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Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2010

今日は空の日です。

各空港では様々なイベントが行われたようですね(成田で子供に混じってB-777-200ERと綱引きしたかった…)




さて、鳥人間コンテストのオンエアが迫ってきました!

なので勝手に番宣します。


Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2010
33rd JAPAN INTERNATIONAL BIRDMAN RALLY


9月24日(金)19:00~20:54
日本テレビ系列(NNN)各局で放送(テレビ大分はディレイ放送)


夏の風物詩が帰ってきます。飛行機もプラットホームへ帰ってきます。(部門によっては)
ぜひご覧ください!




さて、金曜日に研究室の休みを取り、さらに連休も利用して実家に帰ってきました。
お彼岸なので、尊敬するパイロットである祖父の墓参りをして、加えて両親の銀婚式と祖母の米寿をお祝いをするためです。

祖母には日本酒、両親には結婚した年のワイン、どちらもラベルを自分でデザインして、手紙を添えて贈りました。

実際のところ、両親の25回目の結婚記念日は7月のため、大幅に遅れてしまいましたが…



本当は、人力飛行機(他諸々…)にうつつを抜かして散々両親に迷惑をかけたお詫びも兼ね、琵琶湖に招待して自分が最後に関った(ほんの少しですが…)人力飛行機が檜舞台で飛ぶのを観てもらおうとしていました。

これに加えて、学園祭の展示は両親が来る日に雨が降り、今まで実物を間近に見てもらったことが無いという事情もあります。


なので、あの彦根ビューホテルを予約して、新幹線のチケットをとって、ちょうど7月だから時期的にも結婚記念日のプレゼントにはピッタリだと思って計画を立てていました。
(かなり高額な出費ではありますが… それでも集大成として見てもらいたかった)

しかし、残念ながら琵琶湖へ行けなくなったので、このサプライズは断念しました。



とはいえ、最終的には自分の得意なことを活かしてプレゼントができたのだから、全く悔いは無いです。

それに、今考えれば私は最低な代表であり、最低な部員で…

本当に頑張って、戦っている現部員を見たら、私があの飛行機に関っていたなんて言える資格は微塵もありません。




さて、そんなACMの飛行機も9月を迎え、いよいよ飛行場へ行く時期が近づいて来たのではないでしょうか?

帰省していたため、一昨日のGTFに立ち会えなかったのは残念ですが…

2回連続でOB会会員向けに映像を配信できず、申し訳なく思っています。
(前回は選挙帰省と被って断念)


恐らく、天候も良かった上、予備日に行う旨の連絡が無かったので、予定通り実施はできたと思うのですが…



今後GTFを挟むとしてもあと1、2回で飛行場と考えています。

OB会としても、飛行場フライトを機に、加入していないOBの方(特にOB会創設前に引退してしまった先輩方)へ飛行場フライト応援のお誘いメールを送り、同時にOB会をPRして会員数増加を図ろうと考えています。

もうメール文章の骨子や飛行場への地図などはできているので、あとはスケジュールの発表を待つばかりです。

久々にランウェイ上へACMの機体が乗り入れるのを見られるので、私も今からワクワクします!



心が折れた

今年の鳥人間コンテストの放映日が迫っている。


そんな中、こんなページを見てしまった。


例の低俗な情報源(掲示板)を引用しているらしいので、100%信用するつもりはないが、肯定的な意見が全然無いのには衝撃を受けた。


もし、多くの「一般視聴者」がこのような見解を持っているならば非常に不安だ。


特に言われているのは「マンネリ化」という問題で、これは当事者である参加者サイドでも度々話題になっている。


しかしながら、なぜ「マンネリ化」がここまで問題になるのだろうか?

だったら「甲子園」や「箱根駅伝」だって同じではないだろうか?

野球や駅伝のルールは毎年のように変わるわけではない。開催場所もずっと同じ。せいぜい出場するチームが変わるだけではないか。

それなのに、なぜ鳥人間はマンネリ化が問題になってしまうのか?

人力飛行機にはスポーツ競技ほどの「興奮材料」や、「万人が共有できる魅力」が無いということだろうか?



だとすれば、そういう視点で打開策を探っていかなければならないのだろうか?





さらに考えれば、それ以前の問題として「テレビ番組」という器にはどうやっても入らないものに変化してしまったのか?

確かに、参加者サイドの間では活発な意見が飛び交ったりしているのだから、少なくとも関わっている人間からすれば盛り上がりは以前と変わりはない。

だとすれば、本当に興味のある人間のコミュニティの中で完結するような形態に変化すればいいのだろうか?

しかし、それが制作活動の「十分なアウトプット先」や「動機付け」に繋がるだろうか?




今の私にはスッキリした解決策が浮かばない。






私が望むのは、何かブレイクスルーが見つかって、昔のように「参加者」「主催者」「視聴者」の三者がWIN-WINの関係になることだ。



しかし、今回挙げたページを見て正直なところ衝撃を受けたし、心底落ち込んでしてしまった。



昨年まで自分は「参加者」だったわけだから、「視聴者」の視点になんて立ったことがない。

だから、視聴者の意見など微塵も考えたことがない。

だが、こういう意見があることを目の当たりにすることで、不意に背中を思い切り殴られたような感覚に陥ってしまった。



自分が熱中していたものは、こんなに批判を浴びてしまうものだったのか。

自分が目指していた場所は、こんなに疎まれてしまうものだったのか。


掲示板に書いてあるように、学生が人力飛行機を飛ばすことが自己満足の“マスターベーション”的なものだとすれば、講演会やwebページで「人力飛行機は素晴らしい!」「鳥人間は素晴らしい!」と訴え続けてきた私は何なのか?

今になって赤恥をかいているようなものだ。



大袈裟かもしれないが、そこまで思ってしまう。

勿論、そんなことは思いたくもないのだが。




諸行無常。

この世にその地位や評価を変えることなく留まるものなど無い。

しかし、純粋に努力している人が沢山いるのに、この様な批判を受けてしまうことに寂しさを感じてしまうのは私だけだろうか?


鳥人間コンテストに明るい兆し?

6月30日発売、鳥人間チームを題材にしたコミック作品「ふわり!」の単行本第1巻。

早速、私も購入しました。


さて、気になったのは帯に書いてある鳥人間コンテスト選手権大会の告知です。

$ogattiのフライトログ

「Iwataniスペシャル 第33回鳥人間コンテスト選手権大会」

となっています。

情報によると、ガスコンロ関係の製品で有名な岩谷産業さんが、創立80周年を記念して様々な事業を行っており、鳥人間コンテストのメインスポンサーもその一環だそうです。


以前、スポンサーが決まるのは収録(つまりコンテスト本番)が終わってからオンエアまでの間という話を聞いたこともあるので、これは異例のことなのでしょう。

そもそも、鳥コンにいわゆる「冠スポンサー」が付いたこと自体初めてではないでしょうか?

きっと、学生をはじめとしたモノづくりに関わる人たちの夢の舞台である鳥人間コンテストへの共感や理解があってのことだと思います。これも一つの「社会貢献」と言えるのではないでしょうか。
岩谷産業さんは素晴らしい会社だと思います。


ただし、あくまでも80周年記念ということなので、来年以降はどうなるか不明です。


とはいえ、鳥人間コンテストが冠スポンサー番組に成り得るということは、明るい兆しと捉える事が出来るのではないでしょうか?

一応、冠スポンサー番組に関して説明すると、その番組に対して広告費を一社提供もしくは大部分提供することで番組名に社名や商品名を付ける形態のことです。

レギュラー番組ならば
「キユーピー3分クッキング」
「日立 ふしぎ発見」

スペシャル番組なら
「オロナミンC キングオブコント」
「オートバックス M-1グランプリ」

が有名でしょう。


そこで、今後は鳥人間コンテストに参加する熱い人々や人力飛行機の素晴らしさに強い共感を持って戴いた企業が冠スポンサーに…

と考えるのは甘いですかね…



個人的には「●ed Bull」が冠スポンサーだったら面白い、というか、少しはあり得る話では?と思っています。

F-1やエアレース(曲芸飛行機の競技)などのモータースポーツに積極的で、何より、世界中で「Flugtag」(フルークターク:ドイツ語で「飛行の日」という意味)と呼ばれる鳥人間コンテストを開催しています。

ちなみに次回は7月10日のマイアミ大会だそうです。
Flugtag USA 公式ホームページ

公式サイトの気合いの入り方にはビックリ! トップページの動画には笑ってしまいました。
さらには、Andoroid向けのゲームアプリもあるようですね…
この盛り上がり様は羨ましい限りです。

しかし、この「ギャグセンス溢れる」鳥人間コンテストもとい“仮装コンテスト”のコンセプトを、日本へそのまま持ち込んだら…
間違いなく大ブーイングだと思うので、その辺は日本の「ガチ人力飛行機」の風潮に合わせてくれれば…

いっそのこと広い水面があるのでエアレースも同時開催!

だったら面白いのにな…


と妄想に耽ってみました。



とにかく、私は明るい兆しと捉えています。