1年前は、
ときどき散歩をして、空の色や表情を楽しんだり、
川や滝に行って、癒されたりして、
自然の美しさに触れたり、自然に癒されていた。
それが、仕事を増やし、子どもたちのクラブや習い事の送迎が忙しくなって、
いつの間にか、ほとんど空を見上げなくなっていた。
そんな日常の中で、学校から帰ってきた娘が
「今、空がすごくきれいだよ!
もう5分も見れないから、すぐ見に来て!」
と声をかけてくれた。
これまで、
一緒に夕焼けを見て「きれいだね」って言ったり、
夏の夜空の星を見るために、駐車場にシートをしいて一緒に寝っ転がったり、
そうやって一緒に空を見てきた。
それがいつの間にか彼女の中に育っていて、
今度は逆に声をかけてくれて、
大切なものを忘れかけている私に、
ふと気づかせてくれる。
そんな彼女の気づきがうれしくて、
沈みゆく夕日に間に合うよう走って外に出た。

彼女が見つけた夕日は、
オレンジから白、青へとうつりゆくグラデーション。
「さっきはもっときれいだった」といったけれど、
久しぶりに空をじっと眺めた私にとっては、
とても美しい空色だった。
こういった時間をもう一度取り戻していこう!
そう思えた、娘のありがたい一言だった。




