「分け隔てなく」という響きは、とても「良い」ものとして使われることが多い概念だけど、私は今、この概念はモラハラ被害者にとっての「弱点」として捉えている。
「分け隔てなく」、等しく愛情や優しさを、いついかなる時も提供するのはなぜか?
私はそのことを考えたことがなかった。
だって、提供している意識すらなかったから。
だけど、ほじくり返してみると私は多分、そう「されなかった」過去を無意識に穴埋めしたくて、「そうすること」でしか、愛情を得られるに値しない自分だと認識していたのだな、と思うに至った。
「平等」を善としていた自分を見つけたよ。
「平等」もまた良い概念として認識されているけど、これもまた奇妙な概念であることにも気付いた。
1歳の子どもと、10歳の子どもに「平等」にホールケーキを配分したら半分になるわけで。
「公平」やな、と思うに至った。
見合った分配をする。
モラハラ被害者は、無限に供給する。
どれだけ虐げられていても、何事もなかったかのように振る舞って、与え続ける。
そりゃ虐げるモラハラ加害者も、それが当たり前になるわ。
それを「いやだ」と、表明したら「裏切り」となるわ。
愛情やら、居心地の良さやら、ストレス発散のサンドバッグやら、「自分は良い夫だ」と思える恍惚感は常に、蛇口をひねれば無限に供給されるものだったから。
そして思う。
私たちモラハラ被害者がなぜ、際限なく無料の湧水やゴミ箱として「在り続けた」のか。
言語化するのが心苦しいが、それはやはり「等価交換」みたいなものを期待してのことだと思う。
与えて返ってくることの期待がゼロとは言えない。
しかし、搾取することでしか生き延びることができない、中身が空っぽで脆弱なナルシシスト相手に、等価交換などは実現するはずもなく。
空っぽだからこそ、「自分は良い人間だ」と思うための材料がないと生存に関わるからね。
暴君型は、暴言と無視で蛇口をひねる。
いい人型は、施すことで蛇口をひねる。
その両者は違うように見えるだけで、被害者を「供給の道具」としている部分で根幹は全く同じ。
蛇口を閉じたら、激化する。
その供給によって安寧を得て「自分はよい人間だ」と思えて生き延びてきたモラハラ加害者は激怒する。
そしてナルシシスト同士でタッグを組んで、モラハラ被害者からの蛇口閉めの反乱を愚痴り合い、「やはり自分は正しかった」という恍惚感を得る。
モラハラ被害者たちよ。
攻撃しかしてこない輩に腹を見せて、「私は敵ではありません」と証明し、説明し、分け隔てなく注いできたものを遮断せよ。
業者に頼んでも取れなくなったような、しつこいシミのようにこびりついた私たちモラハラ被害者の癖。
愛されるに値する自分になるためには、まずは差し出すこと、それを無くしては愛を受け取ることができない、そう信じ切った自分の信念。
取れないシミのついた服をクリーニングに出したり、工夫して消そうとするのではなく、捨てよ。
それはあなたが育った家庭において得た、生存戦略として特化した能力で、モラハラを成り立たせる最大の要素だ。
それを持ち、そのように存在することでモラハラが成り立っている事実の深淵から目を逸らすべきではない。
ひどでなしとモラハラ加害者と呼ばれるナルシシストたちは徒党を組んで、蛇口を閉めたモラハラ被害者を責め立てるだろう。或いは影で愚痴り合って慰め合うだろう。
「わかるよ、あの女はそういうところがある。
とても辛かったね」と、ナルシシストとナルシシスト同士が微笑み合うだろう。
だけどその兆候があることは、希望だ。
蛇口を閉めたことが効いている証拠だからだ。
私たちモラハラ被害者は、相手を加害者として責め立てる前に、まずはモラハラを成り立たせていたのは自分の愛情への枯渇感からであり、その枯渇感を埋めるために注いできた事実から目を逸らさないことだ。
まるでコインの裏表のように、分け隔てなく与えてきたのは、善からではあったが、欲しい気持ちの表れでもあったと認めることだ。
そして認められたならば、分け隔てなく与えることで得られるものに価値などないという事実を「事実」とすることだ。
「自分」という存在を尊重し、大切に扱ってくれる人に対してのみ、蛇口を開く、限定的な蛇口であるべきだ。
そしてそれを惜しみなく1番発揮しなければいけないのは、「自分」であるべきだ。
自分が命をかけてもいいと思える存在を思い浮かべて、その人にかける思いの強さで自分を扱うべきだ。
強い口調になるのは、私が私に命じているから。
そんな私が今、生まれたように思うから。
モラハラ&棚卸しカウンセリングメニュー
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モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
不登校や親子関係などの共依存関係にも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってくださいね。
私が1番辛かった時に欲した存在になるためにカウンセラーになりました。
2025年、1月から人生の棚卸しも手掛けることにしました。
※電話カウンセリングと対面カウンセリングのみ、3000円の値上げをしました。(2025年3月より)
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