妊娠後期検査が終わってから、主治医の先生より電話があり、胎児が小さめであること&成長のスピードがゆっくりになっていることから予定日を待たずに少しでも早く出産した方が良いと言われました。
あまり胎児の大きさを深刻に考えていなかったため、少しパニックになってしまいました。
余談ですが、この電話が非通知でかかってきたため、迷惑電話だろうとずっと無視してしまっていました…
(後にクリニックの看護師さんから先生からの電話に出てくださいと電話が来て、気づくことができました。)
とりあえずクリニックに行くこととなり、念のための超音波検査と胎児の心音検査を行いました。
心音には問題がないものの、成長スピードがゆるやかになっているためにやはり早めの出産を強く勧められました。
また、この小ささでは普通分娩に赤ちゃんが耐えられない可能性が高く、帝王切開となることも伝えられました。
先生は、出産は明日にする?それとも明後日?という勢いでした。
この日は36週に入ったばかりで、私としてはもしできれば正産期(37週~)までお腹の中にいてもらって、少しでも赤ちゃんに成長して欲しいという気持ちがありました。それを伝えたところ、ギリギリ大丈夫だろうという判断で37週0日に産むこととなりました。
ただ、それまでに一日おきにクリニックに通い、心音の確認をすることと赤ちゃんの肺の機能を高めるためのステロイド注射をすることが条件でした。
もちろん赤ちゃんの健康が第一なので、主治医の先生の指示に従いました。
そこからはバタバタと手術の日程が決まり、慌ただしく産休申請や入院準備が始まりました。
予定していた産休開始日よりも一週間早まったため、最後の引継ぎ等を前倒しで行いました。
有難いことに同僚からは何の心配もいらないから、頑張ってと励ましの言葉を頂きました。
シンガポールでは出産直前まで働く女性が多いですが、私も例にもれず出産予定日の4日前まで仕事をしていました。
いよいよ出産が間近に近づいてきました。
お腹の中の子供にもうすぐ会えるねと話しかけていたものの、私の中では色々なことが突然でまだ実感がありませんでした。