No.1,044 こころのメモ793(ACアダルトチルドレン札幌


30/365☆ コントロール8/10
〜AC 40・50代が楽しむ方法〜



カウンセリングサロンAnela代表
心理カウンセラーの村上なおとです😁
今日もよろしくお願いします。




40代と50代に向けたブログを始め、
楽しみながら
夢を叶えるレッスン中です❗️




「コントロール」についての8回目を
話していきます!




前々回は、
A〜Eさんのケースを通じて
各人が取り組んだ課題について触れました。



「コントロール」という観点から、

何か見えてくることはありそうでしょうか?



今回は、
Aさんのケースを掘り下げてみます。




↓  ↓


Aさんのお母さんは、とても厳しい人
子どもの頃からAさんは厳しく躾けられた
門限の17時を1分でも過ぎれば夕食抜き
→ お母さんはAさんを厳しく躾けることでコントロールしている
・「厳しく」躾けるのは何のためか
∟ 母親の不安から厳しくしてしまう。何のためかと問われれば、子どものためと答えるであろうが、母親自身は、自分の不安を弱めるための厳しさだという自覚はない
不安はなくならない。母親自身が自分の気持ちに焦点を当てていないから
▶︎ Aさんとしては、自分と母親の存在〜感情を切り分けることが初めは難しかったようです。

Aさんは、限りなくお母さんと同化するような感覚になることで、何をすれば母は怒らないのかわかると言います。

ほとんどテレパシーのような感覚になり、自分はただの器で、母親の意向に一致させるゲームのようだったそう。

本来、感じるはずの自分の感情はなく(抑圧や否認され)、親元を離れて一人暮らしを始めてから、感情のコントロールができなくなったそう。

摂食障害になったり、物質・行為・人間関係の依存にハマることで、自分自身が自分の手に負えなくなり、身動きが取れなくなって初めて、立ち止まって自分の問題に向き合おうと決めたそうです。



・母子間に緊張はないか
∟ 緊張関係にあると想像される
ミスは許されない。甘えは悪とされる
▶︎毎日が緊張の連続で、学校でお友だちが親に甘えたり頼ったりした話しを聞いて、内心、衝撃が走りまっ白になったそう。

ことばや身体への暴力が当たり前だったため、他の子がダダをこねたり、母親に抱きついて頭をなでてもらう姿を見て、勝手に涙が流れ動揺したそう。

「なぜ、自分は愛されないのだろう?」

長年、Aさんを苦しめた“大き過ぎる問い”



・厳しく躾けられたAさんは、どのような影響を受けたか
∟ 様々考えられるが、人間関係とは、条件付きであると学んだのかもしれない。
生活の中心は「母ルール」。いかに遵守するかが生存にかかわる。約束を守れないと罰がくだる。このため、Aさんの気持ちを表現することや、やりたいことよりも、母ルールを守ることが“良い子”であり、破ると“悪い子”であるといった、二極化思考となりやすい。また、あまり生きた心地がしないような感覚もあり、家は楽しくなく、母親は話の通じない厄介者といった、嫌悪する対象になりやすい。母親を忌み嫌うような関係になったAさんは、長らく抑うつ状態であり、摂食に問題を抱え、様々な依存対象との関係を断ち切れないと悩んでいた。
▶︎ルールを守りさえすれば、自分もよその子のように愛してもらえると必死だったそう。

年々、母親の要求が増えたり難易度が上がったりしたため、いつの日からか記憶がなく、無感覚だったと言います。

それでも勉強はがんばり、県内でもトップクラスの公立校に進学。運動はあまり得意ではないものの、学年一位の成績を出したときに「このまま一位を続けないと許さないから」と目も合わさずつぶやき、お祝いのことばも一切ない母に、初めて殺意を感じたと言います。Aさんのなかで、何か大切なものが切れてしまったそうです。

社会人になり、ある意味では自分を生きていないような、ささいなことがキッカケで流されてしまうような自分だったそう。

この地点から自分の人生を挽回するかのように、自分に集中したAさん。



「自分」を育て直すレッスンを続けた。
カウンセリングは約5年かけ卒業。自分と仲良くなれたと自分軸の育みかたを教えている。

『せめて自分を裏切りたくなかった』
カウンセリング卒業時に話されていました。

卒業までに取り組んだ主な課題
・許可待ちを止める
・権威者へ迎合しない
・否認に気がつく
・思い込み(良い子でいなければならない、悪い子になると重罪、自分には価値はない、愛されない等)を外す
・自己主張の練習
・境界線への意識
・自分を好きになる感覚を身につける
・何をしても許される
・逃げてもいい
・自分に許可を与える
・希望というイメージを育てる
・楽しみを見つけて無邪気に遊ぶ




Bさんのお父さんは、アルコール依存者
お母さんはいつもお父さんのご機嫌伺い
Bさんは親からの愛情をあまり感じなかった
→ お父さんはアルコール依存することで、家族の問題および中心となってコントロールしている
・お父さんはアルコールをコントロールしていると思い込んでいる
∟ 依存の基本。アルコールにコントロールされる毎日
依存対象で頭がいっぱい。生活の中心はアルコール。他は犠牲にしていい。何も考えられない

・アルコールを通じた家族との交流
∟ アルコールというドラッグが、家族を破壊していく
母親の自己犠牲により家庭は回る。鈍感になり精神・身体は蝕まれ生活は困窮していく。何も残らない

・お父さんは家族の気持ちを考えているか
∟ 依存者の多くは、極端な思考をもつ。家族の気持ちを際限なく考える瞬間があれば、まったく考えないゼロのときもあるだろう。しかし、考え過ぎる余りアルコールに没入するという側面もあるのかもしれない
気を配ったり優しくすることが難しくなっていく。怒りの沸点が低くなり、人や物を破壊する。ゆるやかな自殺

・家族はお父さんの気持ちを考えているか
∟ はじめは考えていたとしても、終りのないアルコールとの闘いにつれ、考える気力は失われるのが一般である
手に負えなくなり家族離散になる。

・アルコールによって正体不明になる父親を見ているBさんへの影響
∟ 何が正常で何が異常なのかわからない感覚となる人がある。不信感や嫌悪、家庭不和からネガティブな影響を受ける。毎日のように酩酊する父親に、尊厳や愛着をもつことが難しい。数回のシラフだった父との思い出が、いつまでも心の支えになっているACは多い
Bさんは感情のコントロールが難しくなってしまった。人間不信があり、刹那的な肉体関係しかもてなかった。“自分を大事にする”という感覚がもてず、いつも目の前のことに集中することが困難。いつ危険が襲ってくるのかと臨戦態勢。抜毛症や円形脱毛、不眠、過食嘔吐、希死念慮などに悩まされた。
「自分」を育て直すレッスンを続けた。
カウンセリングは約3年半かけ卒業。結婚しふたりの子どもに恵まれた。

卒業までに取り組んだ主な課題
・逝去した父への思いを整理
・怒りを出し続ける
・悲しみに寄り添う
・破滅するという恐怖との付き合い方
・自分と相手の感情を分ける
・自身の感情のコントロールを身につける
・依存の仕組みを学ぶ
・自分の心の傷を認め回復させる
・母親への憎しみを明確化し癒す
・人間不信を克服
・新たな意味づけをし自分の人生を生きる
・生活習慣の見直し
・運動を続ける
・日記をつける
・自分に優しくなる




Cさんのお祖父さんは性に奔放
近親姦が複数ありながらも咎められない
Cさんは子どもの頃に現場を目撃した
→ お祖父さんは性欲のままに、見境なく欲求を満たすことで、世代を超えて家族をコントロールしている
・“絶対的な権力”の誇示
∟ 空虚さを見栄を張ったり立場を利用したりして隠す。“自分には何もない”という恐怖を性暴力によって否認
劣等感もあるが、祖父自身が虐待を受けており、境界線が破壊されていて、著しく自尊心が傷ついているイメージ

・倫理・道徳の欠如
∟ 理性を成熟させることに失敗した結果、刹那的で人を巻き込むことでしか、自分という存在の確認ができない
他人の痛みの上に成り立つ自尊心であり、絶望が追い詰めていく

・お祖父さんの振る舞いからCさんはどのような影響を受けたか
∟ 性に対する歪んだ感覚を刷り込まれた可能性はあるかもしれない。境界線を身につけることや、自己主張をすることへの困難さ
デリカシーといった感覚は無視され、否認することがクセになったCさん。喜怒哀楽を感じることが難しくなり、笑顔の仮面をつけることで人間関係をやりくりする。まるで自身に時限爆弾が内蔵されてしまったかのような悪夢に悩まされる。祖父に対する殺意があることに気がつき戦慄。やりたいことが見つからず、自分のことが好きと思えず、両腕にある無数のリスカ跡のおかげで半袖が着れなかった。
「自分」を育て直すレッスンを続けた。
カウンセリングは約6年かけ卒業。夏にはTシャツを着てボランティア活動に参加している。

卒業までに取り組んだ主な課題
・呑み込まれる感覚を和らげる
・自分軸を育む
・性に対する考えや感じ方の整理
・表情の確認
・感情と行動を一致させる練習
・ネガティブな思考を論駁する
・身体を動かして痛みを確認
・自分の価値を付与する
・禁止令を確認して許す
・祖父への感情を整理
・楽しみを見つけ続ける
・運動を習慣化
・感情表情の練習をし幅を広げる
・相手の立場に立つ
・相手を思う以上に自分を大切にする
・自分を好きになる




Dさんのお父さんはバタラー
毎日のようにお母さんが暴力を受けているのを目撃
Dさんは引きこもりの時期が続いた
→ 暴力で相手を屈服させ言いなりにしコントロールしている(という幻想)
・Dさんが生活自体をどのように感じていたか
∟ 常時、緊張状態。家庭は安らぎの場ではなく戦場という感覚。いつも身構えていて、逃げる…戦う…フリーズする、といった監視し憎悪が無限に膨らんでいくような心持ちなのかもしれない
他人と関係することの困難さ。吃音があったり食欲不振、偏頭痛だったりと身体の不調にも悩まされる。

・Dさんに何らかの影響はあるか
∟ 精神疾患に罹る可能性がある。行動の制限や将来に対する悲観から抜け出せないかもしれない。人間関係の築き方がわからない、築きたくない、信用ならない等、居心地の悪さをもち続けるのかもしれない
抑うつや強迫性といった気力を削る病に長年悩まされる。
「自分」を育て直すレッスンを続けた。
カウンセリングは約6年かけ卒業。自分の居場所を見つけられ、必要とされる幸せを獲得。

卒業までに取り組んだ主な課題
・約3年をかけ暴力に対する捉え方を見直した
・思い込みを外す
・すべての人間には価値があるということを学ぶ
・信用や信頼するという感覚を覚える
・激怒や悲観といった強烈な感情を癒す
・抑うつや強迫性との付き合い方を身につける
・考え方のクセを知り調整
・柔軟性を習得し自分軸を育む
・自分を認める
・自分を励ます
・自分を好きになる
・自分の居場所をつくる
・人の役に立つ喜びを知った
・やりがいを見出した
・寄付するようになった
・境界線を保ちNoが言えるようになった




Eさんのお母さんは過干渉
高校生まで一緒に寝ていた
Eさんは定職に就けずリスカが止められない
→ 母親の強固な“マイルール”によってEさんはコントロールされた
・自己肯定感が低い
∟ 自分から興味をもち、味わい、考え、検討し、判断をもって決断して行動するといった一連の流れを育む機会を搾取されたことによる自分に対する信頼がない
自分で、考えて・選び・決めて・行動する〜という動線を身につけることの困難。靴ひもも結べなかった。

・希死念慮
∟ 信頼がないことで大海に浮かぶ木屑のような自我を、せめて自分で殺めるという行為によって終わらせたいという、自分に残された唯一の、あたかも宝刀なのかもしれない
所有する感覚。無許可で侵入され続けた自分を守る方法。

・生きる目的を見出せない
∟ 存在している感覚が希薄なため、社会という枠組みのなかの一員であるという自覚がもてない
他人と喜びを分かち合う、議論する、ケンカをする、謝罪をする、贈り物を渡す、感謝するといった、「生きている」と感じるような機会が少なく、社会という場で自分という存在を客観的に捉え吟味することができない。

・「自分」がわからない
∟ 自分にも希望を叶えるという権利が欲しかったと嘆いているACが溢れているが、纏綿(てんめん)状態である典型の、過干渉による生育歴をもつ人は、ある意味、人生がハードモードなのかもしれない
自分が感じていることは正しいのか間違えているのか判断できない感覚。耳を塞いでも母親の声が色々と言ってくるような気がして、ひとりの時間を楽しめない。自分は何のために存在し、何かの役に立つのだろうかという疑念が苛む。
「自分」を育て直すレッスンを続けた。
カウンセリングは約5年かけ卒業。アルバイトを年単位で続けられるようになった。

卒業までに取り組んだ主な課題
・自分の人生を繰り返し嘆いた
・感情の点検
・痛みを知る
・妄想と現実を切り分ける
・境界線を身につける
・感情の爆発を小さくしていく
・劣等感と向き合う
・新たな自分にポジティブな意味づけをする
・罰を与えずできたことを認める
・「男性像」を明確にして感性を磨くワークを続ける
・運動を習慣化
・ありがとうとごめんなさいの違いを学び、場面に適した使い方を身につける
・客観性を育み自分を批判しない
・絵を描く
・段階的に社会とつながる
・働いてお金を貯める
・好きなことを探求する
・自分を好きになる







↓ ↓ ↓


箇条書き以外にもありますが、
本人が精神的・身体的・経済的に
自立(自律)することを目指して
目標達成しました。







3.コントロール
親の自信のなさ、不安、完璧主義、強迫性、劣等感から生じる、子をコントロールしようとする力動。その基底には空虚感や孤独感があり、親自身が強大なパワーを獲得したいという欲求を、社会という枠組みから外れた、家庭という小さな世界で実現しようとして、子をコントロールしようとするのかもしれない。その反面、親自身が自分をコントロールできていないという無自覚さがつきまとう





「よい治療者とは私の体験をほんとうにまともに取り上げて確認してくれ、私が私の行動をコントロールできるように助けてくれる人のことで、私をコントロールしようとする人のことではない」。-ある近親姦の後を生きる女性の言葉 - 第七章 治療的関係とは p206 
『心的外傷と回復』ジュディス・L・ハーマン 著 中井久夫 訳 1998年第10刷発行






〜レッスンの思い〜

AC状態から抜け出しAC状態じゃない
自分になりたいですよね。


そうなるために、
自分がもつ“クセ”を探って確認しています。



望んでいなかったのに、親から学んでしまった
没コミュニケーション。

でも、過去と相手は変えられない原則から
自分が変わるためにまずは、
自分責めを楽にする方法を確認中です。


このレッスンでは、

身につけてしまった
自分責めを逆に、

自分を守る方法として活用できるように
学んでいきます。

これまで身につけてきた
ネガティブなパターンを
ポジティブなパターンに変えて
幸せで楽しい生き方にしましょう。





今日も長文をお読みくださりありがとうございます🙇🏻‍♂️お疲れさまでした🌿

内容とは外れますが、
能登地震で被害に遭われた方々が
一日も早く安心できますように…🙏🏻
亡くなられた方のご冥福を
心よりお祈りします。。









【今日を大切にする】

できなくても
ウジウジしても
ダメでも
やる気なくても
あなたの価値は変わらない
ヨシヨシ (●︎´∀︎)ノ"。゚(゚ノД`●゚︎)゚。


ps
今日は自分のために何をした?- D86


☆お陰様で13年目
皆さまのお陰です。
ありがとうございます(^人^)感謝♪︎
 


  
 
  


(場所)
カウンセリングサロン Anela
札幌市中央区北3条西18丁目2-11 ブランノワールW18.exe 301号室
・地下鉄東西線の西18丁目駅より徒歩8分
 

(担当心理カウンセラー)
村上なおと


(カウンセリング内容)
・お話されたいことを自由に話せます。
・話すことで、まずは苦しみを吐き出して、一旦落ち着きます。
・お悩みの解決に向けた気持ちの整理をします。


(はじめての方へ)

最初に見てみてください
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 (ご予約受付時間:10時〜21時)

 
ご希望の方は、公式LINEからご連絡ください
(「はじめての方へ」→「お申込みフォーム」からご予約頂いても大丈夫です)


確認次第こちらから折返しご連絡します。

*必ず事前にお申込みください。ご予約なしは対応不可です。







【よくある質問】

セッションを受けられ「自分に必要だ」と思われた方は、
当サロンのカウンセリングを継続されます。
数ヶ月〜数年と期間には幅があります。
勧誘は一切行いません。

よく利用されるセッションは、
90分で10,000円/月・無制限のLINEサポート付です。

何事も三日坊主で続かなかったボクが、
今では継続するコツも
サポートに織り混ぜながらカウンセリングをします。

あなたが望む生き方になるように、
心を癒し回復して、
目標が目指せるように整えていきましょう☺️




  
 
〔 対応内容 〕
・心理カウンセリング
・アダルトチルドレン専用カウンセリング
・認知行動療法

うつ、ADHD、アスペルガー症候群、パーソナリティ障害、
双極性障害にも対応

人間関係、恋愛、コミュニケーションの
スキル・アップを主に扱っております



自分は、本当のところ、何をしたいのか。
自分の「個性」、
自分らしい「生き方」とは、
どんなものなのか。
流行でもない、
他人に望まれたイメージでもない、
しかたなく続ける毎日でもない、
自分のホンネはどこにあるのか。
そこにたどりつくために、
自分の謎を解き明かして
スッキリとした清々しい自分になる。

    
 





ラジオはじめました🤣
ブログとは一味違うテイストです♪
よかったらご視聴ください🌸

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