九月公演「同志の人々」二回目の読み合わせ。
各キャラクターの設定について主宰の小西先生より具体的なイメージを出していただいた。
物語は、理想が打ち砕かれ自らの命が風前の灯と化し、さらに共に死のうと誓った同志を裏切るのであれば助けてやる、という非情な選択を強いられた状況。
私たち8人はそれぞれの個性を踏まえて、その極限状態を演じることになる。
ひとりでも出遅れたら台無しになる。
私演じる吉田は、主義や理想よりも兎に角生きて薩摩に帰りたい臆病者。セリフを発するたびに、間やセリフまわしについてダメだしをいただく。技術の問題もあるけれど、それ以前に物語に入りきれていない。感情の表現も貧弱だ。
もともと私は感情表現が苦手だが、殊に怖がったり不安がったりという様子を人前で表すのに抵抗があることに今さらながら気が付いた。男として40年生きていれば大なり小なりそういう面はみんなあるのだろう。仕事でもスポーツでも不安や恐怖を表に出すことは得策ではないから。
それにしても、私は人一倍その傾向が強い。多分、人一倍臆病なのだろう。弱い自分を認めたくないのだと思う。
このような身構えが、ひいては他の様々な感情を表現するうえで障害になっているのだろう。これは役者として以前に人間として、私の課題だ。
私の人間としての成長が、「同志の人々」の成功に寄与できるのであれば、努力しなくてはならない。
各キャラクターの設定について主宰の小西先生より具体的なイメージを出していただいた。
物語は、理想が打ち砕かれ自らの命が風前の灯と化し、さらに共に死のうと誓った同志を裏切るのであれば助けてやる、という非情な選択を強いられた状況。
私たち8人はそれぞれの個性を踏まえて、その極限状態を演じることになる。
ひとりでも出遅れたら台無しになる。
私演じる吉田は、主義や理想よりも兎に角生きて薩摩に帰りたい臆病者。セリフを発するたびに、間やセリフまわしについてダメだしをいただく。技術の問題もあるけれど、それ以前に物語に入りきれていない。感情の表現も貧弱だ。
もともと私は感情表現が苦手だが、殊に怖がったり不安がったりという様子を人前で表すのに抵抗があることに今さらながら気が付いた。男として40年生きていれば大なり小なりそういう面はみんなあるのだろう。仕事でもスポーツでも不安や恐怖を表に出すことは得策ではないから。
それにしても、私は人一倍その傾向が強い。多分、人一倍臆病なのだろう。弱い自分を認めたくないのだと思う。
このような身構えが、ひいては他の様々な感情を表現するうえで障害になっているのだろう。これは役者として以前に人間として、私の課題だ。
私の人間としての成長が、「同志の人々」の成功に寄与できるのであれば、努力しなくてはならない。