アルパインクラブ・モルゲンロート

アルパインクラブ・モルゲンロート

アルパインクラブ・モルゲンロートは、都岳連に加盟する、オールラウンドな山岳会です。
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山名:月山 (1984m)

山域:東北

山行日:2026年8月10日(月)

天候:晴れのち曇り

参加者:井瑞、田、林、山一(L,記)

 

今回の東北遠征は、2日目に月山を計画しました。過去実現しなかった2年間もそうしていたのですが、今回は打って変わって絶好のハイキング日和となり、素晴らしい花の山を楽しむことができました。

 

月山へは、月山八合目からのコース(羽黒口)としました。少し距離はありますが、緩やかなコースです。早朝の八合目駐車場からスタートし、まずは弥陀ヶ原の中を進みます。まだ少し朝もやが残っています。

 

弥陀ヶ原を出て、月山への登りが始まります。でも急坂を登る感じではなく、まずは短い坂道を上がって、一段上の湿原に登る感じです。その間に朝もやもすっかり晴れて、目指す月山山頂が正面に見えてきました。素晴らしいお天気ですね。

 

緩やかな道を、お花に囲まれてゆったり登っていくと、やがて佛生池小屋に着きます。宿泊もできますが、飲み物やスィーツも提供され、休憩もできます。ちょうどゆっくり一息という場所ですね。

 

佛生池小屋の名前となった、佛生池です。お地蔵さんや仏様が並び、池の周りはハクサンフウロなど、いろいろな花が咲き乱れていました。まさに花の山の風景です。

 

佛生池を過ぎるといよいよ山頂へと向かって登りますが、相変わらず急坂はなく、尾根道を、あるいは山腹を巻きながら登ります。そして、いよいよ山頂にロックオン!

 

山頂が近づくと、さらに緩やかな感じで、ヴィクトリーロード。石段の道や木道が現れます。お花の密度も一段上がりますね。

 

そして、山頂三角点への分岐を通過して巻き気味に歩き、月山神社の入り口に着きました。ここから山頂に向かいますが、山頂は撮影禁止なので、写真はここまで。お祓いを受けて、参拝します。

 

参拝した後は、三角点の山頂に立ち寄りました。ハイキング的にはここがいかにも山頂です、という雰囲気がありました。

 

下山は、往路を往復しますが、弥陀ヶ原に入って、弥陀ヶ原をぐるっと周回しました。下山途中からガスがでてきたので、弥陀ヶ原巡りで青空が無かったのは残念ですが、数々の池塘があり、池塘の向こうに月山をのぞむことができます。

 

御田原参篭所まで降りてきました。ここには、トイレ、休憩所のほか、飲み物の販売もあり、また参篭所として、祈祷受付やお守りなどもあります。そして兎の大きな石像。兎は、月山においては神の使いですね。ここまでくれば、まもなく八合目登山口です。

 

月山は、本当に花の多い山でした。ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、チングルマなどが代表的な花だったと思います。そして、高い山で見られるベニヒカゲがキオンからキオンへと飛び回っていました。美しい風景でした。

 

コースタイム

05:25 八合目 - 07:10/20 佛生池小屋 - 08:25/35 月山神社 - 08:40/09:00 月山三角点 - 09:55/10:05 佛生池小屋 - 11:40/50 御田原参篭所 - 12:00 八合目

山名:鳥海山 (2236m)

山域:東北

山行日:2026年8月9日(日)

天候:晴れ時々曇り

参加者:井瑞、佐和、田、林、山一(L,記)

 

鳥海山は、東北で2番目に高い山。また、固有種もある花の多い山でもあります。会では鳥海山の山行を計画し続けてすでに3年。1年目は台風で直前キャンセルし別の山に振替、2年目は登山口に行きながらも雨で中止。今年こそは実現したい…ということでした。当日は途中で崩れる危惧もありましたが、最後まで天気は持ってくれて、良い条件で楽しみました。

 

鳥海山の数ある登山ルートの中から、湯の台口を登りました。登山口をスタートして少しで滝の小屋に着きます。長い行程ですし、ここで樹林帯から出ますので、この小屋に前日入りして早朝スタートすうると、夜明けの広大な風景を楽しみながらスタートできます。

 

滝の小屋を過ぎて、少し平坦な沢に絡みながらの道を歩いたあと、八丁坂の急登を登って行きます。しばらく登って振り返ると、さきほど通過した滝の小屋が小さく見えました。まだ夜明けの時間帯で、そらが赤実がかっています。八丁坂を登り詰めると河原宿です。

 

河原宿まで来ると、正面に鳥海山の山頂部が大きく見えてきました。このあたりから比較的緩やかな登りになります。遅くまで雪渓が残る場所で、雪渓が消えるのを待って咲きだす花もあるので、いろいろな季節の花が楽しめるお花畑が展開します。

 

8月でも、雪渓は残っています。今年は雪渓は少な目で、だいぶ縮小しているので雪渓を登る場面はありませんが、一ヶ所だけ広い雪渓を横断する場所がありました。

 

雪渓地帯を抜けると、あざみ坂の急登に入ります。古くからの信仰の道で、古い石段もある非常に急傾斜の道です。この急登を頑張れば鳥海山の外輪山の稜線に出て、伏拝岳に到着です。

 

伏拝岳から、外輪山をぐるっと回り込んでいきます。行者岳を過ぎ、七高山の手前まで来ました。ここから、急なガレ場を一旦下って、正面に見えている、最高点の新山に登り返していきます。この外輪山からの下りはとても急で落石も多く、要注意です。

 

その新山への登りはとても急峻です。岩くずの積み重なった道なき道を、マークを拾いながら登って行く形になります。概ね岩は安定していますが、それでも足元は要注意です。

 

最高点の新山に到着しました。数人のスペースしかない、狭い山頂で、次々に登山者が登ってきます。記念写真を撮ってすぐに折り返しました。下りも細心の注意が必要です。

 

再び、ガレた急坂を外輪山に登り返して、七高山の山頂に向かいました。こちらは安定した山頂で、三角点も設置され、信仰の石碑も多くあります。展望も良くて、落ち着ける山頂だと思います。

 

帰路は、往路を忠実に戻ります。伏拝岳まで戻って、いよいよ山頂ともお別れ。急坂を注意して下っていきました。途中一瞬雷鳴も聞こえましたが、雨にはいたらず、晴れたり曇ったりの天気のままで、下山することができました。

 

今回は、花の季節と言う事で、鳥海山の固有種であるチョウカイフスマを見ることができました。他にもチョウカイアザミなども咲いていました。この登山道は下から上までお花畑ですが、登って行くにしたがって花の種類が変わっていく、大変興味深い登山道でした。チョウカイアザミは外輪山に着く前当たりから、チョウカイフスマは外輪山上で見ることができました。

 

コースタイム

04:35 湯の台口 - 04:55/05:05 滝の小屋 - 06:45/06:50 河原宿 - 09:25 伏拝岳 - 10:00 新山分岐 - 10:45/55 新山 - 11:45/55 七高山 - 12:25 伏拝岳 - 14:25/45 河原宿 - 15:35/40 滝の小屋 - 16:00 湯の台口

山名:恵那山 (2191m)

山域:中央アルプス

山行日:2026年7月18日(土) - 19日(日)

天候:7/18 曇り時々雨, 7/19 晴れのち曇り

参加者:佐和、山一(L,記)

 

恵那山は、中央アルプス南部の山で、百名山の中でも地味と言われていますが、大きなどっしりとした山で、黒木の森が美しく、信仰の山としてもとても興味深い山です。四方から登山路がある中で、今回は中アの主脈ともいえる神坂峠からのコースを辿りました。

 

東京を早朝に出発し、中央高速を走り、恵那山トンネルの先から長い林道を辿って、午前中の遅い時間帯に神坂峠まで到着しました。残念ながら周囲はガスが立ち込め、準備して歩き始めるとすぐに雨になってしまいました。

 

神坂峠からしばらくの間は、恵那山に登るというより、中ア南部の主稜線のアップダウンとなります。展望のいいコースとのことですが、残念ながら周囲はガスの中。その中を千両山を越えて、大判山までやってきました。

 

大判山まで来て周囲を見渡してみます。スタート時からずっとガスに包まれていた展望ですが、ここにきて雲が上に上がり、ある程度の遠望が得られるようになりました。周囲の穏やかな山並みが見えてきました。

 

さらに、天狗ナギを越えて、神坂峠からのアップダウン区間から離れ、やっと恵那山に向けて行動を上げ始めます。振り返ると、いままで登って来た稜線が見えます。

 

恵那山への最後の登りは黒木の森の急坂です。これを喘ぎながら登りきると、山頂稜線ですが、稜線にはこのようなお社が現れます。山頂には本社と6つの摂社が、山頂に向けて並んでいます。

これば4番目の宮熊神社で、この先が恵那山の最高点(2191m)になります。最高点には標識などはありません。

 

恵那山山頂小屋に到着しました。今日は、ここで一晩お世話になります。無人の小屋で、トイレもあります。水場は廃道化してしいまった黒井沢コースを辿って20分ほど緩やかに下ったところにあります。

 

天気は夜半から雲がとれ、満天の星空となりました。明け方の風景への期待が高まります。

翌朝小屋の後ろの岩の上に登ってみると、南アルプスや富士山が一望できて、赤く染まっていました。そして、ちょうど北岳の横当たりから朝日が昇ってきました。

 

ご来光を見た後、三角点のある山頂に向かいました。何もない最高点とは違って、こちらは「山頂」として整備されています。中央に展望櫓が設置されていますが、登っても周囲の木が高いので、景色は見えません!

 

恵那山の山頂は横に長い頂上で、周囲の黒木の森から抜けて、このような比較的低木の多い、庭園のような風情になっています。これは、手前から三角点の山頂を眺めているところです。

 

帰路は、登って来た道を往復で下山しました。晴れたので今度は稜線の展望が見られるかと思いましたが、黒木の森を抜けて、天狗ナギのあたりから、既に周囲はガスで閉ざされてしまいました。

 

コースタイム

1日目

11:00 神坂峠 - 11:30/40 千両山 - 13:10/20 大判山 - 12:45 天狗ノ頭 - 16:00 頂上稜線 - 16:30 恵那山山頂小屋

2日目

05:00 恵那山山頂小屋 - 05:10/20 恵那山 - 05:25/07:00 恵那山山頂小屋 - 08:10/20 天狗ノ頭 - 09:15/25 大判山 - 10:45/11:00 千両山 - 11:20 神坂峠

山名:四阿山 (2354m)・根子岳(2207m)

山域:上信国境(浅間)

山行日:2026年6月7日(日)

天候:曇り

参加者:井瑞、上、木、佐和、佐た(L)、猿、田、山一(記)

 

6月度の会山行は、上信国境の百名山の四阿山です。お天気の不安定な時期ではありますが、この時期レンゲツツジなどの花がいっぱいのとても美しい山になります。当日は、晴れとはいきませんでしたが、雨には降られず、まずまずの天気で、花の百名山を楽しみました。

 

早朝の菅平牧場から出発です。今日は天気はあまり良くなさそうで、駐車場も空いていました。まずは、登山口のレンゲツツジに目を奪われます。見上げると牧草地の中にも点々とツツジの赤い花が咲いてますね。これは期待できます⤴️。

 

根子岳を目指して、牧場の柵に沿って登って行きます。牧場には牛、遠くの山ひだに雲海、そしてレンゲツツジ。のんびりとしたいい風景が広がりました✨。明るい登山道が続くので、道中の登山道脇にも、スズランをはじめ、いろいろな花が咲いていました。

 

展望台まで上がってきました。生憎の曇り空で、スッキリとはしませんが、遠くに北アルプスや北信の山々を見渡すことができました。この天気でこの展望、上々だと思います。写真は北信の山の方向ですね…。

 

登山口から、じっくりと登り詰めて根子岳山頂です。これからの四阿山への稜線は急登が続きますので、ここでゆっくり休憩し、英気を養いました。

 

根子岳から大スキマを目指して、急坂を下って行きます。広々と広がる笹原の大スキマが見えています。この大スキマの先も急登区間で、長い登り返しとなります。

 

暗い樹林帯の中の登り返しを経て、四阿山の頂上稜線までやってきました。麓のレンゲツツジ、そして高度をあげればミツバツツジがあって、山頂稜線にはタカネザクラ(ミネザクラ)が咲いています。過ぎ去った春を思い起こします。

 

四阿山登頂です。こういったお天気ですが、我々以外にも、多くの方が登っていらっしゃいました。

ちなみに三角点はさらに進んで少し下った先にあります。

 

下山は、四阿山の方から、菅平牧場に向けて下って行きます。途中の明るい稜線から周りの尾根を見渡しますが、やはりガスがかかってしまって、なかなかすっきりとした展望が開けません。でも、山々の雰囲気はよく味わえました。見えているのは根子岳の方向です。

 

尾根を下ってきて、小四阿も過ぎると樹林帯に入りました。樹林帯の中は、レンゲツツジがいっぱいに咲いていています。広葉樹林が上にあるので、あまり育てないと思いますが、それでも広範囲なレンゲツツジがなかなかのみものでした。

 

牧場まで降りてきました。左は根子岳、右は四阿山の山頂ではないですが、尾根上のピークですね。お疲れさまでした。

 

最後に、登山中に出会ったお花の中から…🌼

上段:ミヤマアズマギク・スズラン

下段:コイワカガミ・ミツバオウレン

 

コースタイム

5:40 菅平牧場登山口 - 8:05 根子岳 - 8:40 大スキマ - 10:15/25 四阿山 - 11:30 中四阿 - 13:30 菅平牧場登山口

山名:蝶ヶ岳 (2677m)

山域:北アルプス

山行日:2026年5月3日(日)- 4日(月)

天候:曇り(稜線は強風)

参加者:井康、木、山一(L,記)

 

5月度の会山行は、春山合宿ということで、北アルプスの蝶ヶ岳山行となりました。北アルプスの積雪期登山としては登りやすいコースです。今回はちょうど前線の通過するタイミングにあたってしまい、荒天が危惧されましたが、行動中はなんとか大きく崩れることはなく、無事登頂し往復することができました。

 

早朝、沢渡の駐車場を出発し、ジャンボタクシーで上高地入りしました。総勢7名での山行。うち、蝶ヶ岳アタック組は3名で、4名は上高地周辺散策という計画です。天気は下り坂ですが、まだ遠望が利く空模様で、河童橋付近から穂高の稜線を眺めつつ、出発です。

 

いつもの道を歩いて徳沢に到着。道端にはたくさんのニリンソウが花をつけていましたが、早朝でもあり、またこういった天気の為か全く花は開いていませんでした。花の時期としても少し早かったかもしれませんね。ニリンソウ以外にはエンレイソウなどが目立ちました。

 

徳沢で準備を整え、長塀尾根の登りに取り掛かります。

しばらくはつづら折りの急登を登って行きます。下の方は、雪はありません。標高2200mくらいから雪が繋がり、アイゼンを装着しました。柔らかい雪で、トレースを外すと沈んでしまいます。

 

長塀尾根は2300mくらいを過ぎると、だんだん傾斜が緩やかになり、長塀山が近づくと、緩やかなアップダウンとなります。展望の無い長塀山を過ぎるとやがて妖精の池に到達。そろそろ山頂が近づいてきます。

 

蝶ヶ岳山頂の少し手前で森林限界を出ました。

前方に山頂が見えていますが、ここは一気にあたりが開ける絶好の展望ポイント。ここでしばらく展望を楽しみます。

結局、山頂付近は強風の稜線となり、また稜線がガスに覆われてきましたので、ここの展望が唯一のチャンスでした。

 

背景が青空という訳には行きませんでしたが、北アルプスのスターたちはしっかり見えました。

まずは、槍ヶ岳と北鎌尾根です。

 

南の方には乗鞍岳。まだまだ真っ白です。

 

正面の穂高連峰ですね。前穂、奥穂、涸沢岳、北穂の並びです。そして、大キレットですね。

 

蝶ヶ岳の山頂の向こうには、蝶ヶ岳ヒュッテと常念です。ゆっくり、展望を楽しむことができました。

 

そして、山頂に到着。南の方に唯一の青空があり、青空を背景に山名票を撮影。

 

無事到着しましたー。ということで記念撮影でした。

さて、翌日は来た道を戻りましたが、夜半から風雨となり、早朝は爆風がのこりました。ヒュッテから山頂までの区間が爆風にさらされ、難渋しましたが、以降は順調に下っていくことができました。

 

コースタイム

1日目

5:45 上高地BT - 7:00/05 明神 - 7:50/8:20 徳沢 - 12:25/30 長塀山 - 13:00 妖精の池 - 13:40 蝶ヶ岳 - 13:45 蝶ヶ岳ヒュッテ

2日目

7:25 蝶ヶ岳ヒュッテ - 7:30 蝶ヶ岳 - 7:50 妖精の池 - 8:25 長塀山 - 11:00/25 徳沢 - 12:10 明神 - 12:55 上高地BT