もうすぐ、球児たちの暑い夏が始まる。

彼らにとっては、8月は特別な季節なのだ。

去年は稽古場で稽古のハザマに、後輩の携帯(ワンセグ)で斎藤投手の一球一球に見入った物だ。

今年は、誰がヒーローとなるか。


って、そんなことじゃなくて稽古の話だった。

この8月を高い集中力と目標で乗り切っていかなければ、作品世界の何かを作り出すことは出来ない。

何度も言ったことだが、

目標の差が結果の差を生み、努力の質が結果の質を決めるのだ。

この8月をどう過ごすかは、本質的には個人の自由だ。

だからこそ、本来備わっているべきプロとしての意識が試されるのではないか。

僕は、長い時間拘束することを嫌い、個人の意識を自分の内政的側面に向けその上で自分自身を変革させていくことこそ人生にとって重要な物だと確信をもっている。

その、長く暗いトンネルを歩いていく時、自分を支えてくれる物、許してくれる物は、或いは夢であり、或いはお金であり、また或いは恋なのだと思う。


僕の大切な仲間たちへ。

この8月の一ヶ月こそが、君たちを君たち自身の手で変えていく最大のチャンスなのだ。

頑張りましょう。