この私の記事(2022年8月4日)は、イスラエルが、世界で先行してワクチン接種を実施したことからの考察である。
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イスラエルは、コロナ感染症対策としてワクチンが開発認可された2021年初めより、積極的にワクチン接種を推進した。
下のグラフ(2021年~2022年)は、上から、同国のワクチン接種割合(73%)、感染者数、そして、感染死亡者数の推移を示す。
イスラエルは、2021年6月前後で既にワクチン接種率が、集団免疫が形成される理論値6割を超えている。
昨年2021年末まで、感染症は、強毒性で、感染者数は、少ないが、死亡者数は、多い。
また、2022年に入り、感染者数は、爆発的に増加したが、死亡者数(絶対値)は、従来とそれほど変わらない。
政府政策として、死亡者数を目標とするのであれば、現在でも国全体をロックダウンすべきとなる。しかし、どの国も弱毒性になったと、厳しい活動制限をする国は、既になくなっている。
このグラフで読めることは、
1.接種率が高くなっても、感染者数は、減らず、ワクチン接種は、効果が見られない。
(その後のいくつかの医学論文の内容と一致。接種すると、3倍から29倍の感染率が上昇する。)
2.感染拡大は、期間が1か月~3ヶ月間で、その後は、毎回、減少フェーズに入る。
(多少、形は違うが、他国でも同様。)
3.感染数の減少とワクチン接種割合とには、相関が見られない。
4.コロナが変異する度に、感染は、新たな増加を示し、政府の政策や人々の行動とは、無関係に減少する。
5.今回、ワクチン接種による、感染症対策は、失敗である。
日本でのコロナ感染死亡者数は、計3万3千人とされているが、その2~3倍の超過死亡者数が、既に算出され、今後、薬害発症が、懸念される。
2023年末までに、計40万人の超過死亡数と算出されている。
私の考えは、
コロナ感染症では、「ウイルスは、その構造が、極めてPrimitiveな性質のものであり、変異も早いが、時間経過と共に遺伝子を維持できず、勝手に自壊するのではないか。」というものだ。
コロナ感染症について、井上正康大阪市大名誉教授らは、集団免疫が形成されるからだと説明している。
しかし、そうだとしたら、どの国でも、特に接種率2~3割しかなかったアフリカ諸国で、感染症が収束し始める時点での患者数が、あまりにも少ない。
ワクチン接種率が、2~3割のアフリカ諸国でも、感染の推移を示すグラフは、ワクチン接種を積極的にした国々と変わらない。
また、集団免疫ができたとされる時点で、免疫のない4割の人々にまで、「もう、安全」と判断される理由は何なのか?
彼らは、免疫がないのである。
全く根拠が見当たらない!
どこに安心しても良いという根拠があるのか。
私は、「彼ら専門家達が、学んできた古典医学の教義にとらわれているのではないか。」と思う。
「ウイルスとは、構造が、地球上、生命誕生から発展の途上で、極めて原始的段階にあり、変異も早いが、時間経過と共に遺伝子を維持できず、【勝手に自壊】するのではないか。」
私が、成人してからのワクチン接種は、黄熱病対策のものである。
どんなワクチンでも、多少の薬害は、あるだろう。
それならば、黄熱病対策ワクチンのように、一度接種すると、10年間有効のような長期的効果が欲しい。