先日のことである。
深夜、
ゴミを捨てに部屋を出た。
ボォ~としながら、
ふらふらと下まで降りていき、
玄関のドアを出た瞬間、
あ!
鍵忘れた。
玄関は今時の自動ロック式。
鍵ないと入れない。
え?あれ?
どうすんのこれ。
まぁ、なんとかなるか。
いやならへんならへん。
時間は深夜1時過ぎ。
え!え!
飯も食ってない。
部屋の鍵も窓も開けっ放し。
いかん、いかん。
これはいかんですよ。
次の日は朝から仕事。
とりあえず外に出る。
で?
とりあえず、マンションの周りをぐるっと一回り。
侵入出来ない。
そらそうや。
あ、よう出来てるわ、
と感心。
幸い中の不幸。
どっかよじ登るか。
いやこの時間にそれはありえない。
捕まる。
見ず知らずの横の部屋の人を呼び出すか。
…無理。
部屋も開けっ放しやから不安。
この後、体感的には1時間強。
様々、打開策を考えながら、
人を待った。
こんなに人を待ち焦がれたことはない。
そうこうしていると、
待ち人現る。
少し派手な髪の毛の女の人とそのお友達。
僕は、
玄関すぐ横のポストに近寄り、如何にも配達物に集中しているフリをし、彼女達の流れにあえて身を任さず、ギリギリついでに入った感を出して、マンションに無事入ることが出来た。
彼女達は親切にも何階ですか?と尋ねてくれた。
鍵を忘れたことはバレていない。
そして、不審者とも思われていない。
完璧や。
よくやった俺!
そして、運良く帰宅してくれた彼女達。
心から、
ありがとう!
次に会った時は、
俺も尋ねよう。
何階ですか?
例のポスト。
