屈辱に苦しみ、悲しみを抱えてもがく人を前にして、放っておけなくてなんとか励まそうとする「優しい人」がいる。
私は長く、それを「優しい人だな」と思う世界にいた。
だから私もそうしてきた。
だけど今はそう見えない。
多くの人がそうするのは、「自分が不安だから」なんだ。
不安な人を前にして不安になるから、自分が安心したいために言葉を発する。
黙っていられない。
不安だから。
安心したいから。
私は若い頃、よく電車内で痴漢された。
平成の初期、時代も時代。
今のように「警察に」という発想すらない。
駅員は言った。
「スカートを履いているからじゃないですか?」
私はジーパンに変えた。
だが、痴漢はなくならなかった。
駅員は言った。
「Tシャツからブラジャーが透けてたからじゃないですか?」
※実話です。
怒りすら全然ないよ。
会社でお尻触られるなんて当たり前の時代だったしね。
今、思うのは、ピンヒールでちゃんみなみたいな化粧をすれば良かった、ということだけ。
心の痛みを知らない人がいる。
痛みを知らないことを、私は上や下や善や悪や、ましてや波動の高低差などでは見ていない。
ただ、知っている人と知らない人がいる、と認識している。
だからその痛みを知らない人は、言う。
「そんなこんなもひっくるめて親だよ」
「赦すのも愛だよ」と言える。
痛みを知らないから。
「でも全て人生の学びになったでしょう?」と言う。
その学びとやらの痛みの程度も何もかもを知らないから。
「早く目覚めなさい」なんて言う。
自分が目覚めている側だ、と思いこんでいるから。
それを他者に投影する。
理解できないものに遭遇した時、人は不安になる。
理解ができないから。
だから、矢印は不安な自分に向く。
「耐えられたのは強くなった証拠だと思おうよ」と言ってしまえる。
目の前で、傷つきを抱えた人を見ていられないから。
黙っていられない。
「こうだったんじゃないか」
「ああだったんじゃないか」
「相手には悪気はないんだから」
「悪く受け取ってはいけないよ」
「大人にならなきゃいけないよ」
「無視すればいいよ」
それは純粋な善意として言語化される。
しかしそれは相手を思いやる形をとっただけの、自分の不安の消化だ。
しかも「いいことを言った感」つきの。
私は思う。
膝をつき悲しみに崩れ落ちた人を前にした人が、そのまま傷のそばに立ち、黙っていられるか、を見ている。
痛みを知る人は、痛む人のそばで黙っている。
その悲しみを不安で斬らない。
それはその人が、自分の不安な気持ちすら請け負っているから。
「しんどそうやな」などと声をかけない。
ただ黙ってそばに「在る」ことができる。
不登校も同じだ。
不安なのは親だ。
子どもも同じく不安だが、それを「どうにかしよう」とするのは、親の矢印が親に向いた不安の解消方法だ。
それらを私はコントロールと呼ぶ。
そうした創意工夫で「どうにかできる」と信じていられるのは純真さだ。
コントロールが可能だと思えているという点において。
でも私はそれを幻想だと思う。
なぜなら、どれだけ嫌われないように細心の注意を払っていても嫌われる時は嫌われる。
雑に失礼な態度をしていても好かれる時は好かれる。
何もしていても、していなくても、排除される時はされるのだ。
出来事は起きる時は、起きる。
盛り塩をしていても、神に祈っても、どれだけ計算し尽くしても、起きることは起きる。
なるようにしかならない、からだ。
それすらも、「諦めちゃいけない」などと励まされることもある。
私は諦めや投げやりな気持ちで言っているのではない。実際に「そうだから」だ。
努力は必ず報われるのか?
願えば叶うか?
引き寄せられるか?
どれほど努力して、行動にうつしてもあかんときはあかん、私はそれを事実として言っているだけ。
今となっては、この言葉はある意味でのリトマス試験紙。
なるようにしかならない世界で、それでも言葉を紡いでいる。
あ、そうそう。今、2冊目の執筆中だよ。
様々なことは、賽銭箱に賽銭を入れて願ったのに叶わないと嘆くのと似ていると感じる。
「共感が正解だな」とする共感は、黙らせる言語だと思う。
相手の苦痛を前に黙れないのは、黙らせる言語だと思う。
「くたばる喜びとっておけ」〜歪みと支配たちへの長いラブレター〜、Amazon、楽天、三省堂書店オンデマンドで発売中。
モラハラ&棚卸しカウンセリングメニュー
■電話相談■
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※未破裂脳動脈瘤があるため、対面の値段変えました。
命懸けやし。場所は難波限定。
(事前に2往復のメールのやりとりあり)
(一度お電話でカウンセリングの確認をさせていただきます)
(交通費別途お支払いいただきます)
モラハラやDVにはめっぽう詳しいです。
不登校や親子関係などの共依存関係にも強いです。
行政や警察などへの対応なども詳しいと思います。
脱出後の1番苦しい時にも是非使ってくださいね。
私が1番辛かった時に欲した存在になるためにカウンセラーになりました。
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umechobin@yahoo.co.jp
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