「自分を粗末にしていたのは自分だ」
という事実に気づいた時の衝撃波は、まるで「死」のごとく自身を破壊する。
巷には「目覚め」や「覚醒」なんて言葉に溢れている。
だけど「気づく」ことは私にとって、痛みだった。
だってそうでしょう。
私がモラハラ加害者の機嫌を伺うことで、生活の安全が保たれていると思ってたのよ。
それは、少しでも良くなるように、少しでも悪くならないようにと懸命に考えて選択してきたことの全てが、「モラハラ」を成り立たせていただなんて、「それ」に「気づくことなく」17年を費やしたことだけが明確にわかったのだから。
それを直視する以外の選択肢がない。
ただ「気づいてしまった」そのメカニズムの前で、この世界で子を3人生んで罵倒されながら生きた17年を茫然と眺める。
手を替え品を替え、工夫してきたアレコレこそが餌で、モラハラ攻撃のバリエーションを増やしていた事実。
その事実を前に私は「痛み」を感じた。
自分を恨んだ。
あれほど考え抜いたはずの言葉も行動も、「モラハラ被害者の代表的な特徴」として書かれている書物に震えた。
私はモラハラという現象を支える、典型的な歯車に過ぎなかった。
そこまでわかっても、私が搭載しているOSは「自分を粗末にしている」ことをリアルタイムで認識できない。
「粗末にしていない」と思いながら「粗末にする」OSでしかなかったから。
「自分を愛しましょう」という言葉を目にするたび、「自分を愛さねば」と焦った。
焦ったのは、それをどうすればできるのかが全くわからなかったから。
見よう見まねで、それっぽい言葉を口にしてみたり、「私は自分を愛している」と自分に言い聞かせたりもしたが、それらは鮮やかに「そうなれない自分」だけを映し返される。
そして今年の夏。
脳の血管が裂けた。
「バットで殴られたような痛み」とはよく見聞きしてきたが、まさに驚くほどその通りだった。
瞬時に「これは脳だ」と痛みの向こうで理解できた。
原稿はまだ書き上がっていない。
私は痛みにもがきながら、腹の底から突き上げてくる叫びや怒りに似た思いがほとばしった。
後悔だ。
それは頭の痛みなどと比較にならない程の。
「原稿を書き上げたかった!
どうせここで死ぬのなら、もっともっと貪欲に自分を優先すればよかった!
何も我慢せず、もっともっと好き放題して生きればよかった!」
このような後悔だった。
その瞬間にわかった。
「自分を愛すること」の意味が。
「自分を愛する」という言葉に捉われていた。
言葉面を見ればそれはあたかも真理のように見えるこの段階を目指すのは、歯が一本も無いのに「よく噛んで食べましょう」ぐらいに土台無理な話だったと理解した。
大前提としての「自分を粗末にしていることに気づける」ところが抜けてた。
モラハラ被害者たちがね、無くしてしまいたがっている「被害者の鍵穴」や「モラハラ被害者の在り方」はね、大前提をすっ飛ばして辿り着ける場所ではないよ。
90度に曲がってしまった腰を、「真っ直ぐが良い」としていきなり真っ直ぐにしたらきっと痛いじゃない?
きっとそんなことだよ。
怖がらせたいわけじゃないんだ。
だけど気づくってキラキラしてない。
大きく歪んでいたことを「歪んでいたんだな」とわかることは、しんどい作業なんだ。
モラハラは共依存だからね。
それを剥がす時にはベリベリと痛い、そのことをキラキラ語では話せないだけなんだ。
私は見つけたよ。
自分を愛するなんてそんな抽象的なことを「やろう」とすることは一旦やめてみて。
自分が命をかけて守りたい大切な人を浮かべて。
その大切な人を自分に重ねてみて。
その大切な人が、伴侶や他者から理不尽に罵倒され無視されている時、きっとあなたは助けるはずだ。
歯を食いしばり罵倒に耐える姿なんて見たく無いはずだ。
その大切な人にあなたは何て言葉をかける?
そのように自分を扱うんだよ。
自分の大切な人を扱うように自分を扱う。
これが「自分を愛する」の正体だよ。
正しくは「自分を粗末にしない在り方」の正体だよ。
どれほどの気づきも、それは螺旋階段のように終わりがない。
だからこれからもきっとまた違う視点に出会う。
だけどこれは「今」の私が見つけた、本当のことだよ。
モラハラ&棚卸しカウンセリングメニュー
■電話相談■
60分 8000円
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※未破裂脳動脈瘤があるため、対面の値段変えました。
命懸けやし。場所は難波限定。
(事前に2往復のメールのやりとりあり)
(一度お電話でカウンセリングの確認をさせていただきます)
(交通費別途お支払いいただきます)
モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
不登校や親子関係などの共依存関係にも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってくださいね。
私が1番辛かった時に欲した存在になるためにカウンセラーになりました。
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