やっと観れた。 
ずっと観たかった額田です。 
ケーブルよ、ありがとう。 


まず、額田はこの監督が好き。 
李相日。 
『69』も『スクラップヘブン』も。『フラガール』もね。 

なんというか、切り取り方が好き。 
うまく言えないなあ。 


『悪人』は柄本明と樹木希林がとてもよかった。 
みんないいんだけど、特に。 
わかったことがある。 
額田は、お母さんより、父親の娘に対する愛情に弱いって事(笑) 
例えば、泉谷しげるが頑固親父で、その頑固親父の娘に対する愛情とかね。 

柄本明にもう泣いた。 
殺された娘の遺体確認に行くシーンとか 
殺された場所で娘と話すとことか。 

大切な人間がいないからその人を必死に求めたり、失って悲しむ人の姿を笑う事ができるんだ 

胸をうたれたし、その切り口にはっともなった。 



樹木希林のお母さんはいつもすごい。 
台所で魚をさばいてたり、米をといでたりするだけで、なんかすごいものを感じる。 
15年以上前に、実録犯罪史のドラマで『金の戦争』ってのがあって、猟銃を持って立て篭もった金嬉老という在日の人のお母さん役を演って、その時も豚だか鶏の肉を串に刺しながら……みたいなシーンがあって、なんかすごい説得力だったなあ。 
金嬉老はビートたけしが演って、それもよかったし。 

この人のこの、鍋釜のとなりにある説得力ってなんだろう。 



深津絵里ちゃん好き。 
満島ひかりもいつもの切れ味。すごく好き。 
妻夫木聡のモサイ感じもよかった。 


ああ、よかった~。 


しかし 
つい泣いちゃうのが親の気持ちなシーンってのが 
額田のお年頃って事かい 
(笑) 


額田もっと映画みたーいれのじ