ずっと前に、このブログで今年セ・リーグを征するのは中日だ。と、書いた。

間違ってました、ごめんなさい。

現有戦力から言っても、戦い方の卒のなさ、粘り強さから見ても中日に違いないと思っていた。

(そんな僕は巨人ファン)

だが、実際は中日は2位だった。でも、なにか腑に落ちない。


10月13日からクライマックス・シリーズが始まる。これは、日本シリーズへの挑戦権をかけたものだが、たとえば中日は日本シリーズに出場するには最大で8試合を戦わなければならない。この8試合のローテーションや、日程的な問題を考えた場合、リーグ制覇して一週間以上試合のない状態を持つよりは、2位で通過して8戦を戦い選手のコンディションを上げ日本シリーズに出場する方が俄然有利ではないだろうか?

なんと言っても、落合はまだ日本シリーズを征してはいないのだ。

かれの念願が日本シリーズ制覇だとしたら、2位が確定した段階で、見ていたのは日本シリーズにどうやってでるかではないだろうか?


そうした後で、クライマックス・シリーズの必然性は必ず議論の対象となるだろう。メジャー・リーグのように、広い地区に多くのチームが存在する場合、地区同士の実力を均衡化する意味でもプレーオフや、ワイルド・カードの必要性はあるが、日本のように狭い地域の中に10チームそこそこしかない状態で、リーグ3位までの計6チームが日本シリーズ優勝をかけるというのは、いかがなものだろうか?


落合博満は狡猾たる知恵者で、名選手にして名監督という類まれなる才能の持ち主だ。だからこそ彼は、シーズンを2位で終え、日本シリーズを征し、野球界のシステムにてこを入れようとしていると思うのは、買いかぶりすぎだろうか。