バラのうどんこ病・アブラムシ対策と芽出し肥 | ベランダ花子たちとの12ヶ月

ベランダ花子たちとの12ヶ月

南西向きの狭いベランダでも、相性のいい花子たちとご機嫌よく過ごしてます。
週末ガーデナーが、バラをメインにしたベランダ花子たちの記録を綴っていきます。

 

ちゃんと消毒してたのに、

 

とうとうベランダの若いミニバラ2つにうどんこが発生・・・。

 

ショボボーン

 

なので、先日、参加した、

日本橋三越の有島薫先生のバラセミナーは、

 

 

渡りに舟。

 

まさに、病害虫のお話だったので、

メモとりまくりでした。

 

備忘録かねてまとめてみます。

 

長くなるので、

バラに興味のない方はスルーしてくださいネ。

 

まるちゃん風

 

 

★バラに病害虫はつきものだから、適切な薬剤で予防が大切。

 

バラに病気・虫はつきもの。最強のバラ、モッコウバラにも「うどんこ」がつくことがある。

 

病気は出てからでは手遅れ。予防が大切。

 

販売されている切り花バラは、みなハウス栽培。うどんこの菌は飛んでこない環境。

露地栽培は、菌を完全にシャットアウトするのは無理。

だから予防が大切。

 

ちなみに日本橋三越屋上のショップ「チェルシーガーデン」の鉢バラは、

 

3月中旬過ぎまでハッパ乳剤

(なたね油が原料。菌がつかないようにコーティングする役目あり)で対応。

 

その後、3月28日日に本格消毒したとのこと。

(無農薬は時間と手間と費用がかかる。

ニームなどは2年以上継続してやらないと結果が出ない。

大変な努力を要する。)

 

★うどんこが発生する原因

①風通しが悪い、②日上がりが悪い。特に、

 

「マンションベランダ。隣とのしきりがあって、横からの風がぬけない」環境や、

「ベランダ手すりの下が柵でなく、コンクリート造り」というのが、

 

うどんこが最も出やすい環境。(←どちらもウチのベランダ該当。かなしー)泣く

 

★ウドンコ病の菌

うどんこの菌は、芽の周囲で越冬するので、

2月剪定のときにまず消毒するといい。

 

退治しきれないと、18~20℃くらいでこの場所から発生してくる。

ただ、これを退治できたとしても、

空気感染で遠くから飛んでくる。

結局、菌は浮遊してるから、10~15日おきの消毒が必要。

 

ただし、桜が終わる4月中旬ごろ、温度が急上昇するときなどは要注意。

目にみえて枝がのびてくるのだが、

そこは消毒されていないので、うどんこになりやすい。

 

オールドローズの花首などがあっという間に白くなるのは、

そんな理由から。

 

なので、グンと伸びる時期には、

3~4日おきの消毒がおすすめ。

(先生曰く、「消毒噴霧は朝よりも夕方のほうが、

乾きが遅くて葉に浸透するような気がする」とのこと)

 

■先生がローテーションしている殺菌剤(2年使用ずみ)

①    サプロール(★)

②    ベンレート(★)

③    サルバトーレ(★)

 

■アブラムシにおすすめ殺虫剤

ベニカ(★)は即効性がある。

臭いもなく、持続性も22~23日とオルトラン(15日)より長いしおすすめ。

 

 

★有島先生の効率いい殺菌・殺虫剤噴霧の仕方。【きちんと殺菌・殺虫】

殺菌剤と殺虫剤を別々に噴霧するのはめんどう。

混合してしまう。

しかも、薄く液肥(1000倍)も一緒にいれれば葉面散布で栄養も入る。

 

加えて1リットルにつき、茶さじ1杯の「三温糖」をいれると、

コーティング作用で、

うどんこ対策にも、スリップス対策にもなり、

ミネラル補給にも。

 

4つぐらいまでは混ぜてもOK。展着剤も入れる

(★印は問題なし。ただし、木酢液や強酸性のもの、強アルカリ性のものはだめ。)

 

薬剤をいれるときは、必ず、水に落とす。

薬剤を入れた容器に水をあとからいれるのはNG。

 

 

★見つけたときにすぐ対応できる【お手軽スプレー】

上記の定期殺菌・殺虫のほかに、

いつでもすぐに対応できる市販のスプレーを、

手がすぐ届くところに置いておくのが便利。

 

特にうどんこなどが出やすいバラの近くに置いておくといい。

 

【先生使用】

ベニカファインスプレー(住友化学)

薬品殺虫・殺菌ハイポネックスマイテミンスプレー

 

【その他先生おすすめ】

肥料と殺虫剤入ってるハイポネックスの新液肥。

アブラムシだけでなく、他の虫にもききそう。

ただし、効くのは1mの高さまで。

葉面散布するなら300~500倍か。

 

★肥料の時期について

よく、「つぼみが色づいてきたら肥料をやめる」とあるが、あれは迷信。とめなくていい。

コンテスト入賞者のコメントが一人歩きしてるだけ。

特に房咲きだったり、花付き、花持ちいいバラはエネルギーをとても使う。

継続してあげてよい。

満開になっているときにお礼肥もあげる。

 

子葉さん2

 

ここで個人的な疑問がフツフツ。

 

毎月、月初めにバイオゴールド(固形肥)を追肥しているけど、

それに加えてお礼肥もするの?

鉢の表面がバイオゴールドだらけになっちゃうけどいいのかな???

 

セミナーを終えて、三越のガーデンショップの花たちを見ていると、

 

 

 

ちょうどセミナー会場から戻られた先生とお会いできたので、

 

質問してみたところ、

 

バイオゴールド使用の場合、

こんな使い方を進められた。

 

 

毎月、きちんとバイオゴールドを追肥しているなら、

お礼肥は不要。

 

液肥を併用するなら、

かなりリン酸多めのものを2月、3月入れて、

 

4月からは、リン酸やや多めのものを入れておけばよい」

とのこと。

 

kusa

 

2月、3月は、もっとリン酸多しにすべきだったんだ・・・

 

来年、トライしてみよう!にこにこ

 

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