山梨 千波の滝 (2020.2.1) | アルパインクラブ・モルゲンロート

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2月1日 拝島朝7時集合、山梨県にある市川三郷町にある千波の滝を目指します。今年は暖冬なので難しいかな・・・ということは、皆承知しつつ、目的はアイスクライミングです。

朝9時、準備のうえ出発します。

事前準備のネット検索で見たとおり、JR身延線 芦川駅から車で12分、高速からも比較的近く「甲斐国志「千派瀑布」として古くから世に知られている。」という紹介のとおり、市川三郷町の観光名所のようで、駐車した道路からきれいな滝が既に見えます。

・・・なのですが、この時はまだ気づいていませんでした。

この滝が近くて遠いという事実を・・・

アイスアックス2本が取り付けられた ザックの後ろ姿を見るだけでテンションがあがります。

黄色地に赤い文字・・・結構はっきりとした「警告」の文字が目にとびこんできました。・・・あ、行くなではなく、不法投棄ね・・・。

(この後から続く 道なき 道の急登は、カメラをかまえる余裕がなく、写真無で申し訳ありません。)

途中、道がないこと、急なこと、落ち葉でよく滑ることから、隊の数名は12本アイゼンをつけました。あまりに急な場所で焦ってつけたら、左右逆にアイゼンをはき、履きなおす余裕はなく、登っていきます。

途中、先行部隊が滝への降り口を探しに行ってくれたのですが、どうも降りるところがなさそうです。さて、どこから行こうか・・・

「・・・地図は・・・?」

「今日、観光かと思って、地形図もってこなかった・・・」「・・・私も・・・」「・・・私も・・・」

そう、私も昨夜準備をしたとき、ネットで観光情報として千波の滝をみつけたので、安心し、登山地図は、富士山の1/50,000をザックに入れ、千波の滝の部分が、1/300,000 だったのが気になりましたが、観光資源になるぐらいだから大丈夫だよ・・・と思い準備を完了させてしまったのでした。

「・・・その地図じゃあ無理だよ。」といってたら、Yさんが「携帯にダウンロードしている地形図があります。」と携帯をリーダー陣に差し出されました。

リーダーの皆様は、地図を読んでくださり、今の道なき道を行くより、この上に登山道が通っていそうだから、そこまで頑張ってそこから滝に降りていくルートのほうがいいかも・・・と、皆の様子をみてご提案くださいました。

「上に登山道がある・・・」と思うと、元気が出てきます。

「道の有難さを知っているものは、道がないところを歩いた者だけだ・・・」みたいなことを本で読んだことがありますが、ようやくあの内容に共感。

ようやく、一息つける場所に出ました。

Tさんが、先行偵察に行ってくださいます。その間、自然観察・・・

山まゆです。蛍光緑のような、目の覚めるような緑。

中は何かいるのかしら・・・

解体してみたら、殻はとっても硬いのです。よくよく考えたら、シルク繊維をさこうとしたわけで、そりゃあ硬い。中は、茶色い豆の殻のようなものはありましたが、抜け殻でした。

偵察から戻っていらしたTさん含め、滝まで降りてみることにしました。

滝までの下降は道なき道が続きます。

途中、「Tさん私、これ以上進んだら迷惑かけるかもしれません!!」・・・と叫びながら降りていきます。

先行して行ってくださった部隊が撮影してくださった滝です。

かなり下のほうまで先行して撮影してくださったので、見上げたアングルは迫力そのものです。

下の写真は、私が上の方から撮影した滝。

木の根元にのり、足元がふわふわした状態でみる滝は、なんとも不思議な充実感です。

探しに、探して、歩きに歩いてようやくここまで近づけた幻の滝です。

水の流れる音も聞こえ、水の流れも確認できます。

・・・近いようで遠かった・・・。

退却を決めます。もうこれ以上は進めなさそうです。

・・・退却決めたら、私は怖さ余って全力で登り返しました。アイゼンの前爪と、ピッケルのピック部分フル活用です。爪があると全然違うと思いながら、ほぼ、4本脚の動物状態でしたが、恰好はかまっていられません。

安全地帯でほっと一息。

OさんとMさんが待ってくださっていたところに合流。

皆で和やかな陽だまりランチ。

Kさんが、アイスクライミングの道具を見せてくださいました。

これ、持って歩いていたの!?びっくりするぐらいザックの中から金属物が出てきます。

アイススクリューです。手前のねじの部分をまわすと、氷の中に食い込んでいき、

ここにカラピナかけて支点を作っていくんですって。

これらを全部身に着けて、アックス2本両腕で、氷に差し込んで登っていくことを考えると、腕の力がどう考えても必要です。

下山を12時半頃開始。帰りは、登山道を行きます。

途中、道が消えては、地図を見てあったであろうはずの道を探してくださり、少しでも安全に歩きやすい道を選んでくださって、無事下山しました。

地図を読み、仮説をたてて、歩きながら確認検証する。読図の本を読んでいると、地図の勉強だけで気持ちがいっぱいになってしまいますが、地図記号や、地形のケース例は仮説をたてるためのあくまでも入口なんだな・・・勉強になりました。

13時20分 車に戻ります。今年の冬は、暖冬です。

氷はありませんでしたが、その分、最高の陽だまりハイクになりました。

メンバー: 曾、秋、岡、河、木、菊、北(記)、田(L)、松、山幸