神話を学ばない民族は滅びる。というお話をさせていただきまして、古事記をおすすめしましたが

皆様はお読みになられているでしょうか?


私は漫画が終了したので、明治天皇の玄孫の竹田さんという方が書いた古事記を購入しました。

解説が書かれているということなので、それを読み進めたら、解説が無いのを一冊買って

味わって自分なりの解釈をつけて読み進めてみたいと思います。



私のお客様は殆どが女性です。

おせっかいですが、ぱっとみて、仕事よりお嫁さんになったほうが良いタイプの方には

就職活動より、永久就職活動、婚活がおすすめです。とお話することもあります。


お嫁に行ったなら、お嫁に行ったで、いろいろなことに慣れずに、戸惑うことや葛藤なども出てくるから

お話させていただくこともあります。


最近古事記を読んだからか、古事記を学ぶと、子供に女性としてどうあるべきなのか

男性としてどうあるべきなのか。ということを教えやすくなります。




女性の場合、家事をやりながら、仕事をして、子育てをする。

私たちは高度成長時代を生きた、両親から生まれました。

その中には、子供たちに、結婚なんて損ばかりだ。

結婚なんて墓場だ。ということをいう人たちも多かったと思います。


大人の発言は子供たちに強く影響します。

結果、結婚しない若者が増えました。


独身の時の方が自由にお金が使えて、自由な時間がありのびのびしています。

女性が、自由だ、自由だ、といい、男性も自由だ、自由だといっていたら、それは少子化になるでしょうね。

結婚する意味がないのです。


しかし、結婚することでそれとは別の幸せを得られることがあるのです。


これは、お互いを労りあい、思いやる、守るべき存在のために奮闘し、それを支える妻がある。



これはしっかりと古事記に書かれているのですね。



やまとたけるのみことが遠征にでかけます。敵の罠にかかり、野に火を放たれてしまいます。

燃え盛る火の中、お連れのお姫さまに、君は大丈夫か?と聞くのです。

今にも死にそうな状況であるにも関わらず、気持ちを荒げず、冷静にまず先に女性の安否を気遣う男性。


ここに、日本男児の素晴らしさが書かれています。

どんなに大変な時であってもまず女性を気遣う男性の姿。

ここに女性はぐっとくるものなのです。



旅を進めていくと、船が大嵐に今にも転覆しそうになります。

私が入水して海の怒りを鎮めます。

とお連れのお姫様がいうのです。


海に入り命を捧げます。

その時にお姫様が歌ったのが、こちらです


さねさし 相武(さがむ)の小野に 燃ゆる火の 火中(ほなか)に立ちて 問ひし君はも



火が燃え盛っている大変な中にあって、私のことを気遣ってくださいました。

それを私はずっと覚えているのです。

ですから海に身をささげて貴方の旅のお役に立ちたいと思います。



というのです。




どうでしょう。

日本の夫婦の理想がここに書かれていると思いませんか?



私は常々、嫁にいって不満が出てしまう女性に対してお伝えすることは

日本には、主人。という言葉がある、これはハズバンドと同義ではありません。

ハズバンドは夫になります。

主人。家内。

これは、ご主人様にお仕えするという意味があると私は解釈します。

権利だの平等だの夫婦生活でそれを始めると日本的な夫婦関係の良さというものが崩壊します。

現に、アメリカと同じように離婚率が増加の一途を辿っているのです。



日本には素晴らしい日本の文化があり、日本風、日本流の夫婦関係があります。

それが日本人の気質には合っていると思っています。




手前味噌になりますけれども。

先日久々に高熱をだす風邪を引きました。

隣にいる主人も具合が悪くなってきたのです。

しかし、具合が悪い中にあったとしても、私を気遣います。

「僕は大丈夫だけど、君は大丈夫なのか?」

「私がきっと移してしまいました。ごめんなさいね」

「いや、旅行先で移ったんじゃないかな」←ここでも私を気遣います。



こういった、労り愛のやりとり。

これは夫婦にならないと経験できない癒しの時間ですね。


古事記、ぜひお読みになってみてくださいね。