ボーイフレンドには恵まれて、
恋バナもいっぱい。
美人。
性格も落ち着いている。
という人が時々
「私お金だけには恵まれないの」
と相談に来られることがあります。
私は会計士として、
お金を扱って30年弱になります。
大体の原因は分かります。
私
「お金のこと、怖いとか嫌いとか、
汚いとか思ったことありますか？」
クライアントの方（以下Ａさんとします。）
Ａさん
「怖いと思ったことはないですね。」
私
「では、汚いとか思ったことは？
子供のころのことや、
ご両親の言ったこと思い出して」
Ａさん
「あー、そういえばお金儲けしてる人に対して、
すごく嫌悪感ありました。」
私
「誰が？」
Ａさん
「母です。あの人はお金持ちだけど、
何か悪いことしている！
みたいなことをしょっちゅう言っていました。
同じ町内で最初な小さな植木屋だったんですが、
そこのおうちがだんだん儲かってきて、
ガーデニングを手掛けて…」
私「それで？」
Ａさん
「そのおうちはガーデニングの倉庫になり、
おじさんやおばさん、子供は新しい大きな家に
引っ越して行きました。
ときどきおじさんが町内の
倉庫にくるんですが、かっこいい車にのって、
おばさんもきれいなかっこして。
母は絶対悪いことしてる。と言ってました。
子供心にあの植木屋はろくでもない。
と思ったことがあります。」
私
「今でもそこのおじさんやおばさんは
悪いことしたと思いますか？」
Aさん
「いえ、理屈で考えると、別に悪いこと
をしたわけではなくて、彼らの植木屋から
ガーデニングの切り替えが
功を奏したんだと思います。」
（彼女は証券会社に勤めています。
結構ビジネスの分かる人）
私
「それで、可愛い洋風の庭を作って、
お客さんに受けた？」
Ａさん
「そう思います。」
私
「それなら、お金儲けたことって
悪いことじゃないですよね。
お客さんに喜んでもらったんだからね。
それと時代の傾向というか、
波をよく読めたんだよね？」
Ａさん
「そうですよね。和風の庭にして、
家に松を植える人ってだんだん
減っていってたし、
バカボンのパパじゃあるまいし。笑」
私
「ほんまほんま、松の剪定や和風の庭の
手入れって結構お金かかりますよね。
それよりも芝生ひいたり、
ウッドデッキにしたりして、
お金かからないし、可愛いし、
洋風のほうが受けるよね。
寄せ植えとかおしゃれだし。」
Ａさん
「そうそう。お金儲けは悪いことって、
どっかで思ってた。でもそれは母親からの
刷り込みですね。」
私
「その思い込みをとるのは
なかなか難しいですが、時間かけて、
刷り込みをとって行きましょう。」
Ａさんには、
積極的にお金のことを言うように。
値段にこだわるように。
安い高いをきっちり言うように。
まず値札を見るように。
など、お金を意識することを
練習してもらいました。
少しずつですが、お金に対して、
こだわりがなくなったようです。
せっかく証券会社に勤めてるんやし、
毎日の株価やビジネスに興味を持てば、
また楽しい。
そんなこんなで、少しずつ変わってきました。
「クミコさん、なんだか
自由に息ができる感じ！
前はお金のことを思ったら、
恥ずかしいとか汚いとかが先にきて、
息苦しかったです。」
というメッセージが来てほんとうれしかったです。
アメリカの映画を見たらよく分かりますが、
あの国ではお金を儲けた人はヒーローです。
日本の映画は私から見たら、
家族で助け合ってとか愛とかいうけど、
お金はどうなってんねん？
という内容が多い。
この日本、
お金ちゃんきたない世界に
生きてる人は多いです。
でもあなただけじゃないので、
一緒に笑って楽しくお金や
起業のこと、覚えていってね。
お金って楽しいよって
言う体感が大事。
お金ちゃんてそれ自体、
きれいでもきたないものではない。
それを受け取るあなたの心がすべて。
使い方も含めて。
ではでは。