「お母さんが笑えない家庭には未来が無い」って言葉を見たことがある。
私もそう思うよ。
ただ、モラハラ家庭には笑顔が無いのか?と言えば、笑顔はふんだんにある。
それは子どもと接しているとき。
これはもしかしたら私の主観になってしまうかもしれないんだけど、モラハラ被害者ってとてもいじらしい人が多いと思っている。
ここでも書いたように、楽しめる笑えるような何かを探しているんだよね。必死で。
地獄の中に咲く一輪の花を探すみたいに。
子どもたちと笑い合うためのことを本当に一生懸命探すモラハラ被害者はとても多い。
だから笑えないわけじゃない。
笑いを無理に作っているわけでもない。
だけどモラハラ加害者が帰宅する時間が近付いたら、動悸が乱れ始める。
今日はキレないだろうか、と部屋中を見て回る。
指摘される箇所がないか確認してしまうことをやめられないのだ。
子どもたちに平和を渡したいがために、脳内はまだ帰宅していないモラハラ加害者のことでいっぱいになる。
ご飯を食べているときにモラハラ爆発してしまわないように、子どもたちの食事を早めに済ませて寝かしつけに必死になったりもする。
予期不安ほど恐ろしいものはないのだ。
人は実際に恐ろしい出来事に遭うより、その出来事に遭うかもしれないと思って身構えて過ごすストレスのほうが大きいのである。
そして残念ながら、その予想は高確率で当たってしまう。
荒れ狂うモラハラ加害者を前に、硬直しただ呆然と立ち尽くすしかないモラハラ被害者。
こうした被害に遭ったことがない方は、このモラハラの現場に居合わせた経験がないので、その深刻さよりも言い返さないモラハラ被害者を叱咤するケースが多い。
「お母さんでしょ!しっかりしなよ!」
でもこれはDVだから、しっかりするぐらいで防げるなら多くのモラハラ被害者は生まれないわけで。
モラハラDVに対して実に多くの方が誤解しているように思うので、今日はその部分について深掘りしようと思う。
モラハラDVについて説明しようとしたら当然だが、されたことを列挙することとなる。
それを言語化すると、モラハラDVは途端に単なる夫婦間の諍いのようになってしまうのだ。
私は脱出してすぐに、弁護士の勧めもあり大阪府のDV相談に電話をした。
住んでいた市には相談していたし、脱出先にもしたあとだった。
されたことやこれから起きるかもしれない危険性なり私なりに一生懸命に伝えたが
「つまり直近の暴力は無いんですね。ではDVではないですね」と言われた。
「では今日明日にも戻って一発殴られたら対処してくださるということですか?」と言ったら
「そうですね」と言われた経験がある。
ま、相談員にはパートもバイトもいるだろうし、人間力には当たりはずれがあると知ってはいたが、DV相談と銘打っている機関のクオリティがこれほど低いとは思ってもいなかったので、これじゃあ救えるはずの人も救えないだろうなと心底思った。
モラハラは材料で判断してはいけない。
これと同じく、性的被害にも同じようなことが起きる。
多くの方が、性器の挿入があったかどうかに捉われ、それが無かったら性的被害ではないとしてしまうのだ。
それは被害者側にも言えることで。
被害者自身が、挿入されたわけではないから性的被害ではない、としてしまうことを私は何度も見てきた。
暴力が無いから、挿入が無いから、そこに被害は無いとする、そんな無慈悲な視点が少しでも減るように願って書いた。
モラハラDVは、関係性の中に起きる支配という暴力である。
経済的DVは、生活に必要な金銭を渡してもらえず昼夜罵倒されたりする。月に2000円渡され美容室はおろか医者にかかる金すらないような状況で、もっと女らしくしろよと怒鳴られながら家事育児仕事をする被害者を私は知っている。
これも暴力の有無で判断すると、そこにはDVが無かったことになるんだよね。
私みたいに妊娠8ヶ月で真夏の炎天下に車から引き摺り降ろされて放置されても、暴力が無いからDVではなくなる。こういったこと。
そういった理不尽な仕打ちに対して対抗できたりするのは心身共に健全な状態でなけりゃ無理だよ。
子どもが幼いならもはや同じ屋根の下で人質をとられているようなものでね。
そしたらもう、モラハラ加害者の機嫌を伺うしか道がなくなってしまうモラハラ被害者の気持ちが私は痛いほどわかるんだ。
そうして私だって17年生きてしまったからね。
どうかお願いだ。
モラハラDVを相談された方は、材料だけで判断を下さずにただひたすら聞いてあげてほしい。
辛かったね、なんて言わなくてもいい。
ただ頷いて聞いてあげてほしいんだ。
普段、否定や罵倒しかされていないそのモラハラ被害者の言葉にうんうんと頷いてあげてほしい。
見苦しいループした聞き苦しさはあろうかと思う。
でもでもだってにイライラすることもあると思う。
だけど、途中で言葉を遮すじっくり聞いて、そしてはっきりと私にはわからないからここを見てみてと私のブログを教えてあげてほしい。
それだけでいい。
「ちゃちゃを入れられず、否定されず、しっかり聞いてもらえる」経験だけで、モラハラ被害者の気持ちは救われるから。
それだけで少し精気が戻ってくるから。
私は脱出してから5年で再婚をした。
今は笑うことばっかりだ。
何にも怯えることなく、ありのままの自分でいられて大笑いできてやっとわかることがある。
モラハラ環境にいた頃の子どもと笑い合った記憶は確かだが、恐怖を内包した笑いだったと思うのだ。
今のように高らかに大笑いする家庭で子どもたちを育てたかった。
だけどもうそれは叶わない。
私はもう51歳だ。
「仕方ない」しか浮かばない。
でもね。
仕方なさからではなく、これで良かったと思う日も増えてきた。
私の力量ではこれが精一杯だったのだからって。
これからの背中を見せるしかないしね。
子どもたちは私がモラハラカウンセラーとして頑張ってることを応援してくれている。夫もだ。
私が本気で取り組んでいることを理解してくれている。これでいいなって思ってる。
だって過去は変えられないから。
そして。
お母さんが笑えないどころか、意見すら言えない家庭に未来は無いってこと、モラハラDV加害者の方々に知っておいてもらいたいわ。
連れ去られた!とか発狂している暇があったら、自分のしてきたDVが原因で出て行かれたんだって、結果には原因があるんだと目を背けずに真っ直ぐに自分がやってきたDV行為を見つめてほしいと願う。
本当の意味で認められたら、戻ってきてほしいなんて言えないはずなんだよ。
認めたから!ってことを戻ってきてもらうための方法にしているうちは、ね。お察し。
子どもと離れる辛さ、モラハラ被害者の方々がわからないはずがないんだよ。
でもさ、散々長年不機嫌撒き散らして妻に傍若無人に振る舞ってきて子どもの世話もしたことないDV加害者が子どもと会えない辛さを言ってもね。
って、かつての被害者の私は思う。
あんま舐めんな、って思ってしまうんだよ。
未来は、今日という日をパッチワークしてできるから、あなたが欲しい未来があるなら、それに見合う行動しなきゃね。
■大阪モラハラ被害者セミナー■
参加者との歓談時間も設けているので、私acnとたくさん話せます。これを機に何でも質問してくださいね。
募集期限は8/28(日)まで。
残席まだあります。ご予約はお早めに。
日時 2022年8月30日(火)
13:00〜15:00
15:30〜16:30(質疑応答、歓談)
参加費 5000円
場所 大阪某所。安全確保のため事前お振込みを確認後、お知らせします。
要件 女性限定、定員20名
申込方法
Yahooメール
umechobin@yahoo.co.jp
お名前、年齢、電話番号、お子さんがいらしたら人数と年齢、モラハラの現状をお知らせください。
振込み先をお知らせします。


