水曜担当の森塔です。5月公演「白夜」Notteチーム、女中役です。

年に何回かあるんですけど、最近忙しくしてたせいか、時々息切れ状態で
「なんだかとっても、なにもかもいやだわー どうせ私ってこんなんなんだ」
みたいな感情状態になって、自分のお部屋がとてもとてもイヤになります。

つい最近もそんなかんじで「明日も新しい人に会って、その次の日も新しい場所に行って」
みたいな、時間を流動していかなきゃ気がすまない性質が前に出て、
そいうのって、体調も気分もすごくいい時はいいんだけど、
そうでないときはとっても疲れるのですね。

「とにかくじっとしてたらだめだわ」みたいな強迫観念みたいなというか。
毎日新しい出会いが欲しいわ、どこかに行って誰かに会って、みたいな。

そういう日が続くのもありですけど、そればっかりやると、やっぱり人間機械じゃないですから
疲れます。

といっても、じっとしてのんべんだらりとしてるのもいやだ、という矛盾した、うつうつした気持ちの中、

ひさしぶりに「魔女の宅急便」の原作のシリーズの第1巻読みましたね。
アニメも好きだけど原作シリーズ(第6巻まで出てる)大好きなんですよ。
ときたま急に全部読み返してます。

第1巻は1985年に出版されてるので、キキも「当時の若い女の子」の感覚でね。
なんだか新鮮さとアナログさが混じって、独特の楽しい、ワクワクする世界なんですよね。
あの時代に出た本、って、なんか楽しいんですよ。ワクワクしつつ、どっかおっとりしてるのかもしれません。
私の生まれた頃なんで、なんとなくしか覚えてないけど、あの頃のアナログさが非常に
私、心地いいんですねー そこから抜け出せないです。

急に気持ちがふさぎこんだりした時は読み返してしまいます。
やっぱり、何回読んでも楽しいし、ためになるし、明るくなれるんですよ。キキの感情や行動や日常生活の描写が。なんだか優しい気持ちになります。
街の、実にいろんな通りや人達も出てくるし。

パワースポットならぬ、パワー本、なのかもしれませんわ、私の。