頑張っている事を表す枕詞に
精一杯とか、人一倍とかが有ります
精一杯は、本人のキャパでの限界値ですが
この人一倍とは…どのくらい
一倍が文字どおりであれば
他人×一倍なので人並みですが
人一倍の使い方は
人並みよりも大きい時に使うので
人並み+α、と考えられます
仮に二倍以上だとすると一倍とは言わずに
具体的数値で表すでしょうから
結論的には人並み+
1%~100%の範囲と考えられます
別の視点からは
人並みの基準となる比較対象は
何をもって人並みになるのでしょうか…
スポーツで例えるなら
健康の維持レベル…
健康の増進レベル…
町の大会レベル…
国体に出れるレベル…
プロになるレベル…
プロで活躍するレベル…
日本代表になるレベル…
国際大会で勝てるレベル…
国際大会で優勝するレベル…
日本代表になるレベルは
人並みよりは相当に上でしょうけど
健康増進~プロで活躍するレベルまでは
各々にとっては人並みに入りそうです
人一倍の努力をするとは
基準値も倍率も格差が広過ぎるので
話し手の主観によって大きく変動します
要は自己客観性が無いのですね
あやふやな表現で誤魔化すのではなく
可能な限り客観性を持てる表現を使う習慣を
身に付ける訓練が必要でしょう
例えば、人一倍の勉強をしたのに
宅建試験に受からない場合
人並みの基準を
世の中全員で取るか…
自分の思い込んでいるイメージで取るか…
受験生全体の平均値で取るか…
合格者の平均値で取るか…
この中で必然的に合格するのは
合格者の平均値で取った場合だけで
受験生の平均値で取った場合は
合格する確率はゼロ%です
何故なら、
合格率50%の試験ではないから(笑)
自分の思い込んでいるイメージで取った場合は
たまたま結果オーライも有り得ます
コンサルタントになりたいのであれば
コンサルタントを目指している人ではなく
コンサルタントの成功者を基準値として
人一倍の努力をする必要が有ります
世の中的には敢えて意図して
抽象化する場合も有りはしますが…(笑)
自身の心や未来、可能性を
抽象化するのは辞めましょう
格好悪いし、勿体無いから(笑)