悲しみの記録。Ⅰ【mixi記事から】 | ■なんのこれしき■モラハラ専門カウンセラーacnです。モラハラ加害者との17年、脱出し離婚してからのこと、全て余すところなく。

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モラハラ専門カウンセラーacnです。
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今年(2007年)の一月、午前11時頃。
子供たちを保育所に送り、生後三ヶ月の赤ちゃんと二人で布団の中。
可愛いなぁ、可愛いなぁなんて呟きながら。
携帯が鳴る。
パパからだ。

パパはパパのお姉さんの家が火事だと言った。
パパが押し黙るので
みんなは大丈夫やんな?と聞いたら、子供たち二人が亡くなったと言った。
嘘や、嘘や、嘘やと
何回も思ったけど、嘘じゃなかった。

どうしたらいいかわからない。頭の中はぐちゃぐちゃで、赤ちゃんを抱いて、嘘や、嘘やを繰り返す。
テレビをつけたら、見慣れたお姉さんの家が真っ黒になっていて
あの子たちの写真が出ていた。
呆然とした。
どのチャンネルに替えても、あの子たちの行方を探していると言う。
震えた。
何がなんだかわからない。
お姉さんは病院に運ばれたとテレビで告げている。

【ママを守って】と
亡くなった子にメールした。

現場に行くと、鼻とおでこをやけどしたお義父さんがいて。
寒いから車に乗ってもらった。

遺体が見付かり、3階から運びだされた。
子どもたちだった。

お義父さんは車の中で、「短い命やったな~」と笑った。
そして「○○(お姉さん)が助かって何よりや」と言った。

これからのお姉さんの気持ちを考えていた私は、吐きそうになるほど不快で車を出た。
パパが後を追ってきた。
「よう聞いてられん」と私が言うと、「俺もや」と言った。

そしてパパが静かに、今晩からお義父さんと同居すると私に告げた。

火災時の様子を新聞やテレビなどで知る。
お姉さんは3階から飛び降りて、奇跡的に無傷で、燃え上がる3階を見上げて「○○ちゃん!○○ちゃん!」と叫び、「私を殺して!」と泣きわめいたらしい。
3階に最後まで残った旦那さんは、窓から子供たちを落とそうと考えて、窓を開けた瞬間バックファイアーになる。
一瞬にして何も見えなくなったという。
子供たちを呼ぶと返事がある。
目を瞑っていても部屋の様子などわかる。
6畳の部屋だ、たかが知れてると手を声のするほうにのばしても何も触れない。
声がするのに手が当たらない。手を部屋中這わせても、服にすら触れない。
焦りと熱風の中、中学二年生の男の子の「死にたくないー!」と足をドタドタと踏む音と声が聞こえたという。

炎が迫ってきた時、旦那さんの前の煙が消え、窓が見えたという。
溶けかけた雨樋を伝って外に逃げた旦那さん。
泣きわめいて自分を責めていた。

お姉さんはICUに入っていて意識不明の重体。
顔から首にかけて皮が火傷で剥けてしまっていて二倍に腫れ上がっていた。顔がわからないくらいに。
手も酷かった。
痛みが酷いので時々意識が戻っても鎮静剤で半分寝ている状態にしていた。

お義母さんが
「あんたも死ねたら良かったのになぁ」と髪を撫でながら泣いていた。

つづく。