明日は月曜日なので、また稽古です。
明日からちょっと今までとは違う面子とやらないといけないので結構大変です。
で、やっぱり思うのは、才能を求めすぎるということです。
僕がじゃなくて、一人一人が自分自身に対してです。
例えば、武豊が前人未到の3000勝をしましたが、これを基準に話せば才能というのは『馬』、センスというのは『騎手』だとします。
武だって、そりゃすごい馬のも乗ったろうし、まあ普通の馬にも乗ったでしょう。でも勝たせてきたわけです。
つまり騎手『センス』が馬『才能』を生かしてこそ、競争に勝てるわけです。
じゃ、自分の才能はどうか?たいした才能がなければセンス(知性)を磨いて、何とかギリギリの努力をしてレースに出ればいいのです。その努力もせずに「才能がない」だの言ったって何も始まらない。
逆にどんなに豊かな才能に恵まれていたって、センスを磨いていかなければそれは単なる暴走でしかないということです。
僕は才能を活かす努力をして欲しいので、わざと「才能がある」とか言うようにしています。
でも、それは嘘じゃなくてあるから言ってるわけです。
ただ、その才能を活かすためのセンスを磨く努力はして欲しい。これは助けられない、自分でやるしかない。
戦うのは、才能じゃなくてセンスです。つまり努力。
昨日まで1日500回素振りして2割6分しか打てないなら、1000回素振りして3割を目指す事。
それが出来ない限り、人間形成が出来ないんですから。