輸入商品販売ビジネスの:一ノ瀬知美さんは、Youtubeで、秋篠宮夫妻の外交・対応力の不十分さを指摘する。

 

TBS報道なども同様に秋篠宮家に対しての批判的な姿勢が感じられる。

 

人類史上、圧倒的な長さで世界最高の権威のある日本の皇室に対して、残念な現象である。

 

批判内容は、

英国などの王室との対応力不足や、その原因として

秋篠宮夫妻ともに、英語力が低いのではないかと。

 

私の見方では、この問題は、秋篠宮ご両人ともに心の持ちようだけのことで、周囲から適切なアドバイスでもあれば、難しいことではないのだが・・。(トレーニングが必要)

 

私が、学んだ英国の英語学校は、欧州の王族に英語を教えることを特徴にしていた。創業者のRichard C. Lewis は、美智子上皇后他5名の皇族に英語を教えたとを、会社のウェブ(下)で説明している。

 

(彼は、ベルリッツのマネジャーとして、7年間、家族と渋谷に住んでいた。)

 

王族が国際結婚し、初めて国民に外国語で挨拶するとなると、音声機器のない昔は、本人の緊張度は、たいへんなものだったろう。

 

この学校は、一か月後に商談とか、技術論文の発表とか、「藁をもすがりたい人」に様々の外国語コースを提供していた。

 

Lewis氏は、”When cultures collide"(文化が衝突する時)という著書:ベストセラーを出している。

 

ここでの文化とは、言語文化のことで、国(言語)ごとにコミュニケーション上の特徴を示して示唆にあふれる。

 

私たちは、皆、母語により心の動き方が規定される。

 

異なった母語が、各人の心のOSとなっている。

 

他方、この考え方は、ステレオタイプ視(母語による属性の決め打ち)を助長し、日本で近年の流行:【みんな仲良く世界の仲間】路線から見ると、ちょっと危ない。

 

しかし、このような言語文化上の特徴を日本の政治家・国民が知悉しておれば、慰安婦問題なども、とっくに終了していたであろう。

 

朝鮮半島人(朝鮮語の)の特性を知らない日本人の優しい、穏やかな対応が、国際的に彼らの卑しさを強調させてしまった。

 

あちらでは、嘘を恥じないと言うより、嘘は、恥ではない。

 

(韓国の現在の歴史教科書も、嘘だらけ! 「嘘くらい何でもない。」と言える人が生き延びた歴史だ。治政的に弱小民族の言語文化は、多かれ少なかれ、それが特徴である。

 

日本人は、武士道的な誠実さを、美点であり、目指すべき資質と考えるが、それは、日本の治政的・歴史的幸運がもたらした面がある。)

 

日本側の言語文化上の知識経験の不足が、日韓関係を不幸にしたとも言える。

 

(慶応大学に多くの朝鮮人留学生を受け入れた福沢諭吉は、朝鮮人も日本人のように・・と夢想した。

 

しかし、母語の言語文化は、心のOSである。

本人たちが自覚しない限り、一生変わらない。

 

私は、米留学中、韓国人の親友がいたが、彼は、他の韓国人留学生を嫌い、付き合わなかった。欧州育ちの彼は、心のOSが違ったのだ。)

 

紀子さんの宮内庁職員への叱責の厳しさが、何度も報道されているが、【日本の優等生にあり勝ち】の姿勢である。

 

立場上、「完璧でなければ・・」の気持ちが強すぎるのである。

 

彼女の対応は、厳しく、次々に担当者が変えられたり、深刻である。

 

しかし、頻繁に担当職員が変わると、ノウハウの蓄積が宮内庁職員になくなる。不手際のリスクも高まる。

 

現状、宮内庁の組織文化は、最低に落ちている。

 

宮内庁職員が悪いのではなく、組織経営の基本を知らない秋篠宮家の問題である。

 

私の英語力が上達した理由の一つは、工学部生だったからだと思う。

 

秋篠宮ご夫妻は、立派な英語を話さなければと思っているのだろうが、それが、彼らの成長を妨げている。

 

私は、語学専攻学生でなく、プライドがなく、米国人に何でも尋ねた。

 

最初の頃、「LとRは、聞き分けられるの?」などと尋ねてあきれられていた。Nativesにとり、LとRは、まるで違い、あり得ない質問だった。

 

私は、「カッコ良く発音を・・」と思っていない。

 

英語クラブには、理工系の博士課程の学生もいて、米国人の先生は、科学研究の話になるとついてこれない。理系人材は、体裁より、実質を重視する傾向にある。

 

私は、漢学や能狂言の話が多少できる。

 

独自文化の弱い米国人と議論していると、クラブの日本人の中、誰も気後れしていない。

 

若い人に限らず、外国語力の向上のステップでは、忖度なしで失礼な議論もすれば良いのだ。

 

相手が米人なら。

 

"I understand your ancestors killed so many indigenous people to solve problems, only because they were against your aggression,

 

but the Japanese army did not kill 慰安婦 after the war, and we have been accused.

 

As a result, we see good ones tend to be accused and bad guys survived happily. And still your arrogance keeps you all happy."

 

(昔の米国人らは、問題解決のため、侵略に反抗する原住民を殺したが、日本陸軍は、戦後、慰安婦を殺さなかった。

 

結果として良い人が責められ、悪い人たちが、幸せに生き残った。そして、今も、君らの傲慢さが君たちを幸福にしている。)

 

最後の文章”Your arrogance keeps you all happy.”は、日本語で表現できない。

 

日本語では「君たちは、傲慢です。そのおかげで、幸福なのです。」の2文章か、複文になり、英語のように一気に相手に衝撃を与えられない。

 

「君たちは、傲慢です。」を言われると、反論の余地がある。

 

しかし、Your arrogance.... は、反論の余地がない。(傲慢な側面のない人はいないためだ。)

 

英語で議論すると実にすっきりする。

 

日本語で言えないことが、英語の言語文化では、言える。

 

英語では、そのような議論を "Provocative": 【人を)怒らせる、挑発的な】と言う。

 

"Provocative"の利点を知らない日本人は、韓国や中国との関係で、従来から譲歩し過ぎで、20~30年もすると、必ず、うまく行かなくなる。

 

これは、言語文化から来る心のOSだから、日本人が気付かない限り、繰り返される。

 

秋篠宮家について、最初の失敗は、娘2人をICU(国際キリスト教大学)に学ばせたことだ。

 

戦後、日本のキリスト教化を目指した米のGHQの罠に、キリスト教の二面性を理解せず、秋篠宮家が引っかかった。

 

ニーチェ(1844-1900)のアンチキリスト(キリスト教批判の試み:1888年)を読まなくとも、世界でのキリスト教の所業をたどれば、キリスト教の二面性に疑問の余地はない。

 

「(科学的に)物事をそのままとらえる」ことを教える仏教などと違い、キリスト教は、多くの戦争の原因をつくり、科学を弾圧し、多数の魔女を殺害し、世界中で2千万人以上(?)を奴隷にしてきた。

 

キリスト教の問題は、事実の上に「言葉」があると言う狂気性にある。事実の存在前に 言葉である。

 

二つ目には、良く言われる一神教の非寛容性で、思考回路を固定し、周囲と摩擦を生むことが多くなる。

 

学問で言えば、法学や経済学に相当し、両方とも思考の外に実証する方法がなく、絶対的な結論がない。その結果、学んだ人を尊大にし、日本にとどまらず、世界を不幸にしてきた。

 

現在、思考力ある理系脳から見ると、問題ある選挙制度を世界中でしている。

 

人類の歴史が今後何万年続いても、世界に戦争がなくならないことは、私には、明白である。

 

選挙が、各地で高慢(プーチン的)な人物を選択し、その人物を毎回の選挙が、さらに高慢にする。

 

言い換えると、選挙の仕組みが、リーダーに「ならせたい人」でなく、プーチンに「なりたい人」から選ぶ制度である。

 

ロシア軍による民間人への残酷さは、リーダーの性格からである。

リーダーに高慢さがなければ、戦争を止めるなど、容易である。

 

さて、秋篠宮家の外交対応力を改善するプログラムであるが、一例は、

 

1.英語で自由に議論できる3名の生物学者チームを作る。

2.英語指導は、英国人の先生一名とする。

3.月に2回ほど、3時間、秋篠家と自由討論する。

4. 生物学の学術論文を議論の1か月前に配布する。

5.毎回、最新の学術論文の発表を学者の一人がする。

6.発表の後、秋篠家メンバーが切り込む練習をする。

7.先生は、毎月、議論と簡単な筆記試験で評価する。

8.以上を半年から一年継続する。

 

こうすれば、英語力は、著しく改善するはず。

 

議論で目指すは、工学系の言語文化だ。ある文系コンサルタントが、富士フィルムの技術者同士の会議を横で聞いていて、「恐ろしい!」と感想を述べていた。

 

かつて同じ業態の米コダック社と違い、富士フィルムは、生き延びた。

 

忖度なく、議論する技術者の対話能力は、非常に高かったはずだ。優秀な若い技術者が話し始めると、周囲の先輩技術者らは、プライド・ズタズタの場面があったろう。

 

Shell Groupでは、技術者(の議論)は、Bloody(血まみれ)と表現された。忖度なく、互いに切り込むので、プライドがズタズタにされる(Bloody)議論になるということである。

 

秋篠宮家は、このような試練を経れば、国民皆に愛される天皇を育てるチャンスが来る。

 

ポイントは、自分の一瞬、一瞬の思考・発言の目的を簡単にすることだ。それは、多方面から囲まれていると感じている自分の感情をシンプルにすることだ。

 

自分の感情を大切にすれば、心が軽くなり、仕事は、楽しく面白くなるはずだ。

 

英国で記者から紀子さんが質問された時、彼女が考えていたのは、自分の感情ではなく、どう自分の回答が、他人に思われるかである。

 

いつも何をしようにも、自分たちがどう思われるかを考えて、自分の素直な感情が分からなくなっている。

 

自分の感情が分からなければ、質問に答えられない。

 

もっと裸の感情で率直に生きれば、本人も幸せに感じ、言葉に力が出て、他人に伝わる。

 

秋篠宮家を支える宮内庁職員を叱れば、もちろん、職員は、指示に従う。しかし、職員らは、秋篠宮家をどう支えるべきかを考えなくなる。

 

反発のためではない。

 

360°の多面性のある仕事に対し、ある点だけの強い叱責から、そこだけに注意が行くためである。

 

叱責ごとに、判断と行動が、後手後手に回る傾向となり、失敗の頻度が増加する。

 

すると、外面を気にする紀子さんが叱る。叱られた職員は、委縮して、360°であるべき、自由な思考や判断が止まる。

 

リーダーが、多少の不手際に寛容であれば、黙っていても、組織能力は、向上する。(日本の素晴らしい特徴)

 

失策があった時、リーダーは、考えられる大事故と失策の影響を比較すべきだ。世界の終わりと比較すれば、何ということもないのである。

 

秋篠宮側の姿勢が変わらなければ、今後も宮内庁の提供価値は、組織が本来持つ力の数分の1のままである。

 

結婚以来、30年以上の組織文化の劣化の結果として、現在がある。

悠仁親王の進学する大学が、話題になるが、将来の天皇には、世間と同列の競争は、無用である。

 

バカな受験競争などすべきではない。

 

競争のない環境こそが、天皇をつくる。ゆっくり着実に教養を身に付

ければ良い。

 

語学の技能習得なら、スイスなどの全寮制で複数の言語ができるようになることが望ましいが、国内でも、国学や日本史の研究者などがいる私大で十分である。

 

知識偏重で生まれた受験秀才を見れば、将来の天皇が、受験競争するほど馬鹿げたことはないことが分かるだろう。

 

そんな暇があれば、雅楽、能狂言、書道、茶道などの日本文化を体験して学ぶ方が良い。

 

一ノ瀬知美さんYoutube

 

 

TBS 言葉が出てこない紀子さん (13:30)