月 日

その刻は何もやる気が起こらなかった

畳の上に大の字に寝転び、目を閉じていた

しかし、眠る事すら出来ない

ウチの壁に掛けてある時計は安物だから

カチ、カチ、カチ、…

静か過ぎる部屋の中では少々五月蝿い

目を開ける

秒針が12を指した

「1、2、3、…、57、58、59」

秒針が12を指した

一分って本当に六十秒だった

「1、2、3、4、5、6」

何もしていない筈なのに

「7、8、9、10、11」

確実に現在、生きている

「12、13、14、15」

何もしていない筈なのに

「16、17、18」

確実に死に向かっている





「56、57、58、59」

僕はカバンの中から台本を取り出した


1、2、3、4、5、…