現在長女が大学2年生、次女は高校最終年。今年もFAFSA (Free Application for Federal Student Aid)、政府の奨学金・学費の援助などを決める機関に登録する/した。政府の他、多くの大学がこのデータをもとに大学からの援助金を誰にいくら配分するか計算するので大事だということになっている。
FAFSAには大きく分けて3つのカテゴリーがある。
Pell Grant - Grant とは基本的に返す必要のない援助金。主に低所得層用。
Federal Direct Loan (Subsidized/Unsubsidized) - 政府から借りるローン。Subsidized だと大学在籍中は利子が付かない。Unsubsidized だと借りた時点から利子が付く。両者とも利子は毎年政府が決定する。
Federal Work-Study Program - 学校内で生徒が働き、その賃金の半分ほどを政府が負担するプログラム。Pell Grant では足りない分をこれで稼ぐ生徒も多い。
所得も貯金も日々変動するので、大学に入っても毎年提出しなくてはならない。もちろんしなくてもいいけど、提出しないとどんなに低所得でも援助金は出ない。審査は結構厳しいので、お金持ちの人は時間のムダと諦めて提出しない人もいるけど、絶対やった方がよいらしい。私達もちゃんとやっている。
長女の最初の年、、、キーーってなった。ちょうどシステムが大幅に変更した年でもあり、私も慣れていないし、データをインプットするのにすごく時間がかかった。。家は使用銀行3つほど、あと投資アカウント、学費積立、定年用貯蓄口座、など。。そんなにたくさんではないけど、一つ一つアカウントにアクセスし、時には足し算・引き算。。
それで、思った。かき集めると結構お金ってあるのね、と。私はけっこう実家が貧しかったので、お金をどーんと使うのが苦手だった。旅行も安いホテルに泊まり、古い家のリフォームも先延ばしにし、将来に備えた。。つもりだった。でも、お金を貯めれば貯めるほど、援助金などから遠ざかる。。まあ、援助金を貰わなくても子供を大学に行かせることが出来る、ということで喜ぶことにしよう。援助金は必要な人に配分されるべき。
でもね、やはり色々な人がいて、毎年海外旅行を家族で2回して、休みには絶対どこかに行く。聞いたら、貯金はほとんどしていないとか。。子供の教育・アクティビティにもお金をいとわない。そういう人はお金がないから援助金がでるのかなあ。それって要領がよいってことなのかなあ。
FAFSA で面白いと思ったのは、自分の住んでいる家と定年用の貯蓄アカウントの額は申告しなくていいこと。私は思った。では、すごーく立派な高い家に住んでローン組んで、ガンガンお金を使って貯金を減らすと政府からお金がでるのかな?(で、子供が大学卒業したら家を売る?)両親ともに元気だけど早期定年して収入がなくなれば政府からお金がでるの?子供が大学卒業するまで仕事は辞められないっていう人も多いし、そういう人はあまりいないと思うけど。。
私は今の生活で不自由はないのでFAFSAを提出する時にそういう妄想だけをする。(笑) 健康に感謝し、フツーに毎日仕事してちゃんと税金払って、キッズの学費を払います。はい。でも旅行のホテルを最近ちょっとだけアップグレードするようになった。(笑)あと、今年家のリフォームしました!これはもっと前にやっておけばよかった。
ちなみに今年から Quicken というパーソナル・ファイナンスのソフトを買ったので、かなり自動的に銀行や投資の入出金管理をしてくれる。だから今年の FAFSA はかなり楽に出来ました~。