マサトです。


仕事の帰り、

駅を出てすぐにあるデパートでは、既にクリスマスセールの飾りをはがす作業をやっていた。

夕食の食材を買おうと近くのスーパーに入ったところ、クリスマス商品が既に買い物カゴの中にまとめられていた。

うちの近くのパチンコ屋の駐車場には飾りの無いツリーが二つ、無造作に置かれていた。
あの二つのツリーも、また来年の為に倉庫の片隅に追いやられるに違いない。

明日にはきっと正月の飾りで、街は彩られるのだろう。


僕は、クリスマスの終わりの雰囲気が結構好きだ。

宗教的な記念日をイベントとしか考えていないような日本人にとって、大昔の、日本人には縁もゆかりも無い人の誕生日を祝うより、この25日深夜から26日にかけての慌ただしさのほうが、よっぽど日本人的で人間臭く感じられる。


こういうことを書くと、クリスマスに何も無かったから僻んでいるんじゃないの、と思われるかもしれない。
そんなことはない、と思う。(完全に否定すると、より真実味が無くなるので、あえてぼかしてみた)

クリスマスなんで、スパークリングワインを買って飲んだら、意外と酔いが早く回って、すぐに眠りの底に落ちてしまったが、それなりに楽しい一日を送った、はずだ。


そんなことは、どうでもいい。
とにかく、クリスマス終わりの雰囲気が好きなのだ。
これから、世間は大掃除をして、正月を迎えて、新年会を楽しむ為に大忙しになるだろう。

ここまで書いておいてなんだが、この話にオチはない。

誰かが、TVの中で言っていたっけ。


『それでいいのだ』(笑)