最近よく感じるけれど、芝居とか音楽とか、芸術に秀でてる人っていうのはみんな“人の気持ちをよく理解出来る人”なんだなと思う。

人の気持ち、感情が分かるからこそ人を感動させるような表現が出来るんだろう。

まぁ当たり前といえば当たり前だけれど、芸術に携わろうとする人にとっては疎かにしちゃいけない大事なことだと思う。

その為にはいろんな経験を積むことが必要だ。

それもなるべく感情が大きく揺れ動くような経験を。

辛いことや苦しいことをたくさん経験してこそ、表現に深みも出てくるんだろう。

もちろん嬉しいことや楽しいことも同じように。

僕はどうも鈍感なところがあるから、表現を磨くことももちろん大事だけど、人間的に成長しないと、表現もよくなっていかないだろうなと思う。

何だかんだ知らず知らずのうちに他人を傷付けてしまったこともあったし。

全ての人に良い顔は出来ないけれど、他人の気持ちを汲み取れないようじゃいつまでも自分よがりな表現になってしまうんだろう。

表現者として素晴らしい人は人間的にも素晴らしい人ばかりだし、僕も今はこんなだけど、人間的に魅力的な人になれるように頑張りたい。

自分一人で過ごす時間が多いと、つい自分中心に物事を考えてばかりになってしまうから、もっと他人との関わりを大事にしたい。

一人で考え込んでも見つけられなかったヒントが、案外他人と接する中で見つかったりすることもたくさんあるし、芝居も歌も、なんだかんだ人と人との繋がりをテーマにしてるから、一人で家に閉じこもっているだけじゃダメなんだろう。

ある監督さんが、まずは人としての基本的な営みを大事にしなきゃダメだとおっしゃってたけど、ほんとにそうだなと思う。

“人を知る努力”を、これからはもっとしていきたい。