モラハラDVから逃げられなくなるのは、適応だ。
洗脳というより、適応。
モラハラDV被害に遭ったことが無い人は大抵思う。
なぜ暴力を振るわれたり罵倒されながらも、加害者から離れずに尽くすのかが皆目見当もつかない。
もしかしたら被害に遭わない人は、幼少期において親のモラハラDVに遭わなかったり、虐待経験がなかったり、適切な距離を保つ両親に慈しまれて育ったのかもしれない。
そうした人は、体感で「大切にされる」ことを理解しているから、その対極の「粗末にされる」ことが理解しやすいのかもしれない。だから結果的に初期に離れることができるのかもしれない。
モラハラ被害者の中には、怒られたことがないような優しいご両親がいらっしゃるケースもなくはない。
しかし優しすぎたり、NOを言えない親であることも多い。
そうなると、性善説を地で行くためある意味モラハラ加害者にとっては1番扱いやすいかもしれない。
罪悪感を刺激すればいいだけだから。
また、優しいだけの親はいざ娘がDV被害に遭っていても、加害者に強く出られないケースも多い。
今、まっさらな気持ちで想像してみてもらいたい。
被害者もそうでない方も。
優しい夫が、子どもが生まれた直後から怒鳴るようになった。
「うるせえんだよ!母親だろ!泣き止ませろよ!」
「俺は仕事なんだよ!」
赤ん坊は新生児である。
つまり母親もまだ母親になったばかりだ。
泣き止ませ方を1番知りたいのは母親である。
どうしたの?!
あなたは聞くだろう。
しかし返答はなく、大きな音を立ててドアを閉める夫の後ろ姿。
次の日の朝には、何事も無かったかのようににこやかに話しかけてくる夫に胸を撫で下ろすだろう。
「会社で何かあったのかな」
「機嫌が悪い時もあるよね」
と、思う。
「昨日、びっくりしたよ。会社で何かあったの?」
その瞬間、鬼のような表情になった夫が
「うるさい!うぜえんだよ!」と怒鳴って会社に行ってしまった。
あなたは混乱する。
私はあの人を怒らせる何かをしたのか?と。
帰宅が近づく。
ラインもしたが、既読はない。
初めての育児に四苦八苦しながら、あなたは悶々とした1日を過ごす。
帰宅した夫はにこやかにただいまと言って入ってきた。
あなたは夫が怒っていないことに安堵する。
しかし今朝のことを思い出して、またキレたら嫌だなと話を切り出せない。
ご飯をよそおいながらも夫の様子が気になってしまう。
機嫌は良さそうだなと安堵する。
もう少し経ってから聞いてみよう。
こんな風に怒る人じゃないから、と。
怒鳴らなくなって1週間。
にこやかにしている夫を見届けてから
あなたは意を決して話しかけてみる。
「最近どうしたの?何か辛いことがあるなら話してほしい」
返答はなく、こちらを見ようともしない。
「ねえ、聞いてる?」
極力、優しい声色で話しかけた。
つもりだったが、うざいだとか死ねだとかきもいだとかを怒鳴られてしまう。
そんな中で赤ん坊はギャン泣きでミルクの時間だ。
初めての育児で睡眠もろくに取れない中でのDVの発露。
そしてまた朝がくる。
DVとはこのように始まり、巡る。
健全な怒りを持っている人ならこの時点で加害者から離れるが、赤ん坊を生んでこれから家族をやっていこうという時に果たしてそれができるのかってことだ。
DVは爆発を起こしたあと、急速にすっきりするためにハネムーン期と呼ばれる優しさを見せる。
「ごめんな、怖かったよな、俺は父親失格だ」と言ってさめざめと泣く加害者もいる。
いつも加害者の機嫌ばかりを気にしてビクビクしている被害者は、その優しさもどきを加害者の本質だとしてしまい、激怒からのハネムーン期を延々と繰り返す。
被害者自身も、その優しさが辛さの中の一時の蜜の味となってしまう。
その最中、ハネムーン期に仲直りセックスと称した避妊なしのレイプでまた妊娠を繰り返し身動きは更に取れなくなる。
もはやこうなれば、被害者に残された道は加害者の機嫌を伺い地雷を踏まぬよう過ごすしかなくなるのだ。
だいたいのモラハラ被害者はこの辺りで、どうしたら平和な家庭になれるのかを悩み、モラハラ対処法を試すようになる。
そしてたまに成功したかに思える日がある。
対処法をやったから加害者が大人しくなったような気がして高揚感に満ち溢れるところを通る。
しかしどれだけ成功したかに見えていても、モラハラ加害者の本質が変わるわけではないし、対処法をしなければ罵倒されるような関係性であることがそこにただあるだけだ。
対処法をすることで怒鳴られなくなる=家庭の平和としてしまっていることには気付けない。
しかも、大抵の場合何の改善もされているわけではないので、また爆発する。
そうすると「私が対処法を失敗したのだ」と結論づけてしまう。
更に対処法を頑張らねば!と奮起する。
を繰り返す。
それは真の平和だろうか?
私は思うのだ。
見切りをつけることも優しさである、と。
モラハラDV被害に遭っても家族を諦められない気持ちは痛いほどわかる。
唾を飛ばして怒鳴る加害者だって優しい時もあったろうからね。
でも逃げなさい。
将来、子どもたちを同じ目に合わせたくないなら逃げなさい。
諦めの悪さはモラハラ被害者の特徴。
あなたの思い描く理想の家族の形にしがみついて、子どもの人生にモラハラを取り入れてしまうことをやめよう。
あなたは適応してしまっただけの、聡明な女性だから。
誰だってそうなるよ。
誰だって適応してしまう。
家族を思えばこその適応。
準備をしよう。
録音と録画。
行政と警察に相談。
まだ動けなくてもそれならできるでしょう。
あなたが誰の機嫌も伺うことのない、あなたらしくいられる世界で子育てをしてほしい。
お金はもちろん苦しいよ。
でもやるんだ。
女ってできるんだよ、子どもを守るためならね。
行政の制度をたくさん使って、色んな人に助けてもらおう。
そんな世界に適応していこうよ。
同じ適応するならさ。
■大阪モラハラ被害者セミナー■
第二弾です。
告知にご協力くださると嬉しいです。
ひとりでも多くの被害者の方々に届けたいので。
参加者との歓談時間も設けているので、私acnとたくさん話せます。これを機に何でも質問してくださいね。
おまけに仲良くなってしまいましょう。
日時 2022年10月22日(土)
13:00〜15:00
15:30〜16:30(質疑応答、歓談)
参加費 5000円
場所 大阪某所。安全確保のため事前お振込みを確認後、お知らせします。
要件 女性限定、定員20名
申込方法
Yahooメール
umechobin@yahoo.co.jp
お名前、年齢、電話番号、お子さんがいらしたら人数と年齢、モラハラの現状をお知らせください。
振込み先をお知らせします。
お振込みを確認次第、開催場所をお知らせ致します。
