「志村どうぶつ園」のハイジさんのようなお仕事の、
猫と話せるアニマルコミュニケーター 美花です。
「身をよじるような苦しみを、彼女は愛と感謝の経験に変えた」
以下は私が通う、アニマルヒーリングスクールの代表、
田村さんのブログをお借りしました。
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ペットと暮らす人にとって、一番つらいこと。
それは、お別れではないでしょうか?
生ある者には、必ず死が訪れる。
頭で分かっていても、なかなか理屈で割り切れないものです。
普通の人が体験されないような別れを経験される方もいます。
今朝までいたペットが、突然いなくなる…。
事故や失踪・脱走のケースです。
病気などと違って、心の準備をする暇もありません。
我が家も、かつてそんな経験をしたことがあります。
一番最初に飼った猫が、失踪してしまったのです。
一家総出で探し回りましたが、結局、戻ってきませんでした。
もともと野良出身だったということもあったのかもしれません。
時が経ち、探すのをやめました。
どこかの空の下で元気で暮らしていることを祈って…。
先日、アニマルヒーリングスクールの受講生さんの愛犬が、
失踪するという事件が起こりました。
非常に辛い体験だったことと思います。
体験者のSKさんから手記が寄せられましたので、
ご紹介させていただきますね。
(SKさんの手記ここから…)
『ミルが姿を消して、2か月以上が経ちました。
私の心は、波のように日々変化していきました。
ミルの失踪は、「私の学びの為」に起こったことだろうと、
なんとなく想像していました。
ただ、現実を認めたくない自分との葛藤がありました。
私が今の学びを受けていなかったら・・・とか、
私の学なんていらないから、帰ってきて・・・とか。。。
現実と向き合えない私がいました。
以前、友人がペットロス状態のときに、
同じようなことを言っていました。
第三者の私は、「命を犠牲にしてまで伝えたかったことを
拒否してしまうなんて、その子が可哀想」と思っていたのですが、
今なら友人のそのときの気持ちがわかります。
「私が学びを拒否しても、現実が変わるわけではない。
それなら、この学びを受け入れ、活かさないと!」
頭では分かっていましたが、なかなか心がついてきませんでした。
行方不明の捜索は、想像していた以上に気力も体力も必要でした。
今までアドバイスをする立場だったので、
どんな捜索方法があるかは分かっていました。
手当たり次第、できることをしました。
その間、たくさんの方々にお世話になりました。
皆さん、心から心配してくださり、励ましてくださいました。
捜索を手伝ってくださる方もいました。
人の温かさに触れた日々でした。
人見知りの私にとって、見ず知らずの方々に声をかけるのは、
とても勇気がいることでした。
勇気をくれたのもミルのおかげです。
これまで、こんなにたくさんの方々に感謝したこともありませんでした。
実は、ミルがいなくなる前、よく行方不明の話題が出ていました。
前日も友人と、「犬の行方不明って多いよね~」などと
話をした矢先でした。
数日前には、江原啓之さんの「ペットはスピリチュアルパートナー」
という本を読み返したばかりでした。
その中で、「精一杯探す努力をしても
見つからなかったときは、
『どこかで元気に暮らしていてね』と
念を送ってあげるだけでも違います。
たとえ、そこが天国であったとしても、
動物たちはその声を聴いています。
あなたの努力と愛情は決して忘れず、
たましいの記憶に刻んでいるでしょう」
この一文がとても印象に残っていました。
「どこかで元気に暮らしていてね」
この言葉に助けられました。
私の心を穏やかにしてくれる言葉の1つでした。
ミルは、私に「別れの辛さ」を経験させてくれました。
いずれ病んで、看取ることになることは覚悟していました。
心の準備もできているつもりでした。
先代のラブのときも、感謝の心で、お見送りができました。
もちろん、1か月の介護生活で、
心の準備の時間をくれたラブのおかげでしたが。
しかし、突然消えるという、まったく予想していない現実に、
「ペットロス」状態の私がいました。
普通の別れでは経験できなかった、「別れの辛さ」を教えてくれるために、
こんな選択をしてくれました。
ペットロスに苦しまれている方々の心に響いている言葉は、
同じような体験をした方々の共感する言葉だと感じていました。
私は、こんな体験はしていないし、しないだろうから…と、
ペットロスを体験したことのある方に、劣等感を抱くこともありました。
そんな私の心を見透かして、
ミルはこんな宝物を私に残してくれました。
「魂は永遠だから、肉体とお別れしても魂は
ずっと一緒」と頭では分かっていました。
いや、わかったつもりでした。
現実は、「ミルの肉体と会いたい!」
早く見つけたい!と肉体にこだわっている私がいました。
現実と向き合いたくなくて、仕事が忙しいことを言い訳に、
内側でミルと会うことを避けている私がいました。
忙しいから、心が乱れているから・・・と。
心にぽっかりと空いた穴が、なかなかふさがらず、
周期的にその穴を思い出しては苦しんでいる私がいました。
私が学びを受け取りたくないと思ったとき、
ミルは悲しかったと思います。
自らの体をもって伝えようとしてくれたのに。
ミルが私に残してくれた宝物。
別れの辛さ、苦しさを教えてくれた。
そして、乗り越えることの大変さを教えてくれた。
頭でわかっていても、心はなかなか切り替わらないことを。
肉体に執着している私に気づかせてくれた。
見えるもの以外にも大切なことがあると。
今なら言える、「ミル、ありがとう!」
ミルが私に残してくれたこと。
私の為に、家に残ってくれたこと。
私のことをずーっと見守ってくれたこと。
感謝してもしきれない、「愛」をたくさんもらいました。
そういえば、アニマルヒーリングスクールに
通うきっかけをくれたのもミルなんです。
いつものハウスに急に入らなくなり、
無理やり入れると夜鳴きを始め・・・。
この子の心の叫びを分かりたいって思ったからでした。
まったく忘れていました。
ハウスの場所が変わり、いつの間にか治まっていました。
きっと、ミルが糸を引いてくれたんですね!
いろんな意味で、ミルは偉大でした』
(…SKさんの手記ここまで)
私自身が、ミル君のハイヤーセルフから受け取った、
SKさんへのメッセージを、ご紹介します。
「ペットロスを真に癒せる者は、深い喪失体験をした者である。
君に私からの最後のプレゼントをあげよう。
どうか、しっかり私の託したバトンを受け取って欲しい。
消えることのない命のバトンを。
尽きることのない愛と感謝の光を。
君なら、命のバトンをしっかり受け止めて、
ペットロスに苦しむ人々を癒せるようになるだろう。
さあ、目を見開いて別れの悲しみと苦しさを受け取って欲しい。
正面から受け取った者だけが、それを愛と感謝に変容できる。
そのとき、別れが別れでなかったことがわかるだろう。
そのアートを君自身が伝えていくのだ」
喪失体験。
最愛の人やペットを亡くしたときに陥る深い悲しみを
経験されたことのある人も少なくないでしょう。
抑うつ状態に陥る人も珍しくありません。
最大の薬は、「時薬(ときぐすり)」と言われています。
しかし、もっと根本的な対策があると、私は考えています。
ペットロスを癒すのではありません。
もし、ペットロスが、ダイヤモンドのように光り輝く体験に
変わるとしたら、どうでしょうか?
発想がまるで異なります。
薬というのは、病を治すものです。
しかし、私たちが用いようとする薬は、治すのではありません。
ペットロスを愛と感謝、ときには歓喜にすら変容するのです。
それは、根本的、質的な変容です。
にわかには信じられないかもしれませんが、
そんなことも可能なのです。
私自身、喪失体験をそうやって変容してきました。
ペットロスが、素晴らしい財産に変わる!
私たちは、そのようなペットロスセラピーを目指しています。
先月のスクールに、SKさんは、元気な姿を見せてくれました。
ミル君をテーマにしたアニマルコミュニケーションの実践が行われ、
参加された方は、多くの感動と学びをいただいたところです。
喪失体験が、ダイヤモンドに変容する奇跡。
SKさんや受講生さんたちの変化が、
それを証明してくれることでしょう。
(ミル君は、偉大な教師でした)
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以前のブログにもこのお話は話題にしたのだが、
飼い主の彼女は、この身をよじるような苦しい体験を
愛と感謝の体験に変えることが出来たのだ。
いづれ彼女は行列ができるペットロス専門の
アニマルコミュニケーターになる日が来ると、
私はひそかに超期待をしている!
この彼女、AKBのセンターでも取れそうな可愛い女性なのだ。
絶対に行列ができるぞ!彼女のデビューが楽しみだなぁ~