いつも拝見させていただいている「はるか」さんのブログを拝見していたら、またいつもの物思いが始まりました(笑)
今日のテーマは「己の弱さを知る」。
はるかさんのブログは、近所にあったお地蔵さまの話し。キレイに舗装した道路を通すため撤去されてしまったのだそうです。詳しくは、はるかさんのブログ「虫の音」で4/13、4/14付けの記事をご覧ください。考えさせられますよ。お地蔵さまについても、由来などいろいろお調べになってますから勉強にもなります。
「はるか」さんのブログはこちら↓
http://m.ameba.jp/m/blogTop.do?unm=blog3326&amebaId=acornboykyusyu&sessionId=3gfhlestwut2t31&guid=ON
さて、はるかさんのブログから自分が思い出したのは、あるドラマでいかりや長介さんが演じるセリフ。
かなり前に放映されたテレビドラマ『聖者の行進』(脚本は野島伸二さん)で老いぼれ弁護士(演じたのは、いかりや長介さん)のしゃべるあるセリフです。
どうやら「第8話 ひとかけらの希望」内での一場面らしいです。ドラマ『聖者の行進』を知る人間なら必ず名シーンに挙げるセリフです。
ただドラマ『聖者の行進』は、虐待や流血もあり結構生々しい描写が多いので賛否両論です。少なくとも親子で気軽に楽しむドラマではないです(と、個人的に思います)。しかし、率直にココロを揺り動かされ、多くのことを考えさせられたのも事実。平均視聴率が20%を超えたことでも分かって頂けるかと思います。
まずは、簡単に状況説明を。
知的障害者を雇う地元の名士と言われる工場の社長。しかし、実際は虐待を繰り返し奴隷の如く扱っています。
それを知った音楽教師(演じたのは酒井法子さん)は一人の老いぼれ弁護士と共にその告発をしようと決断します。そのために雇われている知的障害者の方々の親を集め説明会を開きます。
しかし、当日集合時間になっても誰一人来ません。親達も知的障害を持つ我が子は正直荷物でしかなかった。だから「引き取ってもらっている」工場が不利になるような告発はしたくなかったのでした。
誰一人いない説明会会場で呆然とするもも先生(酒井法子さん)。親達の本心を突き付けられたもも先生が、諦めと絶望とでうなだれてしまう中でぼやく。
「…(どんな事実にもくじけないくらいに)
もっと強くなりたいですね…」
同席していた老いぼれ弁護士(いかりや長介さん)が、その場面でかける言葉です。
「強くなることはないんです
弱い自分に
苦しむことが大事なんです
人間は
もともと弱い生き物なんです
それなのに
艱難(かんなん、心の苦しみ)から逃れようとして
強くなろうとする
強くなるということは
鈍くなるということなんです
痛みに鈍感になるということです
自分の痛みに鈍感になると
人の痛みにも鈍感になる
自分が強いと錯覚した人間は
他人を攻撃する
痛みに鈍感になり
優しさを失う
…いいんですよ
弱いまんまで
自分の弱さと向き合い
それを大事になさい
人間は…
弱いまんまでいいんです
いつまでも…
弱いものが手を取り合い
生きていく社会こそが
素晴らしい」
今でも思い悩む度に、このセリフが浮かびます。思い悩んでいた人に教えたこともあります。自分にとって本当に大切なココロに残る言葉です。
自分は何度もこのセリフに考えさせられ、励まされてきました。今日はあえてこのセリフを紹介するだけにしておきます。(もし気が向いたら、このセリフから思ったことをアップするかもしれません)
このセリフの一言、一言をじっくりと噛み締めて読んでみてください。何か思うところがあるのではないか?と思います。
m(__)m