、と言う動かし難いファクターを前にそれを利用しようと思い、まず浮かんだ光景が、ハウルの動く城であり、師匠が昔にやられた、子午線の祀でした。
額田礼子先輩はその昔ピンクのモヒカンでしたが、反面、とても女の子的です。
我々男の役目は彼女らのもっているもの、つくりだしたものを如何に輝かせて見せるかが本懐と教わりました。
各所未熟極まり、小西さんにもだいぶ助けて頂きましたが、この本懐、額田礼子嬢の女の子的可愛らしさは存分に引き出せたと、勿論額田さんの実力あってこそのものでありますが、この一点にかけては(少しばかり)自負致します。
ご覧になった皆々様におきましては、如何でしたでしょうか。
些か変わり種ではありましたが、そこそこ楽しんで、かつ額田礼子嬢に目を遣って下さったのであれば、これ以上の幸いはございません。
願わくば皆々様と大事な人との間に、ふわりと、紙風船が舞い落ちることをお祈り致します。
また、
アクトでは誰もがやってきた紙風船を、これからもやっていく礎の一つにはなれたかと思います。
数々の組の様々な在り方を柔らかく包む岸田國士先生による紙風船、何時か誰かがまたやる時は、飽きずにもう一度皆々様が足をお運びになることも願って。
大変幸せな公演でした。いつかまたやりたいです笑
準劇団員・桃木正尚。
作品後記です。
まずは何より、我々アクト青山で学ぶもの(と、教える方1名)による挑戦の場、
これからのアクトにおける小さくて大きな試みである今回の教室発表会『紙風船』にお越し下さいました皆々様、
誠にありがとうございました。
初雪を迎え如何お過ごしでしょうか。
こんな日、皆々様にとって思い出せば暖かい、いい思い出になれば、と思っております。
えー、では、作品後記を。
本番を二日前に終えて。
作品後記というのは、昔から何となく苦手でして、まあ何故かと申しますと、
終わってしまった芝居は、先ほども述べたようにふと浮かぶ思い出になれれば上等と思います。
光景と言う焼き付けは一瞬のもののためです。
つまるところ、作品後記はそのものを留めようとする縁のように思え、多少窮屈な印象があったからです。
嘘です。
気恥ずかしいからです。
ですが、今回はこんな前置きを書くくらい意気揚々と指がフリックしています。
何をそんなにと言われれば、公演を終えて巻き起こる種々の思いがそうさせるのですが、ここは簡略に、教室発表会について。
教室発表会『紙風船』を思い返して、さておき一番大きく映るのが、額田礼子先輩です。
期間中種々様々なご迷惑をおかけ致しましたが、相方として見捨てずにいてくれた事は言葉もないほど感謝しております。
今回最年長・最年少であった我々の組は、紙風船の骨子にしがみつきながらも特殊な肉付けを施してやらせて頂きました。
年齢、と言う動かし難いファクターを前にそれを利用しようと思い、まず浮かんだ光景が、ハウルの動く城であり、師匠が昔にやられた、子午線の祀でした。
額田礼子先輩はその昔ピンクのモヒカンでしたが、反面、とても女の子的です。
我々男の役目は彼女らのもっているもの、つくりだしたものを如何に輝かせて見せるかが本懐と教わりました。
各所未熟極まり、小西さんにもだいぶ助けて頂きましたが、この本懐、額田礼子嬢の女の子的可愛らしさは存分に引き出せたと、勿論額田さんの実力あってこそのものでありますが、この一点にかけては(少しばかり)自負致します。
ご覧になった皆々様におきましては、如何でしたでしょうか。
些か変わり種ではありましたが、そこそこ楽しんで、かつ額田礼子嬢に目を遣って下さったのであれば、これ以上の幸いはございません。
願わくば皆々様と大事な人との間に、ふわりと、紙風船が舞い落ちることをお祈り致します。
また、
アクトでは誰もがやってきた紙風船を、これからもやっていく礎の一つにはなれたかと思います。
数々の組の様々な在り方を柔らかく包む岸田國士先生による紙風船、何時か誰かがまたやる時は、飽きずにもう一度皆々様が足をお運びになることも願って。
大変幸せな公演でした。いつかまたやりたいです笑
準劇団員・桃木正尚。