「床の男」に御来場頂きました皆様方、誠にありがとうございました。演出家デビューさせて頂きました吉田晃弘です。

今回は役者ではなく演出家として舞台に携わる事に成り、右も左も分からない状態でのスタートでした。

その為、多くの方に迷惑ばかりかけてしまい、役者陣には不安を抱かせる事も有りました。それでも、最後迄一緒に「床の男」を創ってくれた皆には感謝してもし仕切れません。

これ以上は僕のダメっぷりをグダグダと書いてしまいそうなので、話題を変えましょうか!!

今回この「床の男」を選んだ理由はですが、単純に笑える作品をやりたかったからです。ただでさえ日常には腑煮え繰り返る事が有り、悲しい事や落ち込む事がある中、ちょっとでも人を笑顔に出来たら良いなぁ・・・と思ったのです。(だったらお笑い芸人にでもなれば良いのですが、そこ迄尽くすつもりはさらさら無いのです。)

それと、もうひとつ理由が有ります。

と、言うのも。僕は19歳の時に母を病気で亡くしております。その上で「床の男」を読んだ時、アニーとマークの喧嘩の理由が、大なり小なりどの夫婦にもどんな恋人の間にもあると思ったのです。勿論僕の両親にも有りました。

でも、喧嘩ってのは相手が居て出来る訳で、1人だとそもそも問題は起こら無い訳で・・・

何を言いたいのかと言うと、互いに生きて居るから喧嘩が出来るんですね。

母が生きて居た時は、夫婦喧嘩はしょっちゅうやっていました。でも、亡くなってからは父が怒ることは殆ど無く成りました。

大切な人と喧嘩をするのは嫌なことですが、それを客観的に見た時、とても幸せだと思うのです。少なくとも、僕は喧嘩が起きると嬉しくて笑ってしまいます。そして「何笑ってんのよ‼︎」と言われ更に怒られます。

でも、やっぱり嬉しいんです。

なので、観終わった後に少しでもほっこり何か感じてもらえたら良いなぁ。と、思っています。

以上が今回の作品を選んだ理由でした。

さて、続きまして出演者紹介でもしちゃいましょうかね‼︎以前Blog企画で「演出家紹介」をされましたからね(笑)

まずはヒューマンチーム

後藤/マーク
パワープレイだし、台詞聞き取りづらいし、変なプライド持ってるし、オマケにチキンときてる(笑)
でもね、後藤の優しさや弱い所が好きでマーク役に決めたんだ。これは間違って無いと自信を持って言える。もし違うと言われれば、それは僕の演出が悪かっただけ。チンケなプライドより持ち前の優しさを芝居に活かして欲しい。本当にありがとう。

菜美/アニー
いちいち可愛い。僕の次にどっかしらでぶつけたり転けたりしてる。でもね、なんかね。最後ら辺はお姉さんと言うか、お母さんと言うか。もうね、頭が上がりませんよ。芝居に対しての構えを教えていただきました。その上、気苦労を掛けてばっかりでしたよ。それでも諦めず叱咤激励してくれたお陰で最後迄やり抜けた。本当にありがとうございました。

廣瀬/シットグット
負けず嫌い。時間かかったねぇ~(笑)本当にギリギリだった。真面目な芝居を得意とする廣瀬には、ふざけた役で真面目を払拭して欲しくて配役しました。でも、力を抜くだけで、あそこ迄変われたのは凄いと思う。そこ迄出来るならこのまま伸ばさ無いと勿体無いと思うよ。大変な時期に出演を受けてくれて本当にありがとう。

宇土さん/マクマーリン
アクトのステイサム。勢力的に折込などをして頂き、大変お世話になりました。本番の時は、今迄のは何だったんだと言うくらいの物を見せてくれました。それに、僕がめちゃくちゃな事をしていても、黙って見守ってくれて、本当に有難う御座います。
またミット打ちをしましょう(笑)

桃木/ベルマン
我らがアクト青山の画伯。初めて共演した「ある親子の問答」の時から、桃木の絵が好きだったから、今回のチラシの絵もお願いしました。僕の中ではとぼけた役をやらせるとピカイチな役者。しかもフットワークが軽く、とても頼りになる。ありがとう。

続きましてミュータントチーム

井上さん/マーク
とにかく変態。生々しい下ネタが売り。でも、そんな所が気に入っている。いろんなアイディアを持ち込んでくれるお陰で、やりたいことがどんどん増えていきました。ブルースウィルスのようにやってと、無茶を言いましたが見事にやってくれました。安定した演技力で作品を支えてくれました。

永野/アニー
アクトの珍獣。以外と付き合いも長く、共演した作品も一番多い。だからこそ安心して配役したのよ。僕の中ではすごく魅力的な女優さん。だから、こっちに戻りたく成ったらいつでも戻っておいでよ。
あと、今回のお菓子とコーラのせいで太ったから痩せよう(笑)

渋谷さん/シットグット
出演を依頼した当初、「あたしで良いの?」と、凄く自信なさげに言っていましたね。良いんですよ。僕のお気に入りの女優さんですもの。おもちゃ箱のような渋谷さんの演技が大好きなんです。これからも、素敵な楽しい渋谷さんで居て下さい。半年間ありがとうございました。

水野/マクマーリン
僕に唯一怒られた人(笑)一番僕の胃に負担を掛けた人(笑)アクトで一番間の悪い人(笑)今回の舞台を通じて、人への慈しみや献身を学んで欲しくて配役しました。だから、少しでも、一つでも良いから、学んだ事を次に活かして欲しい。水野自身の為にも。
半年間お疲れ様。

高村/ベルマン
変態の権化(笑)普通なら躊躇することも、当たり前のようにやってくれる。配役して本当に良かった。どんな役者に成って行くのか凄く楽しみな人。
また一緒にやれると良いなぁ。

室越/演出助手
進撃の小人(笑)僕に足ら無い所を、持ち前の繊細さでカバーしまくってくれました。本当に大雑把な僕を支えてくれて有難う御座います。今後もお世話に成るので、今の内から謝っておくね(笑)迷惑掛けますがヨロシコ‼︎

当日スタッフをして頂きました潮さん竹中さん額田さん。劇場をお貸しして頂きました渥美さん。多大な御配慮をして頂きました。本当に有難うございました。

初の演出作品を監修して頂きました小西さん。やりたいようにやらせて頂きありがとうございましす。

そして、「床の男」にお越し頂きました皆様方、多くの方に観て頂けた上に、沢山の嬉しい御言葉を頂きました。本当に、本当に、有難うございました。