私もそうでした。
どうしても「資金」や「物品」、そしてどちらかというと汚れたり辛い思いをする「労力」の提供をイメージしてしまうのです。
実は決してそんなことはなく、楽しみながらできたり、
みなさんの特技を活かしたりしながらできることなど、やり方・方法は多岐にわたるのです。
例えば
・子供や高齢者の話し相手や遊び相手になる。
・地域イベントに参加する。
・広報力を持たないNPOをホームページやブログで紹介する。
・海外協力のNGOが活動できる場所を提供する。
など個人から企業までできることはたくさんあります。
企業がCSR活動としてどんなことをしているのか。
テレビCMにあるように大規模な植林をしたりといったことではなく、
身近で簡単にできことから始めている
そんな事例をいくつかご紹介します。
前回のブログで紹介した「絵本を届ける活動」は、
ホームページにあるだけでアイエヌジー生命、伊藤忠、花王などが参加されています。
◆「布チョッキン」
比較的きれいな不要布を持ち寄り、用意された人形やボールの型に合わせて切る活動。
それをカンボジアに送ると現地でぬいぐるみなどに加工されます。
子供たちの「玩具」だけでなく、届けられた布を加工する「仕事」が現地に生まれます。

(幼い難民を考える会ホームページよりhttp://www.cyr.or.jp/cyrblog/cate_4.html)
現場を見たわけではないので、詳しくは知りませんが、
私だったらグループ分けして「時間内にきれいにどれだけ切ることができるか」といったお題を与えて
(組織の)「役割発見研修」や「カイゼン(改善)研修」にしてしまうと思います。
あるいは、社内レクと合わせて家族参加の楽しいイベントにしてみるのもいいかもしれません。
◆厚生労働省「認知症のサポーター(100万人キャラバン)」
(参考)http://www.caravanmate.com/
劇団がみなさんの会社に実際に来て、認知症の対応方法・サポートについて学ぶ。
2時間程度の学習を経験すると、認知症サポーターとしてオレンジのリストバンドがもらえます。
◆「引っ越しでできる国際協力キャンペーン」
http://www.shaplaneer.org/

新春の引っ越しや事務所移転などの際に使わなくなった本やCDを集めて換金し、南アジアの家事使用人として働く少女たちへの支援などに役立てる活動。
もうそろそろシーズンですね?
◆エコキャップ運動
http://ecocap007.com/
ペットボトルのキャップ800個(を売却した代金を寄付すること)で1人分のポリオワクチンを寄付できるもの。
JCV(世界の子どもにワクチンを日本委員会)に寄付をしています。
多くの学校や企業、スーパーなどが参加しているので有名ですね。
まだまだいっぱいあります。
自分のできることから始めればいいのです。
自分たちの会社にちなんだことから始めればいいのです。
そういえば、TBSのテレビ番組「ワンステップ」(http://www.tbs.co.jp/onestep/)は、自分の出来ることでする社会貢献、そしてその中で自身も成長していく姿をとらえていく番組ですね。
とはいえ・・まったくリスクのない活動はありません。
NPO法人は無数にあります。
ましてや街頭募金詐欺などもある時代。
いったいどうやって自分に合った活動を見つければいいのか?
どういう団体がある程度信頼できる活動をしてきているのか?
自社に合う活動はどうやって探したらいいのか?
不安ですよね?
そこでお勧めなのが、情報センターです。
全国各地に「ボランティア・市民活動センター」があります。
例えば、東京なら東京ボランティア・市民活動センター(http://www.tvac.or.jp/)があります。

全国各地のボランティア・市民活動センターでは、企業やそこで働く人々と、NPOや地域をつなぐための活動をしています。
各団体の情報誌や活動報告があるだけでなく、ボランティア体験や各種イベントの案内、ボランティア活動中の事故・怪我に備える保険の入会手続き、また企業の担当者に対してその企業にあった活動についての相談にも乗ってもらえます。
初めてCSR活動に取り組む企業担当者には、相談など含めて積極的に利用することをお勧めします。
また、いろいろなWebサイトもあります。
(こちらは、自身でしっかり判断する必要もあるでしょう)
・NHKボランティアネット http://www.nhk.or.jp/nhkvnet/top.html
・日本NPOセンター http://www.jnpoc.ne.jp/
・Yahooボランティア http://volunteer.yahoo.co.jp/
・Viva! http://www.viva.ne.jp/
◆企業のCSR活動のポイント
いろいろ書いてしまいましたので、ここで簡単にポイントをまとめたいとおもいます。
基本的には企業も個人も一緒です。
・できることは何でもあるので、つらい奉仕のイメージを持つ必要はない。
・いきなりハードルを上げずに社員の関心のあることからやることが大切。
・自分の会社にちなんだ活動から始めると始めやすい
ここまで読んで下さった方は、もうお気づきですね?
そう。
今、読んで下さっている私のブログも、前回と今回で絵本の活動や他の活動を世の中に紹介するという広報タイプの小さなCSRになっているというわけです。
次回は、企業の社会貢献からもう少し発展して、「社会貢献について考える vol.3/社会起業家成功のカギ」と題して、昨今話題の社会起業家が日本で成功するためのポイントについて話をしたいと思います。
社会起業家は利益をあげなければいけません。
また、社会起業家の多くが相手にする日本企業のCSRを担当する部門は、広報の一部であったり、かつてのメセナを担当していた人がそのイメージのまま活動していたりします。
そこで、社会起業家は何を意識すればいいのか?
そういった内容でお話ししたいと思います。