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出版記念パーティーの展示物として、昔懐かしの私の写真や雑誌をお披露目しよう。
というプランがありまして。
実家から私の家に重い重い本が到着。
一冊一冊捲っては読んでいます。
懐かしいな。
ちょっとだけ皆様にも紹介します。
こちらは、ドリームゲートという起業家応援サイトの本
創刊号ですよ(^^♪
私が独立する直前まで居た私の実家「クスリのらくだ」のバックオフィス。
漢方薬の棚が連なって上へ上へと伸びています。
地震がきたら間違いなくやばいやつですね。
そもそも私は20歳を過ぎた頃、生理痛が激しくて医者へ。
痛み止めを出され服用。
その痛み止めも効かなくなり七転八倒してどうにかならないものか。。
というところからこの仕事の人生がスタートしています。
母がクスリのらくだは後継者がいないから継がないか？と声をかけられてよしやってみようと
実家に戻ったのがきっかけです。
漢方を学び、実家へ戻った時に、お客様の区分をしようと
年齢が20代30代は私。
それ以降は母。と決めました。役割分担をしたのです。
私は予約制をとって対応しました。
一方で母は予約制ではなく今まで通り適当に対応しています。
私のお客様が並ぶようになりました。
相談日には椅子で座ってまっていることが多くなりました。
少しお客様がついてきてくれたなと肌で感じていたころ突然母がこういったのです。
「静恵は私のお客取っちゃった！私だって20代の若い子やってたのに」
私はショックでした。
店を継いでくれといっているのだから継がせる準備をするべきだし。
人気が出てきた私のことを喜ぶべきだし。
それなのに、ああそれなのに。
なぜ、長年店を運営してきた大御所が、学校から戻って間もない実の娘に
お客取った。
と言えるのか？
と。
その言葉で私は奮起します。
やっていられないわ。
私は独立する。
と決めたのです。
独立する準備をするために、生粋の私のお客様というのを獲得しなければいけない。
そのためにインターネットを始めたのです。
母はインターネットが出来ません。
ならば、インターネットからのお客様は１００％私が担当するお客様です。
来る日も来る日も漢方の記事を書き、更新しました。
ようやく漢方の相談申し込みが来て漢方薬の電話相談で販売が出来ました。
それが、日記、メルマガ、記事を書き始めて約1年後でした。
いや一年半後だったかな。
本当に問い合わせの無い日々が続きましたが私は諦めずに信頼を獲得するため記事を書き続けました。
2000年からインターネットを始めて2001年の事でした。
今から17年前のおはなしです。
1８年前、私のお客を静恵はとっちゃった。と言った母。
今ならその意味が良く分かります。
母はこう言いたかったのです。
「クスリのらくだは相談薬局として千葉県野田市である程度の地位を築いている。
それは私が今まで何年も何年も勉強し試行錯誤を繰り返し頑張って来たからだ。
何例も何例も改善症例を重ねてきたからこそ、新しいお客様がやってくる。
それを学校から帰ってきたばかりのアナタが平気な顔して接客しているのが面白くない。」
私が接客しているのは くすりのらくだ という地域密着型薬店の信頼という看板に集まってきているお客様。
そこになんの感謝もないのか？と言いたかったのではないかと。（本人に確認してませんけれど。笑）
私は、インターネットを通して一生懸命情報を発信し続けましたし、くすりのラクダで接客し改善した時には
手書き体験談を書いていただいてそれをネットで配信しました。
でも、新しい漢方相談のお客さまはインターネットを通じては直ぐには来ませんでした。
そこにはインターネットで漢方相談をするという文化がまだまだ浸透していなかったのだと思いますけれど
私自身が駆け出しで信用に足りる存在で無かったのだと今なら良く分かるのです。
インターネット経由からのお客様で売上がある程度確保できるようになった私は夢の表参道へ
羽ばたいていくことになります。
2003年に独立しました。
「静恵が私のお客取っちゃった」
と言われなければ今の私はありません。
写真の頃の私は、まだまだ 母の言いたかった言葉の意味を分かっていなかったと思います。
独立して10年以上経過して、色なアドバイザー、薬剤師、登録販売者などを雇用してきましたけれど
接客につかせるときそしてお客様から喜びの声をいただくときなど様々なシーンにおいて
誰一人としてこのように言うものはいませんでした。
「社長が積みあげてきた信頼によって集まって来られたお客様を経験もない私が接客させていただいてありがとうございます。」
母はこの一言を言ってほしかったのかも知れませんね。
今の私は給料を支払いながらアドバイザーは育てないと決めています。
お弟子さん講座で入金された方にはお教えしています。
独立志望の方には独立できるように支援しています。
ついこの前お弟子さん講座を卒業した彼女がもうそろそろ新しいお店を立ち上げるのです。
麻布で美味しい料理をご一緒しました。
彼女の看板に集まるお客様はどれくらいでしょうか。
自分が信頼を得るためにこれから一つ一つ色々な経験、実績を積み上げて欲しいなと思います。
今思い出しました。
数年前 有名先生が運営するＫ薬局にお勤めの薬剤師がＫ薬局の本を沢山書かれている先生と
方針が違うのでぜひ御社で働かせていただきたいと言ってきた人がいるんですが
私は独立したらどうでしょうか？と伝えました。
愚痴たれてないで独立して己の実力を思い知れ。と思ったのです。
己の看板でどれくらい人が集まるのかしっかり見届け現実を知れ。と。
本を沢山書いている有名なＫ先生のところのＫ先生のお客様を
見させていただいている立場なのに方針が違うとかってなんか分かってないひとですよね。
自分の看板で来ているわけじゃないのに。
こうゆうの聞くとああ嫌だ嫌だ。
どんなに大変でも皆さんをお待たせしようとも接客するのは私一人でいいや。と思います。
今日はここまで。
