シットグット役の渋谷結香です。
来週ですぞ!来週!!
そして、締めくくりのブログは、
「演出家」の紹介。
・・その名前は「吉田晃弘」。
皆さんが彼を紹介している第一声が、”優しい”ですね。
いいとこばかりじゃねえーと思ったけど、彼には無いのです。悪いとこ(多分私には・・)
だから、私もそう思います。
そう思ったきっかけは、2年前「葉桜」の自主稽古の休憩の時に、
廣瀬ゆかちゃんとスーパーへ買い物を言った時のこと。
突然豪雨になってしまい、スーパーから出られなくて大変困っていた時、
2本の傘を持って、スーパーに迎えに来てくれたことです。
あの時はスーパーに行くとは言わず、二人で出掛けたはず。
「誰かスーパーに来ないかな」とゆかちゃんと願っていたら、
吉田君が来てくれたのです。ドラマッチックでしたよお~。
”キャー”とゆかちゃんと奇声を上げてしまったほど。
側に居たお爺ちゃんがビックリしてたけど微笑んでいました。
その時以来、”優しい人”になりました。
稽古では時々、その優しさの性で伝え足りていないのかなとちょっと思ったりした時があったような・・。
眠いのかなあとか、お腹空いてるのかなとか。。もろ、顔に出ますから・・(笑)。
演出の難しさを身に沁みていたのか、常に胃が痛いとかも言ってましたねえ~。
また、何度となく自ら演技して体を張って教えていた姿が印象的です。
でも、今思えば、私には余り演出されていない気がするのですがあ・・・
”ディズニーのような雰囲気でいきたい”この一言だったような~(笑)
初めて演出する吉田君を見て感じたことは、
私達演者は、与えられた事には批判したり評価したりするのは簡単だけど、
何も無い状態から1を作り、100に近づけるその工程こそが大変で、
並の覚悟じゃ出来ない仕事なんだなあと思ってしまった。
分っていたことかも知れないけど、胃が痛くなる吉田君を見てると、
しみじみそう思います(笑)
なので、演出家の仕事をやってのけている吉田君の努力は半端ないです。
その結果、とても楽しい演出になっています。
普段の会話、ちょっとした仕草から視点を変えて演出に取り入れる気転の良さは抜群です。
視点が変わればアイデアって広がるんですね。
インテリア、小道具、動作にそれが生かされています。
演出が面白いと役者も楽しい。
この作品に出会えて良かったと思います。
あーそうだ! リンゴのあれが上手くいきます様に~。。。
ん?りんご?・・それは見てのお楽しみに。
吉田君の演出家デビュー作品、「床の男」をどうぞ宜しくお願いします!!
演劇集団アクト青山
テアトロスタジョーネ2014(秋)
「床の男」
<期間>
2014/09/20(土) ~ 2014/09/21(日)
20日 14:00/17:00/20:00
21日 14:00/17:00
各回ともに、Aチーム、Bチーム連続上演致します。
上演時間は60分を予定しております。
<会場>
演劇集団アクト青山・烏山スタジオ
<出演>
[Aチーム]
井上俊行、永野仁海、渋谷結香、水野駿、高村賢
[Bチーム]
後藤友希、嶋田菜美(HYP39div.)、廣瀬ゆか、宇土よしみ、桃木正尚
<脚本>
ニール・サイモン
<演出>
吉田晃弘(監修:小西優司)
<料金>
1,000円