2007年1月20日午前10時頃。
2006年の10月に生まれたばかりの赤ちゃんと布団の中でまどろむ。
赤ちゃんは生後1ヶ月の時に病気になり生死の境をさまよったが、無事に回復し退院したばかりだった。
上の子供二人を保育所へ送った後、穏やかな気持ちで布団の中にいる時、パパからの着信。
パパは。
パパのお姉さんの家が火災になり
16歳と14歳の子供が焼死したことを私に告げた。
二人の子供たちが死んだ。
よく意味がわからないまま、テレビをつけるとほぼ全部のチャンネルには
鎮火し焼け焦げたお姉さんの家が写っていて
あの子たちの丸い写真が出ていた。
お姉さんは意識不明。
そして意識不明のまま、葬式や初七日が終わった。
75歳の旦那のお父さんはお姉さんと同居していたが、
お父さんの部屋が火元だったため
一番に逃げることができ、少しの火傷で済んだ。
私は以前、この人に包丁を突きつけられたことがある。
パチンコ屋で、箱を手渡してくれた人に
「余計なことするな、殺すぞ」と言う人。
私に息子を盗られまいとした脅しだった。
お化け屋敷ですら、怖くて入れない私なのに、意外と怖くなくて
「誰を選ぶかは、あなたの息子が決めること」などと言ったと思う。
火災の現場検証のとき、パパは私に告げた。
「オトンと同居するから」と。
つづく