先輩と後輩。
この関係が明確であればこそ、現場においてその関係性を無視する意味がある。
僕は、そう思っている。

まー。
極端な話しをすれば、
「先輩なんだから行為(演技)は常に正しい」
と思うのではなく、
「先輩なんだから私の要求にも応えてくれる」
と思えばいいのだ。
もちろん要求の善し悪しや好奇心の大小は一考の余地があるべきだが。


Aキャスト

全然何にも出来てない。
ただ台詞覚えて並べただけ。
見せ場なし、感動なし、言い訳だらけ。

原因を本質的に追求したら中西に問題がある。いい先輩だけど、いい役者じゃない。
いい先輩なら、いい役者であるべき。
それが当たり前。じゃなきゃ作品が形成出来ないし、部活動と同じ。
部活動だって、たいがいの場合、ホンットにいい先輩はレギュラーだったし。
酷い書き方をすれば、補欠のくせにいい先輩面する人は本質的には尊敬されない。
中西にはレギュラーを賭けて今回の芝居に出演させてるわけだから、僕が求めている結果はたった一つ。それを理解して実行すべき。

まー。
Aキャストはあらゆる意味でこれから。
今日がある意味スタート。


Bキャスト

ミサキ&カツキのコンビ集大成の出来。
基本的に二人とも勘がいいし、息も合って来てるし、静のカツキと、動のミサキの対称的な構成が引き込む展開。
ただし、スケールが小さい。
フレームの使い方、その飛び出し方。
台詞の抑揚、その波及効果。
もっとダイナミックに。
でもいまんとこ順風満帆。
次回はいよいよDの登場。ここからをどうやって作り、描き、見せるか。



Aキャストは課題と膿から出た一ヶ月。
Bキャストは順風満帆な一ヶ月。

最終的な結果がどちらに転ぶかはまだわからないから。
楽しみにしていますよ。